二次創作小説(新・総合)
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- 【RFM~ver.ST #01】
- 日時: 2025/04/15 19:31
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: XWWipvtL)
【RFM~ver.STory 】
『#01 STart the game!』
【RUnner(22)】
藤田ことね
葛城リーリヤ
園田海未
砂塚あきら
天海春香
古市左京
青柳冬弥
王雪(ワンシュエ)
千寿いろは
千切豹馬
白金燐子
レオリオ
潮田渚
金田一一
ジャムおじさん
ラッコ
ゲッコウガ
望月美琴
氷室一紀
オルフェーブル
レムレス
メタナイト
【AREA】
→〔VIrtual SPace 01〕
仮想空間エリアとして設計された1つ目のエリアである。今回はハンター及びゲーム進行が問題ないかのテストと共にこれが皆に楽しんでもらえるかのモニター検証を兼ねている。
エリアの特徴としては美しさがまず挙げられるであろう。楕円形に広がるエリアを今回『VISP01(バイサップゼロワン)』とまた呼ぶことにする。エリア中央にはステンドグラスが特徴的な大聖堂、そして天文時計台が存在。
エリアの左側へ向かうには大きな橋を渡るのが一番だが、もちろん危険が伴う。が、橋を渡らずに左側に向かうにはエリア中央から大幅に外を回ってくる必要があるので、どちらも危険といえよう。エリア左側には美しく色とりどりな住宅が並ぶ。形容するならかつて地球に存在したチェコのチェスキークロムロフのようだ。一部住居には侵入可能で、住居同士がつながっていたり屋上がひと繋がりになっていることもあるので、そこも当然逃走エリアにすることができる。反対にエリア右側には緑が広がる。エリア右端には古く大きな城が建っていて、ここにも侵入は可能だが、ここに人の気配はまるでない。
まぁよくわからなかったら、各々調べといてね。君たちが住んでた地球のことなんでしょ?
【TIME】
120minutes!
【HUNTER】
START:1
Youyaku! Hajimerareru!
- Re: 【RFM~ver.ST #01】 ( No.26 )
- 日時: 2025/08/29 18:40
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: CKHygVZC)
前回の振り返りを果たしてする必要があるのか? ってくらい、前回は何もなかったよ。
今、作者はスマートファルコンの育成をしているよ。
【RUnner(逃走者)】10人
砂塚あきら、古市左京、青柳冬弥、王雪、千寿いろは、潮田渚、ラッコ、ゲッコウガ、氷室一紀、オルフェーヴル
〔住宅街エリア〕
砂塚あきら、青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ、氷室一紀
〔大聖堂エリア〕
古市左京、王雪、千寿いろは
〔古城エリア〕
ラッコ、オルフェーヴル
〔20:00〕
プルルルプルルル!
ゲッコウガ
「……メールですか」
逃走者のもとへ1つのメール。
千寿いろは
「……なるほど」
砂塚あきら
「だとすると、かなりマズイですね……」
さて、メールの内容は……
【通達】
これより2つの特別ルールを適応する。
①各エリアで確保者が出る毎にハンターが1体追加される。
(大聖堂エリアで確保者→大聖堂エリアにハンターが1体放出)
②逃走者が全滅したエリアはバリケードが解放される。
王雪
「自首の場合は……?」
【FUWARI】
『何も起こらないヨ!』
王雪
「とはいえ、千寿妹と古市さんが捕まったらハンターが増えるのか……」
氷室一紀
「……人数が多そうなこのエリアがかなりまずいってことですよね」
思惑は様々だが、これよりエリアの危険度はより増していく。
〔19:42〕
オルフェーヴル
「……恐らくだが」
オルフェーヴル
「このエリアにはラッコと余のみであろう。ならば、捕まらなければ良いだけの話」
つまり関係ないとおっしゃりたいと。
オルフェーヴル
「あぁ……様子を見ていたが、ラッコもあの様子ならまだ逃げられそうだったからな」
体躯を生かして隠れるもできるとなると、このエリアには最適だ。
オルフェーヴル
「……問題は大聖堂エリアが全滅されたら困るということだな」
該当エリアにいる逃走者がいなくなると、そのエリアは解放される。が、その分ハンターも追加されて統合される。
つまり、他のエリアの逃走者にとっては全滅されない方が得なこともあるのだ。
オルフェーヴル
「まぁ、住宅街エリアと隣接していなかったのは幸いだろう……さして変わらないがな」
〔19:26〕
古市左京
「確保されたら駄目なんだろ?」
確保されれば、そのエリアにハンターが放出される。
古市左京
「少なくとも、王雪というのが自首に動きかねないからな……自首は問題ないなら良かったが……」
古市左京
「……ただ、厄介なのは住宅街エリアがさっさと全滅した場合だよな」
古市左京
「そうなると、7体増やされて大聖堂エリアと合体するってことだろ? そうなったらもう自首しかないだろ」
最悪のケースではあるが、ない訳ではない。
古市左京
「……このエリアでまだ良かったかもしれねぇな」
結果的に人数が減ったことで弊害がまだ少ない大聖堂、古城エリア。
〔19:04〕
ゲッコウガ
「……とにかく誰も捕まらないことを祈るしかないです」
こちらは5人の逃走者が逃げる住宅街エリア。
既にハンター2体がいる環境下、最大でハンターが4体増える可能性がある。
ゲッコウガ
「……ただ、大聖堂エリアが仮に全滅してくれれば自首の道が出てくるので……捕まって欲しいとは言わないですけど、こちらの状況次第では……はい」
要するに全滅してくれ、ということらしい。
ゲッコウガ
「私が何の為に今濁したんですか⁉︎」
濁さぬ茶も良いだろうと。
ゲッコウガ
「濁せって!」
尚、賞金は既に120万円を突破。
大台を越し、なんか良い感じの金額である。
〔18:47〕
ラッコ
「……ここは最大でも2体と戦うということか」
そういえば、伝えるのを忘れていたのですが、
逃走者がどのエリアに分布したのかはみんなわかるようになっています。
ラッコ
「少なくとも、オルフェーヴルさんが自首を選択するようには見えないからな」
ラッコ
「お互いの為にも捕まらないように善処しよう」
エリアにいるもう1人というか……まぁ、誰かのために頑張る誰か。
〔18:24〕
千寿いろは
「……理想としては古城エリアの皆さんが自首してくれればありがたいんですよ、でも。それは絶対にないので」
千寿いろは
「あの2人ですよ⁉︎ いや、2人っていうべきなのか、2匹でいいのか迷いますけど……ともかく、自首が選択肢にすら入ってない方たちですから」
千寿いろは
「そうなると、やっぱり自首が魅力的なんですよね……他エリアの絶滅が考えられるかって聞かれると、微妙な気もしますね。人数とかメンバー考慮すると」
つまりは?
