SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

第15回 SS小説大会 開催!〜 お題:自由(または森) 〜
日時: 2020/07/09 22:26
名前: 管理人 ◆FiOOrlVc7Y

【第15回 SS小説大会 参加ルール】

■目的
基本的には平日限定の企画です
(投稿は休日に行ってもOKです)
夏・冬の小説本大会の合間の息抜きイベントとしてご利用ください

■投稿場所
毎大会ごとに新スレッドを管理者が作成し、ご参加者方皆で共有使用していきます(※未定)
新スレッドは管理者がご用意しますので、ご利用者様方で作成する必要はありません

■投票方法
スレッド内の各レス(子記事)に投票用ボタンがありますのでそちらをクリックして押していただければOKです
⇒投票回数に特に制限は設けませんが、明らかに不当な投票行為があった場合にはカウント無効とし除外します

■投稿文字数
400文字以上〜1万5千字前後(1記事約5000文字上限×3レス記事以内)
⇒ざっくり基準目安ですので大体でOKです

■投稿ジャンル
SS小説、詩、散文、いずれでもOKです。
⇒禁止ジャンル
R18系、(一般サイトとして通常許容できないレベルの)具体的な暴力グロ描写、実在人物・法人等を題材にしたもの、二次小説

■投稿ニックネーム、作品数
1大会中に10を超える、ほぼ差異のない投稿は禁止です。無効投稿とみなし作者様に予告なく管理者削除することがあります
ニックネームの複数使用は悪気のない限り自由です

■大会期間、結果発表等
第15回SS小説大会 2020年7月5日から2020年10月30日まで
          優秀作品発表…2020年11月7日(トップページ予定)
          お題(基本)…自由 、お題(思い浮かばない人用)…森 

■その他
ご不明な点はこの掲示板内「SS大会専用・連絡相談用スレッド」までお問い合わせください
http://www.kakiko.cc/novel/novel_ss/index.cgi?mode=view&no=10001

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平日電車やバスなどの移動時間や、ちょっとした待ち時間など。
お暇なひとときに短いショートストーリーを描いてみては。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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Aporonn ( No.12 )
日時: 2020/12/21 12:39
名前: muteR

