【〜秋の夜長に〜SS小説大会にご参加いかがですか?】■結果発表!(2015.12.06 副管理人1更新)>>58 【SS】忘れない愛 ルカさんが31票で1位となりました!ルカさん、おめでとうございます〜!今回は試験的な開催で申し訳ないです。次回までに表示項目などの各種修正改善を進めていきます。今回ご参加くださった皆様、誠にありがとうございます!投票してくださった皆様にも深く御礼申し上げます!次回SS春大会にもふるってご参加ください。****************************【日程に一部変更あり】■【変更前】 第11回(2015年11月1日(日)0:00〜11月30日(月)23:59)■【変更後】 第11回(2015年11月1日(日)0:00〜12月5日(土)23:59)※実際には12月5日24:59ごろまで表示されることがあります※小説カキコ全体としては初回のため仮的な開催です※ルールは随時修正追加予定です※風死様によるスレッド「SS大会」を継続した企画となりますので、回数は第11回からとしましたhttp://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?mode=view&no=10058&word=%e9%a2%a8**************************【第11回 SS小説大会 参加ルール】■目的基本的には平日限定の企画です(投稿は休日に行ってもOKです)夏・冬の小説本大会の合間の息抜きイベントとしてご利用ください■投稿場所毎大会ごとに新スレッドを管理者が作成し、ご参加者方皆で共有使用していきます(※未定)新スレッドは管理者がご用意しますので、ご利用者様方で作成する必要はありません■投票方法スレッド内の各レス(子記事)に投票用ボタンがありますのでそちらをクリックして押していただければOKです⇒投票回数に特に制限は設けませんが、明らかに不当な投票行為があった場合にはカウント無効とし除外します■投稿文字数100文字以上〜1万字まで((スペース含む)1記事約4000文字上限×3記事以内)⇒この規定外になりそうな場合はご相談ください(この掲示板内「SS大会専用・連絡相談用スレッド」にて)■投稿ジャンルSS小説、詩、散文、いずれでもOKです。ノンジャンル。お題は当面ありません⇒禁止ジャンルR18系、(一般サイトとして通常許容できないレベルの)具体的な暴力グロ描写、実在人物・法人等を題材にしたもの、二次小説■投稿ニックネーム、作品数1大会中に10を超える、ほぼ差異のない投稿は禁止です。これらは無効投稿とみなし作者様に予告なく管理者削除することがありますニックネームの複数使用は荒らし目的等悪意のない限り自由です■発表等 ※変更あり【変更前】2015年12月1日(火)12:00(予定) ↓【変更後】2015年12月6日(日)12:00(決定)■賞品等当面ありません…申し訳ないです■その他ご不明な点はこの掲示板内「SS大会専用・連絡相談用スレッド」までお問い合わせください**************************★第11回 小説カキコSS大会投稿作品 一覧(敬称略)>>1 【詩】雨、というその日に。 miNoRi>>2 【SS小説】飛べない小鳥 冬野悠乃 ◆P8WiDJ.XsE>>3 【SS小説】お別れ 奏音>>4 【詩】君にまた会える日を、僕はずっと待ち続けよう。 瀬ノ島 凛音>>5 【SS小説】輝夜姫は夜の闇に消える はみう(゜ω゜*)三>>6 【SS小説】『メトロノーム』 全州明 ◆6um78NSKpg>>7 【SS小説】rainy/melody 悠真>>8 【SS小説】その日は来ない、永遠に。 