千寿いろは
「僕が賞金を手に入れるのに最善なのは自首をすること……とはいえ、このままミッションもないようであれば、逃走成功を狙うのもいい気がして」
まだ悩んでいるようだ。
千寿いろは
「本来、ここまで残るなんて思ってなかったんですから!」
そんな逆ギレ聞いたことあるかよ!
千寿いろは
「ここまで残ったのなら、何かしらを成し遂げたいなとは思います。いや、それは最初から思ってましたけど……折角のゲームですから! 自首でも逃走成功でも何か記録をね!」
金のため? レコードのため?
さて、ゲーム終了後に彼女はなにを得るのか。
〔17:59〕
ゲッコウガ
「……ヤバッ!」
突如、駆け出したゲッコウガ。
何故……?
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ハンターに見つかったから、だ!
ゲッコウガ
「いやこっちにハンターがいたらマズイ……でも、曲がって少しでも視界から外れないと……!」ダッダッダッ
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ゲッコウガ
「……もう1体来たらまたどうにかしまs」ダッダッダッ
曲がった先にも、もう1体……!
ゲッコウガ
「いやいやどういうことですか! 本当に!」ダッダッダッ
そう言いながらも、ハンターとの距離が縮まることはない。
圧倒的スピードはまだ衰えない。
ゲッコウガ
「ただ、これであの地点にハンター2体がいると言うなら……!」ダッダッダッ
更にギアを上げ、逃げるゲッコウガ。
そんなゲッコウガをもうハンターは追いかけてはいなかった。
ハンター
『……』
しかし、ゲッコウガがハンターを振り切った地点には逃走者が。
砂塚あきら
「……マジすか」
そして
氷室一紀
「2体も……? どういうこと……?」
氷室。
ハンター
『……』
そして、2人のどちらかにハンターが近づく。
砂塚あきら
「……」
氷室一紀
「……」
ハンター
『……』
ハンター
『……!』
氷室一紀
「あっ……」
ポン!
〔17:21〕
氷室一紀確保、残り9人
氷室一紀
「嘘でしょ……?」
嘘じゃない、本当だ。
にしても、またもゲッコウガの代わりに確保されたような形になってしまった。
しかし、これで住宅街エリアで1人の確保が出てしまった!
プルルルプルルル!
砂塚あきら
「……メールですか、早く見ないと」
青柳冬弥
「氷室一紀確保、残り9人。また、住宅街エリアからの確保の為、住宅街エリアにハンター1体を投入する……か」
ゲッコウガ
「……どこから投入するんですか、そういえば」
どこだと思う?
あ そ こ !
ゲッコウガ
「あそこって……ウギィッ!」
おっ、猿か?
住宅街のとある建物のドアがきゅうに開いたかも思えば、そこからハンターが放出された。
青柳冬弥
「……ハンター3体か」
氷室の確保により、住宅街エリアのハンターは3体に。
潮田渚
「復活者がもう牢獄だよ……ってか、そんなこと言ってる余裕もないんだけどね」
現場は……大慌てのようで〜す!
〔16:58〕
ゲーム終了まで残り17分。
王雪
「……よし、行こう」
こちらは自首に向かう王雪。
王雪
「このタイミングを逃すとハンターが増えそうな気がするんだ」
他エリアでの確保者が出たことがきっかけで動くそうだ。
王雪
「エリアに千寿妹もいるらしいし、確実に自主を成功させないと姉の方に何言われるかわからないしな」
千寿いろはの姉・暦と同じ劇団『銀河座』に所属する王雪。
事情が事情で、確実に自首をしたい。
王雪
「慎重にな……」
だが、誰かがハンターに見つかった!
ハンター
『……!』ダッダッダッ
王雪
「うおっ! ハンターが走り出したぞ……いや、まじかよ? これ自首に急ぐぞ!」
王雪は走り出したハンターを見て、自首に急ぐ。
ハンターが視界に入れたのは……
千寿いろは
「いや、ハンターさん折角ですし交渉でもしましょうよ! ほらうちの美兎ちゃんとかのコスプレチェキとか! どうですか!」ダッダッダッ
ハンター
『……!』ダッダッダッダッ
そんな交渉はハンターには効かない……。
場合によっては人には効くかもしれないけど。
【MOCORI】
『ダレのことなんですかネ?』
さぁね?
ハンター
『……!』ダッダッダッダッ
しかし、そんな交渉も虚しくハンターとの距離は着実に詰められていく……。
千寿いろは
「いやちょっと待ってください! もう無理ですって!」ポン!
〔16:32〕
千寿いろは確保、残り8人
ハンター
『……』
千寿いろは
「いや……どうしたら捕まらずに済んだんですかね? 悔しいですっ!」
ハンターは視界に入れた逃走者を見失うまで追跡する。
逃れるにはまず見つからないこと、それからハンターの視界から外れること、あとは自首。
〔16:24〕
プルルルプルルル!
古市左京
「千寿いろは確保、残り8人……ハンター1体追加か……」
古市左京
「というか、どこからハンターが放出されるんだ……って、おい……今大聖堂の中から出てきただろ……?」
ハンター
『……!』ダッ
大聖堂の中に待機していたのか?
ハンターが大聖堂エリアに放出された。
これで、大聖堂エリアのハンターは3体。
王雪
「……いやいやいや、やばいぞこれ!」
自首に走り出した王雪もハンターを見て、隠れ出す。
ゲームは残り16分。
1人の確保で命運が大きく変わる。
〔15:57〕
オルフェーヴル
「……」
沈黙を続け、何を見るのか。
オルフェーヴル
「……」
木々に身を寄せ、隠れるオルフェーヴル。
鋭い眼光は周期的に辺りを見渡している。
ゲーム開始から100分以上経過しても、集中力は途絶えない。
〔15:43〕
余った時間で何しよう、ということで牢獄だよ。
葛城リーリヤ
「あっ、まいたけぐるぐるだっ!」
舞茸は美味しいね、ということで。
園田海未
「エリアが分断されてから5分経たずで3人確保ですか……早いですね」
ジャムおじさん
「これからどんどん環境は悪化してくるからね……」
レムレス
「にしても、人外がまだ結構残ってるんだね……ウマ娘さんはどう換算すればいいのかわからないけど」
ゲッコウガ、ラッコ、オルフェーヴル。
ちなみに今回の人外枠はあと確保されたメタナイトとジャムおじさんだね。
メタナイト
「いやどう見ても人じゃねぇか」
天海春香
「……そうなんですか?」
葛城リーリヤ
「あっ、でも……妖精さんなんですよね?」
千切豹馬
「妖精がなんで逃走中に出てるんだよ」
それはそうだけど、それは全員にもツッコミ入れなきゃいけなくなる案件。
金田一一
「というか、俺の頼んだハンバーガーが届かないぞ」
望月美琴
「あっ、これ金田一さんのだったんですね。食べちゃいました!」
金田一一
「えぇ……? あれ2人前はある量だぞ……胃袋どうなってるんだよ……」
藤田ことね
「……てか、ゲーム中に頼んだやつって後から請求は」
しないよ。ギャラから料金を天引きもしないよ。
藤田ことね
「持ち帰りは……?」
いいぞ。しっかり食え!