冷たい床 冷たい目 隙間風 

それが僕の生まれた場所 僕の全て 僕の生まれた意味

球体関節 廃墟に似合わない美しい服 黄金硝子の目

それが僕の姿 僕の全て 父の愛しい僕


父さんは言った、「御前は最高傑作」なんだと、
兄弟たちは言った、「おまえは化け物」なんだと、

僕は最高傑作でもない、化け物でもない、

こんなに、こんなに美しい僕。
白い陶器の肌 滑らかな金の糸で作られた髪

ゆっくりと立ち上がれば 球体関節は音も立てず

誰も居なくなった廃墟から 美しい人形が姿を現す
金の髪 金の瞳 金刺繍のひらひらとした服





アポロン アポロン 嗚呼 神の姿の模造品


輝くばかりの その姿は 見るもの全て 虜にする
価値が 分からぬ 愚かな俗物 、壊れてしまえ

アポロン アポロン 嗚呼 気高き太陽神


ひたすらに 悲しい その姿は 哀れなただの 絡繰人形


居場所は とっくに 存在しないのに 
探して 探して ただ進む

自分の価値も分からずに 自分の定義も分からずに

     自分がなにかも分からずに


主が作った この体 白い陶器の この体

ひたすら歩き 続けても 球体関節は 壊れもせず




アポロン アポロン 嗚呼 神の姿の模造品

輝くばかりの その姿は 見るもの全て 虜にする


アポロン アポロン 嗚呼 気高き太陽神


ひたすらに 悲しい その姿は 哀れなただの 絡繰(からくり)人形

嗚呼 我が主は 一体何処へ

私は 行くのだ 気高き 故郷へ 


森 ( No.13 )
日時: 2021/02/13 16:00
名前: アロハン

青々としていて、地平線のはるか向こうまであるのではないかというぐらいの森。
森の周りは石レンガの塀で囲まれていて、中に入れないようになっている。
森には人を襲う凶暴な動物がいるかららしいが、一説には森の中では何か、極秘の施設
があるためだとか言われている。 確かに定期的に森にトラックが入って行ってるし、
凶暴な動物がいるからという理由にしては塀周りの警備が厳しすぎる。 ある程度の
信憑性はあるだろう。 そこで、この話を信じた人々が森を管理する団体に真相を公表
するように求めた。団体は、森には何もないと答えたが、これに納得できない一部の
過激派が団体の施設に入り込んだ。火炎瓶や猟銃などの武器を装備しており、施設は大混乱
に陥ることになった。 警察、軍も出動したが、全く手に負えず、結果団体は森に関する全ての
資料を公表することになった。予想通り、その資料には極秘施設の情報も載っていた。
どうやら兵器開発を行っていたらしい。これならトラックが入っていくのも、警備が厳しい
ことも納得できる。 これにて騒動は収まったが、ある日男が警備の隙をついて森に
侵入したところ、その後彼は悲鳴と共に施設に連れていかれ、今もそこで廃人状態で
実験体として生かされているという。

一色の集まり ( No.14 )
日時: 2021/02/24 17:59
名前: 春海

放課後の美術室。照りつけるような陽光を木の葉が遮り緩和する。
柔らかな光が葉っぱの淡い色を透かして美術室の床と、僕の白いままのキャンバスを彩っていた、その色は浅緑。
瞬間、僕の頭の中で浅緑が溶けた。溶けてのまれた。萌黄、若緑、灰緑、深緑。
いろんな緑が混ざり合って、僕の頭の奥の、また奥の方まで溶かした。
油彩画用筆を執り、パレットにあるだけの種類の緑をゆっくりと丁寧にチューブから押し出す。

今、この緑を描きたい。今、この緑で真白いキャンスバスを染め上げたい。今、今、今。
僕は無造作に筆をパレットの緑に押し付けて、そのままキャンパスに線を描いた。
右に、左に、下に、上に。流れるように筆を滑らせる。
もっと、もっとだ。もっと出来る。僕なら出来る。
 
 僕は無我夢中で絵を描き続けた。でも、絵を描いていたと云うよりは塗っていたに近いのだと思った。
だって完成した絵は下から順に、萌黄、浅緑、若緑。そして唐突に海松色などがてんでバラバラに塗られている。
濃いから薄いに、薄いから濃いにとか、そういう順番とかでも無い。
緑色という種類のたくさんの集まり。一色の集まり。
 ただ、とても綺麗だった。これを僕が描いたのなんて信じられないくらいにとても美しいみどりいろ。
生乾きのキャンパスに描かれた一つの緑の線を指でなぞってみる。
キャンパスに触れた指は当たり前のように色が付いた。

 椅子から立ち上がって僕は軽く伸びをしてみた。背骨がコキリと二、三回音を立てる。
目までかかった前髪を掻きあげてスタスタと窓に歩み寄る。
ガラッと勢いよく窓を開けると校庭を走っていた運動部の元気の良い声が美術室にも響き渡った。
 しばらくは空を流れる雲を目で追っていたが、ふと校庭に視点を落とす。
バドミントンのラケットを持って素振りの練習をしている女子数人の和気あいあいとした様子を眺めていると僕に気がついたのか、大きく手を振り笑顔で僕の名前を呼んでくれた。
なんで僕だと分かったのか少し疑問に思ったけど、放課後まで残って絵を描いてる美術部員は僕しかいないからかと納得した。
にこりと微笑んで手を振り返したら、挨拶をしてくれた女子数人から黄色い歓声が上がった。


うんちとは何か ( No.16 )
日時: 2021/04/30 06:15
名前: おしり中毒

「人がうんちをするのは何故だと思う?」

我らがボスにそう問われた。もちろん排便しなければ人は死ぬからです、と答えたがボスは難しい顔をしたままだ。
「ではボスは理由を知っているのですね?」
「ああ、だがお前にはまだ早かったみたいだな」
俺は納得がいかなかったが、ボスはかつて一国を救ったほどの英雄だ。きっといずれ分かる日が来る。