てるてる522 ◆9dE6w2yW3o>>10 【SS小説】君へ。 のれり>>11 【詩】Memorialdays 零>>12 【SS小説】無彩色と白。 とある>>14 【SS小説】螺旋 ろろ>>15-16 【SS小説】鶴は恩を仇で返す 瑚雲 ◆6leuycUnLw>>17 【SS小説】笑顔で言おう。「おめでとう」 クッキーコロッケ>>18 【SS小説】僕とシチューとタコの煮物(仮題) 表裏 ◆w2Agp5Gh4I>>20 【SS小説】大好きな幼馴染 杏莉>>21 【SS小説】宇宙より愛を込めて。 故草@。 ◆vna4a5IClM>>22 【SS小説】囚われた人間。考え。重い思い。 Coronate(コロネ)>>23 【SS小説】主人公『A』のお話 HVC−012>>24 【SS小説】茜色の雫が滲んで、 Garnet>>25 【SS小説】青い部屋に 紺子>>26 【SS小説】ありがとうの言葉。 ルナ>>27 【SS小説】約束 彩>>28 【詩】思いを伝えられたなら モンブラン博士>>29 【SS小説】オレ氏とワイセツ物とヒバリ様。 名無したろう>>30 【詩】存在透明人間 恋恋>>31 【SS小説】君と出逢えて 宗治狼 ◆r2L9GXvgnc>>32 【詩】花言葉に想いをのせて あると ◆9cjbSd9YrQ>>33 【詩】他力本願 さくら餅>>34 【詩】大好きなキミへ、ボクから送る最後の言葉 もな>>35 【詩】大切なきみへ そら>>36 【SS】二人は確かに愛し合った 希都>>37 【詩】幸せを願う証拠 希柳>>38 【散文】満月の上のマンサルド 翌檜 >>39 【SS】君の心は止まったまんま。 ふぁんぷ。>>40 【SS】バカが二人で大馬鹿三昧 (夢大好き丸)※名前部分削除>>41 【SS】秘密のキスはシーツの下で 妖狐>>42 【SS】例のアレ Gilochin>>43 【SS】ちょっと変わった恋 ー始まりー cinnamon>>44 【SS】僕の嫌いな、僕の話し。 蝉時雨>>45 【SS】アストロノーツは地に墜ちる 浅葱 游 ◆jRIrZoOLik>>46 【SS】手をつないで、空を見上げて 雛>>47 【SS】離れていくあなたへ贈るサヨナラ 妖眼美>>48 【SS】私は生きる 〜主治医との約束〜 水紀>>49 【SS】「明日の彼方」 とりけらとぷす>>50 【SS】夢を拾ってみました。 榛都>>52 【SS】空への手紙 シャノン>>53 【SS】ごぼう リアン>>54 【SS】夕暮れに伝えたい ミソノ>>55 【詩】Endless World 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM>>56 【SS】歪んだ恋心。 蚯蚓と書いてミミズです(笑)>>57 【SS】あの空をもう一度 彩都>>58 【SS】忘れない愛 ルカ>>59 【SS】二人の隼人〜ひっこし〜 金愚>>60 【SS】わたしの取扱説明書 電卓>>61 【SS】彼氏は幼なじみ☆ 桜ルカ<ここで投稿を締め切ります 2015.12.01>(除外)>>19 【SS小説】マリオ小説 HVC−012 (←申し訳ないです。二次小説は無効です…。)(2015.12.06更新)※管理者が作品一覧を更新しています(1〜2日に1回確認)※第11回大会は終了しました。積極的にご投稿下さりありがとうございます!次回大会をお楽しみに☆