藤田ことね
「いくらでもいいのか?」
おかわりもいいぞ!
藤田ことね
「……マジかよ」
遠慮するな、今までの分全部食え!
レオリオ
「いやおいそのセリフは」
千寿いろは
『……これより毒ガス訓練を開始する!』
藤田ことね
「えっ、毒ガス⁉︎」
金田一
「またかよ……いや毒ガスは初めてか?」
↑催眠ガスは経験者
氷室一紀
「……なんで牢獄に戻ってきたらこんな空気になってるんですか」
さぁね。
白金燐子
「……(何なんですか、この空気は)」
ということで、ここからは製麺雑談だよ。
今回はどんぐりの粉を使ってラーメンを作るよ〜!
園田海未
「何の話をされてるのかまるでわかりませんが、本編を進めましょう?」
ソノダウミの にらみつける!
おべの防御が 下がった!
〔15:02〕
ゲッコウガ
「あと15分……いや長いぞ?」
15分、つまり15分である。
ゲッコウガ
「そこは800秒とかって言わないんですか。ただ、繰り返しただけじゃないですか」
点灯と消灯を繰り返してるのは電灯だしね。
ゲッコウガ
「それ多分殆どの人に伝わらないんじゃ」
そんなことより住宅街エリアにはハンターが3体。
ゲッコウガ
「いや、最初に話振ったのそっちじゃないですか。何がそんなことより、ですか」
ゲッコウガ
「まぁ、逃げ切るしかないんですよね……もし大聖堂エリアと合併するってなったらハンターが8体以上になると考えた方がいいわけで……いや、そうならないことを願いたいけど」
ゲッコウガ
「自首考えてそうな人たちだしなぁ」
ゲッコウガ
「……耐えるしかないです。逃げてる途中に別のハンターに、ってなったら、もうどうしようもない気がしますから」
この蛙ですら、ハンターの数に絶望している。
尚、キリがいいので、ここいらにするよ。
【RUnner(逃走者)】8人
砂塚あきら、古市左京、青柳冬弥、王雪、潮田渚、ラッコ、ゲッコウガ、オルフェーヴル
〔住宅街エリア〕
砂塚あきら、青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ
〔大聖堂エリア〕
古市左京、王雪
〔古城エリア〕
ラッコ、オルフェーヴル
- Re: 【RFM~ver.ST #01】 ( No.27 )
- 日時: 2025/09/03 20:36
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: 5xmy6iiG)
前回、エリアが3つに分断された中、新たな通達。エリアの誰かが確保されれば、そのエリアに新たなハンターが放出される、というもの。
徐々に追加ハンターが牙を剥き始めようとしていた頃である。さぁ、終わりは近いよ。
【RUnner(逃走者)】8人
砂塚あきら、古市左京、青柳冬弥、王雪、潮田渚、ラッコ、ゲッコウガ、オルフェーヴル
〔住宅街エリア〕
砂塚あきら、青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ
〔大聖堂エリア〕
古市左京、王雪
〔古城エリア〕
ラッコ、オルフェーヴル
〔14:42〕
砂塚あきら
「いや本格的にまずいっスネ……」
1体ハンターが増えるだけでも、狭いエリアでは挟み撃ちの可能性が大きい。
砂塚あきら
「残り15分が長く思えますッス……」
この15分はそう簡単に過ぎるものではない。
〔14:29〕
ラッコ
「……自首するなら今のうち、ではあるがな」
ラッコがいる古城エリアはまだハンターは1体。
見通しは良いが、ハンターの数も少ない。
ラッコ
「するつもりがないから、折角の利点を活かせないのは残念だな」
ラッコ
「きっと、もう1人も自首なんてするわけがないからな……一緒に頑張ろう」
古城エリアの自首電話はノータッチだ。
〔14:13〕
古市左京
「……ハンターをまた見かけたぞ」
ぼやきながら隠れ続ける古市。
古市左京
「……自首も選択肢に入れていいな、もう全然」
賞金額、状況を踏まえ、自首を本格的に悩んでいるようだ。
古市左京
「どちらにせよ今は動けないし、本当に自首するならこのモバイルの機能も検討するか……あぁ、クソっ!」
ストレス溜めるとハゲるよ。
古市左京
「先にハゲさせられたいのか? ぁ?」
ストレスは良くないから、ほどほどにね。
古市左京
「今誰のせいでこうなってるんだ……っ」
ハンターを見かけ、言葉すらも引っ込む。
古市左京
「……自首もありだな、残り10分までは一先ず逃げるぞ」
さて、もう1人。
〔13:44〕
王雪
「……」
自首のタイミングをずっと伺っていた王雪。
王雪
「よし……」
無言で駆け出して自首電話のもとへ。
王雪
「……今はいないな、急ぐぞ!」
大聖堂エリアにはハンターが3体。
彼らに見つからずに自首するのは容易ではない!
王雪
「……で、ボックスの中の電話を取って番号を打ち込む!」
え、いや記憶してたの? ってくらいのスピードで打ち込んだけど……
ハンター
『……!』
しかし、ここでハンターに見つかった!
王雪
「早く、早く繋がれ……っ!」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ハンターとの距離は着実に近づいている。
王雪
「……おい、まだなのか⁉︎」
王雪
「もうハンターが近くにいるって……⁉︎」
ハンターはアンドロイド。
ハンター
『……!』ダッダッダッ
王雪
「……ああっ、マジかよ!」
ポン!
王雪
「マジか、今繋がったのか。あー、すみません。今捕まりました……」ガチャン!