俺は仲間と共に世界各地に派遣され、仕事を着々とこなしていた。今までもそうだったしこれからもそうだ。俺たち傭兵は戦争の手助けや対テロに精を出す犬であって、犬が人間になる事はない。
だがある日、ボスの補佐をする参謀が俺たちを外に招集し、こう述べた。
「俺達は犬だが犬には犬の矜持がある。俺達は新たな価値を己の中に生み出すことにした。そう、新しいビジネスが始まるんだ。」

新しいビジネスとは抑止力を生み出す事、ただそれだけだった。
俺は無学だからどんな意図がそこにあってその行為にどんな価値があるのかが分からなかった。だがそれにもいずれ慣れる。

抑止力を生み出すための仕事は前とそう違わないものだったが、唯一前と違ったのは戦争を起こさない為の仕事に限られたことだ。俺たち傭兵はどこの国にも所属していない根無し草だったので、どんな国でも金さえあれば一つの抑止力になり得た。
犬は犬でも犬種は変わったようだ。

そして参謀の予見は的中し、世界は強力な兵器の保有よりも傭兵の数を重視するようになっていった。俺たちの様な雇われを抑止とするビジネスが増えて来たのだ。
何でも兵器は民間人を脅かす可能性があるのに対し、傭兵は敵対する者にしか害を与えないからだと言う。


一年が経ち新たな環境に慣れてきた頃。
ボスがある依頼を断ったそうだ。それ自体はさして珍しい事ではなかった。俺たちを何でもする奴隷か何かと勘違いした馬鹿共が戦争に俺たちを利用しようとして断られる事が何度かあったからだ。
しかし今回は違う様で「荒廃を秩序とする抑止力ではなく、平和を目指す抑止力」を謳い文句に依頼をしに来たと言うのだ。それもかなりの大金を用意して。
素晴らしい理想だが同時になんと胡散臭い台詞だろうか。ボスが断ったと言うのなら尚更だ。

数日後、再び先の依頼を頼みに男が門を叩いた。警備に当たっていた俺は子供を連れているのを確認した。「今度は戦争孤児を引き合いに出すか…臭い奴らだ」そう思っていたが今回の示談でボスは依頼を受けたそうな。
依頼内容はとある大国の身の潔白を調査するというもの。意外だと思ったのも束の間、調査を依頼された場所は駐屯場だった。やはり裏があるか。

俺は仲間3人と共に調査を依頼された駐屯場に潜入した。
ヤクか、人身売買か、それとも・・・。そういった余念が頭を廻り続ける。それも駐屯場の大型監視塔に辿り着いたときに確信となった。
塔内には男が3人、大量に積まれた段ボール、陸路と海路が描かれたパネルがあったのだ。
男3人を制圧するとパネルを確認する、何かしらの物資を運搬しようとしていることは火を見るよりも明らかだった。
次に段ボール。これには検視薬が大量に入っていた。それを見た兵器に人一倍詳しい仲間の一人が急速なボスへの通信を求め、こう呟いた。
「こいつらの抑止力は史上最悪の兵器だ・・・!」

男の内一人のポケットに入っていたマップ付き通信機を見やると、いくつかの地図がインプットされていた。それもご丁寧にメモ付きだ。
通信機を見る限り、あらゆるまばらな地域からランダムに様々な兵器の部品や試行の為に使われる薬がある地点に集められている。これも恐らく中継地点に過ぎないだろう。
潔白を証明する任務は罪の左証確認の任務へと変わった。

地図で確認できた中継地点に5人の仲間が派遣された。結果はやはり集められた部品群の整理と次の目的地への輸送で、この中継地点の他にも4つの中継地点が存在していたようだ。
完全に黒だがボスは依頼の報告をしなかった。どうやらその兵器を押収するらしい。
依頼人の魂胆はつまりそういう事だったか。

極悪な兵器にはそれはそれは莫大な金がかかる。それが国を守ると信じて違法な量を隠して所持するのが大国の常套句だ。これは大国のトップたちには暗黙の了解なのだろうか、その実態を知る由はない。
この極悪な兵器を傭兵数人分の金額にかさ増しするだけで手に入るとなれば実行に移す事は想像に難くないが。