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偉大な人になりたい・・・これが私の夢。人間・・・それは僕の嫌いなもの。いつ死んでしまうのか・・・俺の不安。『この世界に生きている、私・僕・俺は、何?』私の夢は、偉大な人になること。今の私は、男女問わず全校生徒と仲がいい優等生。このまま進めば、偉大な人になれるかも!と思ったりするけど、現実はそんなに甘くないっていうことはわかっている。でも、どうしても、私が生きた証を残したい。そんな事を考えながら、いつものようにベランダで空を見上げていた。すると、一つの風船が目の前に落ちてきた。僕は、人間が嫌いだ。どんなにいい子でも、《生きる》という罪を犯している。それは僕も同じ。死なない限り、犯罪者なんだ。あぁ、どうしてこの世界に産まれてきたんだろう?そう思いながら歩く。ふと、空を仰いだ。すると、一つの風船が空から降ってきた。俺はいつ死ぬのか?不安になる。びくびくしてみっともないと思うけど、死ぬのが怖い。死んだらどこに行くのか?死ぬのは苦しいのか?だから、俺は空に手紙を送った。―――この世界に生きている君へ―――君は、自分の夢に自身をもてますか?君は、嫌いなものはありますか?君は、自分がなぜ産まれてきたのかわかりますか?自分の存在意義が、存在価値が・・・わかるなら教えて下さい。何も知らない俺に・・・偉大な人になりたい・・・これが私の夢。人間・・・それは僕の嫌いなもの。いつ死んでしまうのか・・・俺の不安。人は、それぞれに色々な気持ちがある。ある女の子の、偉大な人になるという夢。本当は、《生きる》という宇宙をも変える凄い力で、もう偉大な人になっているのかもしれない。ある男の子の、嫌いな生き物・人間。本当は、《生きる》という時代をも変える凄い力で、この世界に存在しなくてはならないものになっているのかもしれない。ある男の子の、死ぬことへの恐怖。この世界のどこかには、生きることへの恐怖を抱いている人も、いるのかもしれない。Aさんの事は、Aさんしか知らないように、自分の事も、自分しか知らない。だから、己の気持ちを語り合おう。自分自身と、そして《生きる》ということで繋がっている仲間と・・・空に送る手紙のように・・・
【ごぼう】今あたしは、Aさんの机にごぼうを置いている。おばあちゃんの畑で採れたごぼう。Aさんはいつも女の子に囲まれてみんなの注目の的。あたしはAさんだけじゃなく、Aさんの友達のBさんとCの机にもごぼうを置いていく。ちなみにこのごぼうは花が咲いている。とてもトゲトゲしい。ごぼうをすべて置いたあたしは、家に帰る事にする。これでAさん達はあたしの伝えたいことがわかるはず。そう期待しながらあたしは教室から出た。死ねやバカと書かれた教科書を持って帰って。
夕暮れが私の背中を押す今日はもう諦めてしまったほうがいいかもしれないまた明日、言えばいいかもしれないでも、それなのに――――――――――――――――――君に今日が終わってしまう前に何としても伝えたい絶対に伝えないといけない――――――――――君の笑顔が枯れてしまう前に――――――――――――いくらその返事が私の心を傷めつけようとも通学路の十字路で君と別れる心臓が高鳴って仕方がないそれでも言わないと「じゃぁな」別れの言葉を口にする君その言葉に逆らって私は君のシャツの裾をつかむ君の驚いた顔、もうすぐ終わる今日の中で今から君に私の気持ち伝えるね――――――――――――「ダイスキ............................だよ」君の返事が何だっていい「お........俺は――――――――――――」夕暮れに伝えたい END