〔13:18〕
王雪確保、残り7人
王雪
「……あっ、でも30万円はそのまま持ち帰れるんだよな?」
【FUWARI】
『そうだヨ! 復活ゲームでゲットした30万円はそのまま持ち帰りだヨ!』
確保され、130万円が消えたが、手元には30万。
しかし、大聖堂エリアには新たにハンターが放出されてしまう。
ハンター
『……!』ダッダッダッ
王雪
「……大聖堂からハンターが出てきたぞ」
残された1人に対して、ハンターは4体。
古市左京
「……おい、マジかよ」
残り13分を逃げ切れるのか。
〔12:59〕
ゲッコウガ
「……大聖堂エリアの全滅も近いですか、これ大聖堂エリアが全滅した場合はエリアはどうなるんですか?」
【MOCORI】
『そりャ、分断がなくなるだけだヨ!』
ゲッコウガ
「え? 」
【MOCORI】
『つまり、ハンターの数はそのままにエリア移動し放題になるヨ!』
ゲッコウガ
「つまり……ハンター9体以上と戦わないと行けないってことですか」
ゲッコウガ
「……いやきついぞ」
大聖堂エリア全滅の危機。
そうなれば全エリア統合され、ハンターの数は9体以上になる。
ゲッコウガ
「……あの自首に燃えてた王雪さんも捕まったし」
ゲッコウガ
「……自首もありか。大聖堂エリア次第では」
自首の選択肢に揺らぐ、逃走者たち。
〔12:34〕
古市左京
「……」
いよいよ何も言えなくなった古市。
今いる大聖堂エリアにはハンターが4体。
元エリアの三分の一ほどの広さに4体。
古市左京
「……本当に動けなくなっちまったじゃないか」
古市左京
「……多分、王雪というのも自首しに行って捕まったんだろうな」
その通りである。
古市左京
「自首に動きに行く方が危険だな、こうなると」
このまま隠れ続ける作戦に変更するようだ。
〔12:17〕
潮田渚
「……大聖堂エリアが全滅した場合を考えたくないけど、こうなると考えないと詰んじゃうね」
こちらも大聖堂エリアの全滅を危惧する1人。
潮田渚
「自首ができるのはありがたいけど、ハンターが倍以上ってのが……うん、どっちもどっちだね」
潮田渚
「どうなるかわからない以上、まだ隠れるに徹するけど」
動けなくなる逃走者たち。
潮田渚
「……ただ、このエリアで見つかったら逃げ切れるのかって疑問はあるけど」
ハンターが3体いる住宅街エリア。
逃げた先にハンターがいることが十分考えられる。
〔11:59〕
オルフェーヴル
「……大聖堂エリアが全滅したら、エリアが合体してしまうのか?」
【MOCORI】
『そうだヨ! ハンターの数もそのままだからネ!』
オルフェーヴル
「そうか……」
古城エリアでは、現在確保者がいない。
オルフェーヴル
「……そうなると、困るな」
オルフェーヴル
「捕まるなよ、愚民よ」
何もしていないのに愚民呼ばわり。
オルフェーヴル
「……」
ここだけ空気が重苦しい。
〔11:41〕
ラッコ
「……他のエリアでの確保者が相次いでいるな」
同じく古城エリアのラッコ。
ラッコ
「このまま何も起きなければ良いのだが……」
こちらも他エリアの確保が気になる様子、てか全員じゃねぇか。
ラッコ
「そりゃ……ハンターが何体も増えてるんだからな」
ラッコ
「……まぁ、今はあのハンターのことだけを気にしないとだな」
ラッコ
「大丈夫だ……あのハンターだけ今は注意すればいい、そうだ大丈夫だ」
自分をひたすら鼓舞することしかできない。
〔11:29〕
青柳冬弥
「……」
過ぎる時間をただ眺める青柳。
青柳冬弥
「……ハンターを何度も見かけるから落ち着けないが、まだあれから数が増えてないのはありがたい限りだな」
ハンターが増えるのも時間の問題ではあるだろうが。
青柳冬弥
「落ち着かないな、やはり」
ハンターは精神安定剤にはならない。
青柳冬弥
「……行く末を眺めるしかないな」
いつ誰が見つかるのか、いつ自分が見つかるのか。
それは誰にもわからない。
青柳冬弥
「またハンターだ……」
そうして、青柳は息を潜める。
〔11:11〕
そのハンターは誰かの近くに向かっていた。
ハンター
『……』
そのハンターの近くにはもう1体。
ハンター
『……』
ここには逃げ場がないのか?
ゲッコウガ
「あっちにハンターが固まってますね……こっち今のうちに行きましょうか?」
その姿を見たゲッコウガは移動を試みる。
ハンター
『……!』
しかし、ハンターが別の逃走者を視界に捉えた。
砂塚あきら
「イヤ、この距離はマズイですッて!」
砂塚だ。
しかし、砂塚が逃げ出した方面にももう1体。
砂塚あきら
「……いや、これはムリてすね」
ポン!
〔10:58〕
砂塚あきら確保、残り6人
砂塚あきら
「……いやでも、ココじゃ、どの道捕まる運命だったのかなぁ」
住宅街エリアには3体のハンター。
逃げた先にもハンターがいたって、おかしくない。
しかし、砂塚の確保により住宅街エリアには新たなハンターが放出。
その数は4体となった。
プルルルプルルル!
潮田渚
「……砂塚さん確保か。またハンターが増えちゃうね」
青柳冬弥
「……隠れ切ろう」
ゲッコウガ
「急いで隠れねば……!」
彼らが捕まるのも、時間の問題だ。
〔10:46〕
古市左京
「……とりあえず残り10分まで残る、そうしよう」
一つ目標を定めた古市。
古市左京
「さっき隠れ切ると言ったな? でも、あの後も結局考えてたんだ。この賞金を目にしてな」
古市左京
「残り10分隠れ切れるのか、環境の変化に耐えられるのかを考えたんだ」
古市左京
「隠れ切るのは厳しいだろうし、なら自首してみていいんじゃないかと思い始めたんだ」
意見がブレブレだ。
古市左京
「とりあえず残り10分を切るまではここにいるぞ、話はそこからだ」
古市次第でエリアに大きな変化が訪れることになる。
全逃走者にとっても、大決断となる。
〔10:29〕
ゲッコウガ
「不謹慎なことを言いますけど、そろそろ誰かが確保されてもおかしくないタイミングですよ」
それで本当に不謹慎なことを言うかね。
ゲッコウガ
「例えば、古城エリアは人数こそ少ないですけど……確保者がいないじゃないですか」
ゲッコウガ
「あの2人じゃ自首するイメージはないですけど……いや、捕まるんですかね?」
余裕があるのか?
ゲッコウガ
「そんな訳ないじゃないですか!」
ゲッコウガ
「とはいえ……確保ペースが早すぎます……このままだと全滅必須ですよ」
さて、どうなる?
〔10:15〕
ゲッコウガが触れていた古城エリア。
オルフェーヴル
「……問題ないな」
捕まる気配すらないオルフェーヴル。
ラッコ
「今は見かけないが……どうだ?」
小さな体で木々に隠れながら、ハンターを回避するラッコ。
そんな古城エリアにはハンターが1体。
ハンター
『……!』ダッ
そんな中、ハンターが誰かを見つけたようだ!
プルルルプルルル!
そして、メールだ……!
オルフェーヴル
「……なんだ?」
こちらは元から慌てるなんてことはないだろうが、走り出す様子もない。
つまりは……
ラッコ
「またか……!」
ラッコがハンターに見つかった!
ラッコ
「……このままだと古城を回る前に捕まるか。どうするか」
木々、低木を駆使して、逃げ回る。
ハンター
『……!』ダッダッダッ
オルフェーヴル
「……動くか」
メールを見て、深く考えた後。
オルフェーヴルは動き出す。
ラッコ
「……そうだ、どの道携帯の音は止めないと」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
その一瞬でハンターに距離を詰められてしまった!