この世界に、終わりはない。始まりもない。ここの時間は止まったまま。時計の針が動くことはない────永遠に。 あのときから、動かない。そして、あのときから、僕らは感情≠失った。もう喜ぶことも、哀しむことも、人を────愛しても何も感じない。そして、愛する人に触れることもできない。彼女が────何をしているのか、何を想っているのか、今誰のことを想っているのか、そんなことは分からない。どんな秘宝が手に入っても、彼女が手に入らなければ意味がない。秘宝なんて────要らない。彼女が手に入れば、他のものなんて要らない。彼女のことを、愛しているから。
少し赤っぽい唇の感触が目を閉じれば自然と感じられる。まだ悲鳴しか聞いた事の無い君の声。いつかは僕の発言で笑い声が聞けたら良いななんて思う日々。毎日同じ道を通って、塾講師の君の姿はとてもカッコいいし可愛い。僕も中学生や高校生だったら君の授業を受けれたのになぁ...何と残念な事だろうか。もうかれこれ君を思い続けて3年が経とうとしている。ずっと夜も君を待って居るけれど振り向く事は無くて、早足で通り過ぎられる。しっかりと1秒以上目を合わせた事なんて無いけれど......気持ちは僕の方がずっと強いと思うけれど。君の方からも好いて居てくれれば良いな。君がいっそ、他の男の物じゃ無くて僕の物になれば良いのに。君は僕だけの物。君の事を束縛してしまいたい。君を奪ってしまいたい。君が...振り向いてくれれば良いのに。君の事を僕だけが見つめるような関係はもう嫌なのに。君がさ......君が。そう思うと自然と口から涎が垂れて、大きく目を見開いてしまう。君が僕の物にならないと嫌だ。無理矢理でも手に入れたいんだ。自分でも歯止めが出来ない位に、利かない位な勢いで手が握る刃物が君を静かに切り裂いて行った。結局最後まで、今も君は背中しか向けてくれぬまま倒れた。* * * *毎日毎晩、同じ場所で待ち伏せしている人が居た。それに気付いたのは私がもう塾講師を始めてから2年ほどだった有る日だった。もしかしたら毎晩居る事は分かって居たのかもしれないけれど。強くしっかりした視線を自分へ向けて居る事に気付いたのはつい最近の事。家まで歩いて12分ほど。あんまり離れて居ない方が苦痛を感じないだろうと自己判断で選んだ塾の場所。背後になんらかの気配を感じて振り向いたけれど誰も居なくて......野良猫が後ろを横切って行くだけで。早足で家路まで帰る日々。不安と恐怖に襲われ続けた。...これはそんな恐怖に襲われた女性と自分の気持ちを貫き通す男の歪んだ捻れた恋心の話...───〜あとがき的な。〜こんな物語を書いて良い物か...と悩んだのですが、投稿しました←実はこれで2作目投稿となります<(_ _)>面白い(?)と感じて頂ければ嬉しいです!
僕は飛べなくなった。 僕は飛べなくなってしまった。 僕はもう一度、飛びたい、この世界に!!−−− 三年前−−− 大歓声の中、司会者がマイクを持ち、喋る。「さぁさぁさぁ!!遂にこの大会も決勝戦!誰が勝つか分からない!では、ファイナリストの登場です!!」 そう言って、少年と少女のコンビは暗闇から現れる。「この二人は、若干十三歳にして、決勝戦に来た、期待の新人です!!」 司会者はそう言って、観客席の上、大きな画面に、『期待の新人!!吉野五月(よしのさつき)&伊賀俊哉(いがとしや)』と出る。 うわぁ……さっちゃん……遂に此処迄来たね……、と僕は言う。 そうだね、しーちゃん……良く頑張ったね……私、今最高だよ!、と、五月は言う。 だが、この決勝戦で僕は羽を殺がれた。「期待の新人に挑むのは、五年連続出場&五年連続優勝の絶対最強のコンビ!!」 司会者が言うと、また、観客席の上、大きな画面に、『最強コンビ!!吉田祈理(よしだいのり)&甲賀雄哉(こうがゆうや)』と出る。 会場は一気に燃え上がる。 この会場は、ダンスの会場だ。 僕らは優勝する為に来た、さて、僕らは最強のコンビだからだ。 そう思いながら、僕らは、舞台に立ち、踊った。 最強コンビの二人は、同い年とは思えない、力強い、ダンスを見せた、僕らは体の柔らかさをしようした、ダンスを見せた、僕らは体が柔らかいから、このダンスを選んだ。 そして、披露は終える。 僕らはやる事をやった、全力で出し切ったんだ……そう思った時、司会者が喋る。「はーい、遂に投票が終わり、結果発表です!!」 ダララララララララ……とミスコンの優勝発表のような音が鳴る。 あっ、この大会も決勝戦だった。 すると、さっちゃんが声を掛ける。「(小声で)ねぇねぇ、優勝できるかな……?」「(小声で)出来るよ、僕達なら、ね……」 そして、発表される。 圧倒的な差で、僕が負けた、僕らが負けた。 100分割すれば、僕らが、5、相手のコンビが95、みたいな感じだ。 そしてMVPは、甲賀君と吉田さんだった。 屈辱的、僕はトイレの中で、泣いた、すすり泣きだった。 さっちゃんも泣いているだろう、女子トイレに突進する事は出来ない……。 そして泣き終わった僕はトイレを出た。 すると、さっちゃんは障害者用トイレの前で待っていた。 目の周りを見ると、彼女の泣いた後が見える。 僕はそれに対し、また泣いてしまった。 何て不甲斐無いのだろう……僕は、さっちゃんの胸の中でで泣いた。 それから、一ヵ月後、さっちゃんは引っ越した。 僕とさっちゃんは離れ離れになった。 その日から、僕はダンスを辞めた。 もう、僕は、甲賀君レベルには行けないのだから。 そして、時は今、三年後だ。 高校一年生になった僕は、必ず、部活に入らないといけない高校、『久松高校』に入学した。 僕は部活勧誘を見る。 ダンスはもうしたくないな……運動系も体力ももう無いし……無難に漫画研究部にでもするか……。 そう思いながら、漫画研究部を探す。 すると、『ダンス部 部員募集!!』という、でかい看板を持った巨乳の女性を見つける。(ヤバッ!?逃げないと……) もう関わらないと思っていたがために、その場から逃げる俊哉。(逃げないと……逃げないと……) 俊哉に三年前の記憶が蘇る。 もう、ダンスは厭なんだ…… そう思いながら、校舎の裏へ移動した。 はて、此処は何処だろう……? 無我夢中で逃げたからな…… 俊哉は、ダンス部の女性が近くに居ない事を祈りながら、周りを見遣り、正門前迄出る。 よし、居ないな……そう思いながら、また進む。 今度は会わないような道を選ぶ。 ……でもこの高校は部活が多いなぁ……。 この高校は、部活が100以上もある、それを統括するのが、生徒会、生徒会も、20人程居る、生徒会長なんて、3人も居る。 それ位の大きな高校なのだ。 中には、単行本研究部なんていう部活もある。 やはり、漫画研究部が楽だ、と思いながら、漫画研究部を探す。 すると、あっさり見つかった、だが、隣にはダンス部の看板を持った巨乳の人が……。 僕が、伊賀俊哉として、バレ無きゃ良いだけの問題だ……そう言い聞かせながら、漫画研究部の前に来る。「あっあの!!すいません!入部希望です!!」 俊哉は頭を下げる、頭を上げると、目の前には巨乳のダンス部の人、オワタ……。「いやぁ……ダンス界のファイナリスト様が漫画研究部なんて、勿体無いですよ、と言う事で、ダンス部入れ」 そう言われ、椅子に座らされ、机に入部届けに鉛筆を渡される。 もう……逃げれないじゃないか……てか、隣のメガネの漫画研究部の人はオロオロしてるし!! 俊哉がそう思った時、聞き覚えのある声で、『しーちゃん』と聞こえる。 んっ?と振り向くと、三年前引っ越したさっちゃんが居た。 僕は驚いた。「まだ、……ダンスをしてるの……?」 僕は返答に困る。「う……あ……」 すると、巨乳の人は言う。「そりゃあそうでしょう?だってこの人はこの高校のダンス部に革命を起こすのだから」 ハッ!?