ラッコ
「くっ……この距離ではもう撒けないな」ポン!
〔09:44〕
ラッコ確保、残り5人
ラッコ
「……メールの内容はそういえばなんだったんだ?」
ラッコ
「……もう少し流れてたらなぁ」
さて、残り10分になり逃走者たちに送られたメールは以下の通りだ。
『通達
これより君たちのモバイルにバリケード通行券を1枚送る。これを使って好きなエリアに移動してもらって構わない。ただし、残り5分になると全エリアのバリケードが排除される。気をつけたまえ。
また、大聖堂エリアの天文時計台の中に30万円を使って引き換えできる特別なアイテムを用意した。これをゲットするかしないかは君たち次第だ』
オルフェーヴル
「この特別なアイテムとやら……逃走成功を確実にする為だ。金なんてどうでも良い。手に入れようか。時間を持て余しているからな」
オルフェーヴルは動き出す。
ちなみにこれからキリのいいタイミングを見失いそうだから、今回はここまでとするよ。
【RUnner(逃走者)】5人
古市左京、青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ、オルフェーヴル
〔住宅街エリア〕
青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ
〔大聖堂エリア〕
古市左京
〔古城エリア〕
オルフェーヴル
- Re: 【RFM~ver.ST #01】 ( No.28 )
- 日時: 2025/09/08 23:18
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: O6cwSsTX)
前回のラストに通達が届けられたよ。詳しい内容はほんのちょっと上をスクロールすれば見れるから、このスレ観に来るくらいならその程度の労力は払おう!
【RUnner(逃走者)】5人
古市左京、青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ、オルフェーヴル
〔住宅街エリア〕
青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ
〔大聖堂エリア〕
古市左京
〔古城エリア〕
オルフェーヴル
〔09:24〕
ゲッコウガ
「……大聖堂エリアに行きましょう、とっとと」
ゲッコウガは迷うことなく大聖堂エリアへの移動を試みる。
潮田渚
「……アイテムが手に入る? 数に限りはないんだ?」
潮田渚
「向かう価値はありそうだね……大聖堂エリアのハンターが凄い多いけど」
潮田はまだ悩んでいる。
同じく住宅街エリアの青柳。
青柳冬弥
「……残り5分になるとエリアが再び統合される、ということだよな?」
青柳冬弥
「そうなると、ハンターは10体か……」
青柳冬弥
「アイテムを獲得したい気持ちはあるが……慎重に移動しなければだな」
青柳も取りに行きたいが、ハンターがネックだ。
〔09:02〕
古市左京
「……取りに行かない理由があるか? 30万払って少しでも逃走成功なり自首成功させる可能性を上げられるなら行くか」
こちらも少しでも逃げられるなら、と賞金を払ってでもアイテムをゲットしに向かう。
これで、エリアほぼ全員がアイテムを獲得しに行くようだ。
〔08:49〕
→【牢獄】
王雪
「……こんな地獄になってたのか」
藤田ことね
「てか、30万持ち帰れるのはずるいっすよ王雪さん」
王雪
「運がなかったんだな! なんてな」
藤田ことね
「ちょっと!?」
園田海未
「にしても、この環境は酷ですね……残り5分からはエリアにハンター10体の状態で逃げ続ける必要があると」
レムレス
「そうだね……あとは30万円でゲットできるアイテムは何なのか? ってのが気になるかな」
レオリオ
「でもそうなると、ハンターの追跡を振り切れるようなアイテムなんじゃないか?」
氷室一紀
「きっと、そうでしょうね」
砂塚あきら
「……なんか後半から一気にゲームの難易度おかしくないデスか?」
千切豹馬
「……そういえばまだ中盤なのに10体のハンターボックスをカードキー探させながら封印しろ、とかって無茶させられたな」
千寿いろは
「そもそも最初のミッションもハンターボックス5つを封印しろ、とかでしたよね?」
金田一一
「……相場ってこんなもんなのか?」
メタナイト
「……いや、噂に聞いたが、他所じゃもっとえぐいこともあるらしいぞ」
ジャムおじさん
「例えば?」
メタナイト
「いや知らないぞ?」
金田一一
「……俺の夢を壊さないでくれ」
レオリオ
「そんな君にはほら、アメだよ! 甘ぁ〜い夢を見よう!」
望月美琴
「あまい……ゆめ……?」
白金燐子
「えっ……大丈夫? この人……」
葛城リーリヤ
「血糖値スパイクでどうにかなっちゃいますよ! こんなところで至らないでください⁉︎」
ちなみにドカ食いダイスキ!もちづきさん②も少し前から発売中! 全然飯テロにならない食事をしているから、いつだって見れる良心的や漫画だぞ!
氷室一紀
「そこおすすめポイントにするの……? あんな食事をして、何で生きてられるんですか」
望月美琴
「それ本人目の前で言わなくて良くないですか」
レムレス
「そうだよ。甘いお菓子は食べれば食べるほど幸せになるんだからいいんだよ?」
金田一一
「これ話が通じてないぞ」
メタナイト
「あぁ、そうだな」
レオリオ
「ん? 流石に話の通じるやつか?」
メタナイト
「捕まったなら仕方ない! スイーツを頼みまくってやる」
千寿いろは
「……食生活見直した方がいいですよ、メタナイト様に健康診断とかあるのかわかりませんけど」
千切豹馬
「……なんであんな食事をして、あの素早さなんだ? 嘘だろ」
ジャムおじさん
「千切くんが可哀想だよ、全てをサッカーに注いでいる彼が」
金田一一
「多分ここ見ても誰かが悲しい気分になるだけだから、ゲーム本編を映してくれ」
キンダニにそう言われたら、そうするしかないね。
金田一一
「誰がキンダニだおい!」
カネダイチイチ君?
金田一一
「微妙に本家と書き方が違うの、誰に伝わるんだよ!」
※本家だと金田イチイチ君、と表記されているらしい。
ちなみにそんな金田一少年の事件簿も問題に出てくるPL2版『アメリカ横断ウルトラクイズ』を皆様ぜひ!プレイしてみて下され!
千寿いろは
「いくらなんでも強引すぎませんか、その宣伝は」
さて、本編だよ。
氷室一紀
「これまでのが本当になんだったんだか」
それは言わないお約束だよ。
〔07:59〕
オルフェーヴル
「……これでここ(大聖堂エリア)に入れるのだな?」
門番
『……あぁ、問題ない。どうぞ』
これでオルフェーヴルが大聖堂エリアに。
ちなみに確保されたわけでもなく、ミッションにより残り5分にエリア解放されるとなっているので、古城エリアと大聖堂エリアがこれで合併したわけではないよ。
オルフェーヴル
「時間がない。アイテムとやら、早めに受け取ろうか」
アイテム獲得に急ぐ。
さて、同じ頃。
古市左京
「……アイテムよりもう自首だな」
こちらはエリア統合の知らせを受けて、自首へ動く。
が、そのどちらかに迫るのは……
ハンター
『……』
この黒い影。
彼は神出鬼没のアンドロイド。
いつどこから現れるのか、わからない。
オルフェーヴル
「……此方か?」
古市左京
「……急がねぇとエリアが統合されちまうな」
ハンター
『……!』
そして、どちらかがハンターに見つかった!