何言ってんだこの人は!?僕はもうダンスを……。 僕は俯く。 するとさっちゃんは言う。「ねぇ、しーちゃん……日本一をもう一度……目指さない……?」 ……僕は答えない。 肯定も何もしない、いや、何も出来ない。 すると、巨乳の女性が言う。「いや……この人は……」 女性が言う前に僕は言う。「さーちゃん……それは本気……?」「三年間、私も特訓をしたよ……」 僕はやってない。 でも……さっちゃんとなら……日本一を取れる気がする……多分だけど……。「……行こう……日本一へ!!」「うん!!」 さっちゃんは泣きながら、僕を抱き締める。 そして僕らは、この高校の、久松高校ダンス部の門を開いた。 翌日、部室は、三階の端っこの音楽室だった。 すると、巨乳の人や、他の人は自己紹介をする。「私は石谷滴(いしやしずく)」と、巨乳の人……基、滴さんは自己紹介をする。「……轟豪也(とどろきごうや)……」 轟さんは僕より弱々しい人だった。「坂町リリックだ!皆宜しく!!」 坂町さんは、ハーフなようで、元気があるなぁ……。 と、違和感に気付く、顧問は……?「あの、すいません、顧問は誰です……?」 すると、皆は笑った。「ハハハ!顧問?私だよ?」 滴さんが言う。「そうだったんですか……」 僕は驚くばかりだ。 まぁ、知っていて損は無いだろう、……紹介が終わり、早速練習が始まった。 走りこみ、……開始五分で死に掛け……。「しーちゃん……まさか三年間ダンスしてなかったの?」 一周遅れの僕にそう問いかける、さっちゃん。「……うん……」 僕はそう言う。「そうなんだ……ゴメンね……勝手に誘って……」「いいよいいよ……」 急いで僕は体を慣らす為に頑張った。 そして一ヶ月が過ぎた。 まず、大会に出る事に。 僕らは一応経験者なので、さっちゃんと組んだ。 この一ヶ月は大変だった、カットするのが惜しい位に。 まず、足腰を鍛えたり、ダンスの曲を決めたり……。 そして、何とか優勝。 これだ……これを僕は忘れていた……有難う、さっちゃん……またこの世界に引き込んでくれて……。 そして、全国大会への切符を手に入れた。 こうして僕達は勝ち続けた、でも忘れてはならなかった、三年前僕等に勝った甲賀君達の事を……。 彼らも全国大会に出ていた。 僕達が勝てば、僕らは遂に勝ったと思える。 そして当日、僕らも甲賀君達も勝ち上がり、三年前を髣髴させるような状況になった。 そして決勝が始まった。 僕とさっちゃんは全力を出し切った。 甲賀君達も全力を出し切っていた。 この勝負、どちらが勝っても、可笑しく無かった。 そして結果発表……。 結果は……僕らが少しだけ上で勝った。「え……?」「やったんだよ!!三年前の屈辱を今達成したよ!!」 さっちゃんに言われ、混乱する。「おい、お前」 そう言われ、僕は振り向いた、甲賀君が居た。「三年前負けたお前が俺達を越えるとか……すげぇよ……」「うっうん!!」 意味が分からない返答をして、僕は去った。 僕らは勝った、そして優勝し、全国一になった。 その翌年、久松高校のダンス部は何十人も部員が入ったと言う……。 そして僕とさっちゃんはまた離れた。 理由はまた、引越しだ。 でも、僕はダンスを辞めなかった。 次、もっと凄いダンスを披露する為に……。 五年後……「さぁ、今回の大会の目玉は!高校時代、無敗のコンビ、甲賀、吉田ペアを破った、この二人です!」 そう司会者が言って、僕とさっちゃんは舞台に出る。「さぁ、行こう、さっちゃん……」「うん……」 僕らは踊る、華麗で妖艶なダンスを。 僕は思い出す、此処の舞台を思い出し、羽をつけてくれた、この……さっちゃんに……。 僕も、他の人に翼を付けれるような人間になりたいな…… 僕は思う。 さぁ、あの空をもう一度見よう。