オルフェーヴル
「……ん?」
古市左京
「……」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ハンターが見つけたのは……
古市左京
「おい、マジかよ……!」ダッ
古市だ!
古市左京
「いやどうするか……⁉︎ アイテムを得るしかないのか?」
確実に逃げる手段は自首するか、アイテムを得るか……どうにかハンターから逃げ切るか。
ハンター
『……!』ダッダッダッ
しかし、ハンターは着実に古市に迫る中、自首は不可能だ!
古市左京
「……いや、これは」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
古市左京
「無理だな」ポン!
〔07:28〕
古市左京確保、残り4人
古市の逃げた先にもハンターがいた。
古市左京
「もっと早く自首してれば良かったな……」
後悔しても、もう遅い。
尚、エリア内で確保されればハンターが放出されるというルールは変わりない。
これで、大聖堂エリアに4体目の追加ハンターが放出され、6体目。
各エリア合計のハンターは、12体。
エリアに混沌が訪れるのも、あと僅か。
〔07:19〕
潮田渚
「……アイテムがないと駄目だ、これだと」
潮田もアイテム獲得に動き出す。
潮田渚
「問題は大聖堂エリアにハンターが増え過ぎていることだね、今6体いるんだよね?」
大聖堂エリアに元いた逃走者は全員確保されてしまった。
潮田渚
「……今すぐじゃなくてもいい。でもアイテムがないと無理かもしれない」
確保者が増えるたびに状況は悪化する。
30万円で獲得できるアイテムはどれほどのものなのか?
〔06:53〕
ゲッコウガ
「……これで行けるのか?」
ゲッコウガが大聖堂エリアへのバリケードに到着。
門番
『あぁ、問題ない。気をつけて通るように』
ゲッコウガ
「あ、ありがとうございます!」ダッ
こちらもアイテム獲得に急ぐ。
〔06:27〕
オルフェーヴル
「……此処か」
オルフェーヴルはアイテムが交換できる天文時計台に到着。
ここでは、30万円で逃走成功に有利なアイテムと交換できる!
不気味な烏仮面を纏った何か
『……』(モバイルを差し出せ、とジェスチャーをしている)
オルフェーヴル
「……そうか」
モバイルから賞金30万円が引かれると、その烏仮面が持ってきたのは……
オルフェーヴル
「……これは?」
【FUWARI】
『Wow! これは冷凍銃だヨ!』
オルフェーヴル
「冷凍銃……?」
【MOCORI】
『これをハンターに向けてプシューってすると、ハンターを凍らせて停止させられるヨ!』
オルフェーヴル
「ハンターの数を減らすことができる、ということか?」
不気味な烏仮面を纏った何か
『……プシュー』コクコク
オルフェーヴル
「……そうか」
これで、オルフェーヴルは一度だけハンターを振り切る手段を手に入れた。
〔05:46〕
青柳冬弥
「……ここか?」
青柳もバリケードに到着し、大聖堂エリアに突入。
青柳冬弥
「急ごう……ここにはハンターが多すぎる」
賞金は既に130万円を超えている。
青柳冬弥
「……天文台はこっちか!」
青柳もアイテム獲得へ急ぐ。
〔05:28〕
潮田渚
「……とはいえ、大聖堂エリアもハンターが6体もいるから迂闊には入れないよね」
そんな住宅街エリアにもハンターは4体。
安全な場所はもう、ない。
潮田渚
「……もうすぐでエリアが統合される。タイミングを見て行こう」
こちらは統合後にアイテムを獲得する作戦のようだ。
〔05:04〕
→牢獄
園田海未
「……これでエリア統合となりましたね。ハンターの数は合計12体です」
ラッコ
「あれは……」
古市左京
「オルフェーヴルだな……なんか持ってるようだが、あれがアイテムか?」
天海春香
「アイテムはそもそも1種類なんですか?」
それは見てのお楽しみだよね。
それと、おそらくしっかりとした牢獄パートを挟むのは今回が最後だからなんか言い残したこととかある?
氷室一紀
「すごく雑に振ってきたなぁ……」
レムレス
「……ん?」モグモグ
望月美琴
「……」バクバク
メタナイト
「……」パクパク
ジャムおじさん
「……多分、無さそうだよ」
葛城リーリヤ
「……これ、何なんですか」
何もないから、このままゲーム終了まで見て行こうか?
金田一一
「あくしろ」
しばくぞ。
金田一一
「は? おいっ!」
ほな、行きましょうね〜。
牢獄パートって、何なんだろうねと思っちまう。
〔04:31〕
そういえば、残り時間が5分を切ったのでエリアが統合されたよ。
エリア内には12体のハンター。
尚、エリアは統合されたが、誰かが確保されればハンターは追加されるよ。
ゲッコウガ
「おっ、青柳殿!」
青柳冬弥
「あっ、どうも」
この2人が天文時計台に到着。
ゲッコウガ
「元から賞金なんてあってないようなものです。逃走成功という功績が欲しいですから」
青柳冬弥
「同感です……これで交換でいいんですか?」
こちらもそれぞれ冷凍銃を獲得した。
が、そこに
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ハンター襲来だ!
ゲッコウガ
「マジですか……⁉︎ とりあえずここは某が止めます故、青柳殿はそれを背負って下さい!」
青柳冬弥
「ありがとうございます!」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ゲッコウガ
「行くぞ、れいとうビーム!」
プシュー!
ゲッコウガ
「これでもう動かないですね……冷凍銃も」
青柳冬弥
「ですね……とりあえず、このままじゃ危険なので一緒に行動しましょう」
ハンターの数は11体に減ったが、状況の辛さは変わらない。
ゲッコウガ
「お言葉に甘えさせてもらいます!」
この2人は一先ず共に行動するようだ。
〔04:09〕
潮田渚
「もうバリケードがなくなっt」
元大聖堂エリアに突入する前に隠れた潮田。
潮田渚
「……いや、ハンターが来てるって」
大聖堂から住宅街へ向かうハンターを発見し、足止めだ。
潮田渚
「とはいえ、アイテムがないとかなり厳しいと思うから早いうちに取りに行きたいけど……あと4分かぁ」
残り時間も少ない中、どのような選択をするのか。
〔03:49〕
オルフェーヴル
「……止まれ」プシュー!