────愛しています。頭も心も、四六時中、貴方でいっぱいなくらいに。けれど───。「どうして……」いつも通り、マンションの一室を訪ねたけれど、もぬけの殻で。急いでケータイを鳴らしてみたけれど、留守電に繋がって。焦ってメールを打ったけれど、返事はなくて。マンションの管理人さんに尋ねると、その日の早朝、貴方は急に部屋を出て行ったのだと聞かされました。私は、それを聞いて、頭が真っ白になるくらい、パニック状態に陥りました。混乱と困惑が頭に渦を巻き、頭痛が起こりました。───そう。管理人さんの最後の言葉さえ耳にすることができないほどに。「どう、して……どうして、なにも言わずに私のもとを去って行ったの?」私には、全てが理解不能でした。私達、愛し合っていたじゃない───と。「わからないわ……───」貴方はいつも、そうでした。私になんの申告も相談もなく、自分で決める。貴方はそう、───自分勝手なんです。「ひどいわ……」そんな貴方でも、私はずっと愛していました。貴方に夢中でした。「────ちょっとお嬢さん!」突然、遠くから大声が聞こえてきました。周りを見回すと、マンションの入り口から、管理人さんが手を振っていました。私は、自分が呼ばれているのだと気づき、首を傾げながらも走り寄りました。「……なんでしょうか?」鼻先をマフラーに埋めつつ、おずおずと尋ねると、管理人さんは心配そうに言いました。「最後に言ったこと、ちゃんと聞いていたかい?」───は。その時はもう、すっかり落ち着いていたので、自分が管理人さんの話を全く聞いていないことに冷や汗が出ました。「いやー、上の空って顔をしていたからさぁ、聞いてないんじゃないかと思ってね」「はぁ……」「紫の水玉のマフラーをした女性に、彼から伝言があってね。───『俺のことは忘れてほしい』と」紫の水玉のマフラーをした女性───それは、きっと、私のことだと直感しました。管理人さんも気がつくほど、貴方のもとを訪れる女性で、そんな女性はひとりしかいませんもの。私は、貴方に逢いに行くたび、そのマフラーをつけて行きました。それにしても、───『俺のことは忘れてほしい』?どうして……。どうしてそう、貴方は自分勝手なのですか。あとからあとから溢れ出てくる涙は、堪えられるものではありませんでした。管理人さんがいるにもかかわらず、私は嗚咽にむせびました。────愛していました。頭も心も、四六時中、貴方でいっぱいなくらいに。貴方のことは、一生、忘れません。私の、大切な若き日の思い出です。
ーー引っ越し?!ーーえぇ、そうなのよ。俺の家は引っ越し家系。いつも引っ越しばっかりで友達なんて出来やしない。、そんな俺でも、先日、初めての友達が出来た。非常に嬉しかった。だけど……また引っ越し。あいつに伝えないとな…あいつはいじめられっ子で、ドジだから、俺が引っ越したらどうなるんだろな……〜〜えぇ?!ひっこし?!ーーそうなんだよ…引っ越し。〜〜さ、寂しくなっちゃうよぉーー俺も…初めての友達だからな。〜〜で、でも!藤崎ならすぐ友達作れるよぉーー………それだけか?〜〜え?ーー…俺の友達?作れる?そんなことどうでも良いだろ!。俺が居なくなったらお前また俺は引っ越してお前は、またいじめられたらどうするんだよ?あと、俺に、友達が作れるわけないだろっ!〜〜………そんなの知らないよ?ぼくがいじめられた所で、藤崎って言う、友達が出来たのには代わりないから…いじめられても別に大丈夫。藤崎もぼくっていう友達が出来たのは代わりないでしょ?……じゃあね。ーーなっ…とりあえず、あいつが帰ったから俺も帰ってきた……あいつが言ってたことは正しい。