一方その頃、オルフェーヴルもハンター1体を冷凍させていた。
→ハンター10体へ
オルフェーヴル
「……何処に逃げてもハンターがいる状況だが、どうしたものか」
いくら走り慣れているウマ娘であろうと、この数は驚異。
【FUWARI】
『そもそも作戦追込のウマ娘だから逃げるというか、追い抜く側だよネ』
逃げだったら逃げ切れる、という話でもないが。
残り時間は3分あまり。
ここが正念場だ。
〔03:27〕
さて、エリアには現在10体のハンター。
エリアによって構造に差はあるが、どこを選んでもハンターがすぐそばにある環境下。
残り時間が僅かであろうと、逃げ切るのは容易ではない。
潮田渚
「いや、せめて冷凍銃を取りたいけど……ずっとハンターがいて動けないんだよな」
相も変わらず、ハンターに足止めされている潮田。
そういえば、暗殺教室映画がまた決まったらしいね。
潮田渚
「いや絶対この場面で触れることじゃないでしょ」
なんか女装する公式画もありましたけど。
潮田渚
「えっ⁉︎ いやいや、そんな訳ないよね? なんで出回ってるのさ!」
ハンター
『……!』ダッダッダッ
しかし、そんな潮田の声にハンターが反応してしまった!
潮田渚
「いやちょっと……ふざけないでよ!」ダッダッダッ
こちらもすぐ様逃げ出すも……
ハンター
『……!』
逃げた先にもハンター。
潮田渚
「いや無理だって……どうにか避けられるかな? いややるしかないけど……!」
どうにか強行突破を試みる。
潮田渚
「……よしっ」
ポン!
しかし、一歩足りなかった……。
〔03:01〕
潮田渚確保、残り3人
潮田渚
「これ完全にナレーションさんのせいだよね? これはさ」
逃走中は集中が問われるゲーム。感情的になって声を上げてしまえば、ハンターに見つかるのも致し方がない。
潮田渚
「……僕が悪いみたいに言わないでよ」
まぁ、運がなかったね。
潮田渚
「……今回のお詫びにリベンジさせてくれるよね?」
いつかはね。
潮田渚
「……」
制限時間は残り3分を切り、逃走者は3人。
ちなみに潮田が確保された為、潮田が確保された住宅街エリアからハンターが1体放出。ハンターは11体となった。
さぁ、このタイミングで区切るとするよ。
文字数的に最後までは無理そうだからね。
さぁ、見届けてくれ。
誰が栄光を掴み取るのか、を。
【RUnner(逃走者)】3人
青柳冬弥、ゲッコウガ、オルフェーヴル
- Re: 【RFM~ver.ST #01】 ( No.29 )
- 日時: 2025/09/11 18:07
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: EPsFuHPE)
ここまで来たらもう言うことはないから、全部見てこい。ここまで見てきた人は……このまま見届けてね。あと、ありがとうね。
【RUnner(逃走者)】3人
青柳冬弥、潮田渚、ゲッコウガ、オルフェーヴル
〔02:48〕
オルフェーヴル
「……」
ミッションにも参加し、圧倒的なスピードでエリアを駆け巡ったオルフェーヴル。
青柳冬弥
「……ハンターだ!」
ゲッコウガ
「いや、まずいですぞ! てか、ハンターがさっき追加されたって見ましたけど」
プシュー!
青柳冬弥
「これで10体か……」
ゲッコウガ
「とりあえず救われましたけど……もうどうしようもないですけど」
青柳冬弥
「同時に捕まっても仕方ないですし、別れましょうか?」
ゲッコウガ
「そうですな! では、健闘を祈ります!」
この2人は冷凍銃を失ったことで、別れることを選択。
〔02:31〕
青柳冬弥
「……もう逃げ切れるかは運次第だな」
こう見えてハンター放出ミッションなどに動いている青柳。
身体能力が特別優れているわけではないが、圧倒的な集中力でハンターにあまり見つからずに済んでいる。
ゲッコウガ
「……もういつ出くわしてもおかしくないですぞ」
こちらもほぼ全部のミッションに参加してきたゲッコウガ。
圧倒的なスピードと不運なくらいに他人(主に氷室)を巻き込んだ影響でここまで逃げ切れている。
ゲッコウガ
「誰が他人を巻き込んだ、ですか。その通りですけど、この局面でそれ言います?」
まぁ、事実はちゃんと言わないとね。
ゲッコウガ
「……ハンターですな」
まだ集中力は切れていないようだ。
〔02:11〕
オルフェーヴル
「……」
終始無言のオルフェーヴル。
この局面でも高い集中を誇るが、オルフェーヴルの近くにはハンター。
オルフェーヴル
「……離れるか」
ハンターに見つかる覚悟で動き出す。
ハンター
『……!』
が、やはりハンターに見つかった!
オルフェーヴル
「その程度なら、勝負にすらならぬ……!」ダッダッダッ
が、ここでも圧倒的な走力でハンターから距離を離す。
ハンター
『……!』
しかし、逃げた先にもハンター。
エリアにはハンターが10体。
オルフェーヴル
「……避けられるのか?」ダッ
ハンターに挟まれてしまったオルフェーヴル、無理やり通り抜ける作戦のようだ。
ハンター
『……!』
ポン!
〔01:42〕
オルフェーヴル確保、残り2人
オルフェーヴル
「捕まったのか……? 余が?」
ハンターは逃走者を確保するまで執拗に追い続ける。
それがどんな相手であろうと変わらない。
〔牢獄〕
園田海未
「オルフェーヴルさん確保! 残るは青柳さんとゲッコウガさんのみです!」
ワァー!
〔01:19〕
残るは1分あまり。
エリアに残されたのは青柳冬弥。
青柳冬弥
「……もう隠れている以外の選択肢があるのか? いや動いてた方が見つからないなんてことが?」
そして、ゲッコウガ。
ゲッコウガ
「……もし逃げ切ったら氷室さんに賞金渡さないと罪悪感が」
彼らを追い詰めるのは11体のハンター。
もう身を守る手段はない。
頼れるのは己のみ。
〔牢獄〕
レムレス
「このまま2人とも逃げ切って欲しいけどね……」
砂塚あきら
「でもエリアにハンター11体もいるんですよ? チョット厳しいカモ……?」
〔00:59〕
青柳冬弥
「……いや、ここは危険か? 他の場所に隠れよう」
青柳は別の隠れ場所を探す……って、探し終えられるの?
ゲッコウガ
「……ここでハンターをどうにか凌ぎましょうか。角もありますし、体力もまだどうにかなります」
こちらは先にハンターを見つけ、逃げ切る作戦のようだ。
ハンター
『……』
しかし、何処かに逃げてもハンターに出会すリスクが高い現状。
ハンター
『……』
簡単には逃げ切れないだろう。
〔00:47〕
青柳冬弥
「……っ、ハンターだな」
ハンターを見つけ、隠れる青柳。
青柳冬弥
「ここで隠れ切ろう」
無闇な移動は諦めて、この場でやり過ごすようだ。
〔00:35〕
ゲッコウガ
「……ムッ、ハンターでござるな!」ダッダッダッ
後方にハンターを発見し、逃げるゲッコウガ。
ハンター
『……!』
しかし、逃げた先に別のハンター。
ゲッコウガ
「……前から来ても、こっちには逃げ道があるんですよ!」ダッダッダッ
そのまま脇道へ逃げるゲッコウガ。
ハンター
『……!』ダッダッダッ
ただ、そのわき道の先にハンターがいることは考えた?
ゲッコウガ
「いや真正面はキツすぎますって!」
上げ切ったスピードはそう簡単には抑えられない。
そのままハンターに突っ込む形となってしまった!
ポン!
〔00:20〕
ゲッコウガ確保、残り1人
ゲッコウガ
「……な、なんなんですか今日は」
残り20秒で何度もハンターから逃げてきたゲッコウガもついに撃沈。
プルルルプルルル!
〔牢獄〕
園田海未
「確保メールです……」
園田海未
「ゲッコウガさん確保、残るは青柳冬弥さん、ただ1人!」
王雪
「……この時間なら逃走成功してくれるよ!」
藤田ことね
「ここまで来たからもう逃げ切って下さいよ!」
〔00:07〕
青柳冬弥
「……そうか、ゲッコウガさん」
ハンター
『……!』
しかし、メールの音で気づかれた!
青柳冬弥
「ハンターか! 全力で逃げるぞ」ダッ
最後の力を振り絞って逃げる青柳。
〔5〕
〔4〕
ハンター
『……!』ダッダッダッ
〔3〕
青柳冬弥
「このままっ……どうか頼む……!」ダッダッダッ
〔2〕
〔1〕
ハンター
『……!』ダッダッダッ
〔0〕
ハンター
『……』
逃走時間が0を迎えた為、ハンターはその場に停止した。
青柳冬弥
「……俺が、逃げ切ったのか?」
【青柳冬弥、逃走成功!】
【賞金1,340,000円獲得】
(モバイル機能を使用した為、10万円分引かれている)
青柳冬弥
「運動にはあまり自信がなかったからどうせ逃げ切れないと思っていたが……やったぞ!」
逃走中には運も必要。
ただ足が速ければ逃げ切れる。
そんなゲームではないのだ。
プルルルプルルル!
〔牢獄〕
園田海未
「……メールが来ました」
園田海未
「青柳冬弥、逃走成功!」
ワァー!!
王雪
「……羨ましいな」
藤田ことね
「いや王雪さんは30万持ち帰れるからいいじゃないですか〜」
ジャムおじさん
「それに望月さんもそうだよね?」
望月美琴
「なんかこんな金額で自首した私が恥ずかしいんですけど」
金田一一
「こんな金額、って額でもないけどな。実際」
→中略
青柳冬弥
「みんなありがとう」
葛城リーリヤ
「逃走成功おめでとうございます!」
古市左京
「……で、締めてもらうんだよな? 逃走成功者に」
青柳冬弥
「え、そうなんですか? あ、じゃあ……」
青柳冬弥
「賞金取りました!」
逃走成功→賞金1,340,000円獲得
望月美琴
「私も取ったよ〜!」
自首成立→536,400円獲得(食事代を省いて)
※王雪、ゲッコウガも復活ミッション協力者ということで30万円ずつ獲得!
ワイワイガヤガヤ
ゲームは終わった。だがしかし……
『SOltidy』
さて、無事にゲームを終えたNGだが。
NG
「……どうだった? ROくん」
あっ、と思わず声が漏れる。感想を求められるだろう、なんてことは分かっていた筈なのに。
RO
「いや、そういうNGはどうだったんだ? こういうゲームを開催するのは初めてなんだろう?」
そう質問を返すと、NGはフッと笑っていた。
NG
「何も思い浮かんでないから、その質問してきたんだろ? わかってるよ。でも、楽しかった。ゲームを作り上げていくのは」
NG
「もっとゲームを開催したい。今回はお試しでライブ配信を行ったけど、想像以上の収益も得られたんだ。また上に何か言われるかもしれないけど、この売り上げならば何も言ってこないと思うしね。こうなったら、次のゲームに向けて、試験を沢山やらないと……ROも協力してくれるよね?」
RO
「あぁ、勿論だ。協力させてくれ」
この手を断る理由なんてなかった。
NGもこんな笑顔ならば、この計画に協力しようではないか。
RFM計画は始まったばかり。これから何が起こるのだろうか?
NGの、ゲームの行く末を私はこれからも見守ろうと思う。
【#01 fin.】
- Re: 【RFM~ver.ST #01】 ( No.30 )
- 日時: 2025/09/12 19:23
- 名前: OB ◆nSIj9dk1NQ (ID: O6cwSsTX)
【振り返り?】
さて、ゲームマスターのNGくんからゲームを文字起こししてくれと注文をいただき、今回ひたすらやってましたけど。とりあえずは初ゲーム、どうにか終わって良かったですね。書き起こしする僕の身が果たして、って感じですけど。ストレスの影響で食事が終わってます。即席麺を1日1食は最低食らうみたいな日が続いてた時期があります。何が美味いのかわからないです。まぁ、それはともかくとして。
それで何故から僕に対してゲームどうだった? とNGくんに聞かれましたので、こちらで回答しようかなと思います! そういえばだけど、ナレーションに関してはNGくんもやってたし、僕もやってました。はい、それだけです。
全体的な話をすると、結構ゲーム難易度は高かったように思えます。古城エリアは広いけど、あそこ隠れるのに向いてなさすぎるから。だから、実質的なエリアはもっと狭いんですよね。だから、ゲッコウガの巻き込み事故然りメタナイトの巻き込み事故が起きたのもありますでしょうから。それでいて、最初からハンター5体放出の危機、次が10体、最後は確保されたら1体追加と。本来、3からスタートだからね。まぁ、他所はもっと難易度エグいゲームもあるらしいから、とやかくも言えないけど。逃走者が本当に頑張った結果、ゲームが成立したんだろうなと。
で、賞金ボーナスミッションも結果として2回。何故2回もやったんだ。また情報をそちらに送っておきますね……多分、RO氏の情報だけじゃ限界もあるだろうから、現世に生きる者として伝えられることは伝えておきましょうか。また後でね。
で、ミッション5でいいのかな。結構昔の逃走中らしい内容だったな、って思って。エリア分断はハウステンボス回でやってたし、誰かが確保されたら追加ハンターってのもどこかでやってたよね。何の回か思い出せないけど、昔のであった気がするよ。この局面で冷凍銃ってのも王国の走り人編を思い出させるし。これを知っててやったのかわからないけど、なんかうぉっ! ってなったね。
恐らく次回からも僕はナレーション兼文字起こしを担当することになるのかな? 詳しいことはこれが公開されてから聞かされるような気もしなくはないけど……まぁ、どのみち返事は肯定しかないから、またNGくんもよろしくね。