大丈夫かどうかはわからないが友達が出来てた事には代わりない……なのに俺は…自分の事、ばっかり明日、見送りに来ないよな……藤堂………〜11月21日 引っ越し当日〜ーー……はぁ車が出発する。藤堂は来なかった。〜〜…隼人!じゃあね!!ーー藤堂?!親が車を止めてくれた。〜〜名前で呼んでよ!ーーは、隼人……昨日はごめんな…〜〜昨日?なんのこと?ーー……お前という友達が居たことには代わりない…〜〜そうだよ?隼人!またいつか会おうねぇ!ーーお、おう!!隼人!じゃあな!〜おしまい……後日談的なもの 隼人〜藤崎 隼人と藤堂 隼人…二人の友情はどこまで続くと思う?…いや、永遠だよ!だって、ぼくには分かるもん。藤堂隼人。そう僕は、今でも、隼人の事を友達…ううん。親友だと思ってるよ!〜今度こそ、おしまい〜〜あとがき(?)〜どうだった、でしょうか?皆様はどう思ってるかは分かりませんが、僕の中では久々に、上手く書けてると思います!一万字、越えてそうで心配。そんなことより、最終日の前日に書いて、果たして大丈夫なのかが心配です。以上。
私は人からよく「スリムだね。」とか「綺麗だね。」とか言われるんだ。正直自分でもスリムさには自信があるの。仲間にはすごい太い奴もいるし、細すぎるんじゃないかと思う奴もいる。そう考えると私のカラダは理想的なカラダだと思うわ。でも、たまに「ボロボロだね。」とも言われるんだ。そう、私は傷つきやすい。少しでも乱暴にされると傷ついてしまうの。あまりにも強い力でやられちゃうとすぐに折れちゃうんだから。だから私を扱うときは大切に扱ってね。そんな私はいつも君のペンケースに入ってる鉛筆です。
しんしんと雪が降りつもる中、私は彼氏に別れを告げられた。何日経っても信じられなくて、いつも幼なじみの佐藤葵(さとう あおい)が…優しくなぐさめてくれたの_…。 * * *「桃花ぁ!!いつまで部屋にこもってんだよ!」ダダダダッ!!…と、家の階段からものすごい音がしてから…バンッと扉が開いた。私_白川桃花(しらかわ とうか)は、ほとんど毎日この状態。ベッドに潜りっきりなのです。葵はヅカヅカと部屋に入ってきて、バサアッ!!と布団を持ち上げた。「わあぁっ!!何するのよーっ!!布団ー!!」「うるせぇ!起きないのが悪いだろ」すると葵は、私のベッドに座り、頬に優しく触れた。その手はとても温かくて…涙が零れそうになった。「…あいつのことなんて忘れろ。俺は_…」葵は下を向いて黙ってしまった。その顔はとても赤くて_…、心臓の鼓動が早くなった。「桃花が…好きなんだ_…」_今、何が起こったの…?私は今…告白…されたの……?葵に強い瞳で見つめられる。その瞳は本気で恋をしている瞳で…私を見つめる。「_返事はいつでもいいから。でも…必ず、俺を好きになれよ」…バタン…と、静かに扉が閉まった。静かになったはずの部屋に、心臓の音だけが響いていた。葵は、私が好きだったの…?それとも、励ましてくれたのか_…。学校に行くと、女子たちが葵を見つけると、目の色を変えて飛びかかっていった。_葵は、クラス中の女子の人気者なのだ。「さっ…佐藤君…おはようっ!」「あー…はよ」葵は適当に返事をしているが、…ズキン…と胸が痛くなる。気づいてしまった。私も、葵が_…。「…ねぇ、葵くん…なんでいつも、白川さんと一緒にいるのっ…?」「…は…?」「そうよ!幼なじみでしょ!?たかが幼なじみのクセにっ…!!」いきなり、女子たちが騒ぎだした。私_…そんな邪魔な存在…なの…?「_俺は、桃花が好きだ!!桃花しか愛せねぇ!!桃花しか…好きじゃない…!!!」葵が言った瞬間女子たちは、キャー!!と悲鳴をあげた。…この気持ちを、伝えたい_…。「私も…葵が好きっ…!!」女子たちが騒ぐ中、葵は私にキスをした。初めてのキスは…甘い恋の味がした_…。