中継地点の先は廃工場だったらしい。
廃工場には俺も派遣されるので気合が入る。依頼人は時間がかかり過ぎていることに疑問を抱き始めている事だろう、急がねばならない。

廃工場付近には比較的新しいフェンスやバリケードが多く設置されていた。もう真っ黒どころかベンダブラックである。
工場内部への侵入は難しかった。その防御布陣は相当なものでつけ入る隙など僅かにも無い。
そこで仲間6人で工場を包囲して単独の制圧を目的とした。じりじりと工場周囲を制圧し、内部へ2人1組の3組で侵入することに成功。
俺たちはそんじょそこらの傭兵とはわけが違うのだ。

そしてすぐに内部で恐ろしいものを発見する。全長5mはある巨大なポッドとそれを内包出来るであろう巨大な装甲車だ。
一目で異常な兵器である事が見て取れる。兵器に詳しい仲間はボスに通信を行った。
「こちらA3、ボス、やはり工場内で作られている兵器は自動操縦機能を搭載した超大型戦車です。それも積まれるのは間違いなく…核です」

「嘘だろ、あれは自動で核を飛ばす戦車だって?」
「いいや嘘じゃない、それを可能にしたんだ。しかもいやらしい事にあの装甲は核でもない限り破れないだろうな…。」
あんなものがあっては危険だ。強力な抑止にはなるが、それは均衡を崩すだけだ。
だがこれをどう片付けるか…。

そこでビデオ放送が始まった。工場内に置かれた巨大モニターに見覚えのある顔が映る。
依頼人だ。

「どういうことだ…!?」
俺の問いに仲間が答える
「マッチポンプだったんだよ!アイツ、潔白を証明するという目的に裏なんてなかった!」
そこでさらに衝撃的な発言が聞こえた。
「このシステムにはこの核は発射された核に対してだけ発射する迎撃システムだ。だがその効果はそれだけに留まらない、爆発した核には特殊な仕組みを施してあるのは周知の事実だろう。
この仕組みは爆破後の核に化学反応を発生させ、風を巻き起こすのだ。
その風は対になる核の低空にある方向に吹く事になる。この戦車の発射性能は至極高い、間違いなく先の核の上空で爆発を起こす。
つまり先に発射された方向に核の二次被害が起こるのだ、それも2倍の威力になって。」

「君たちにも言っているのだよ、依頼人である私を裏切るとは商売人としてどうかと思うがね」
「バレてるだと!?」
「この罪はこの戦車という処刑人に頼もうか。」
「ボス!こちらA3!俺たち…」
そこで大勢の兵士に囲まれ、俺たちは降伏した。

連れてこられた施設の一室で脚を組みながら依頼人は言う。
「最初から実験場は君たちと決めていた。この迎撃システムの効力が本物であることを他国に示さなければ抑止力としての価値はないからな。」
全身を縛られた俺は思ったことを思わず口に出す。
「アンタ正気か!?そんな事をして罪に問われないとでも思ってるのか!?」
「いいや核を撃つのは私ではない、他国だ。」
どういうことだ…?

「このシステムは一種の報復、核を発射したと判断した場合にのみ発動する。例えばA国がBという名の団体にハッキングしてC国に偽装した核ミサイルの情報を送信したとしよう。そしたらC国は核を迎撃しようとして核ミサイルを発射する。
するとどうなる?そう、勘違いしたC国は団体Bに核ミサイルを発射することになるわけだ。」

「は!?この兵器となんの関係が・・・」

「撃てんよお偉いさんには。核を撃つという事はその地区に住む者たちを皆殺しにするということに等しい。正当防衛は成立してもその名は核を放った悪人として未来永劫歴史に刻まれる。
誰しもが自分の名誉を守るため、確実に国民を守る迎撃よりも、不確かな避難指示を国民に出すだろう…。
そこでこの兵器が核の情報を受信してシステムを発動するのだ!不確かな人間ではない、機械は確実に核を撃つ!誰も罪をかぶる事は無い、核を撃ったのはこの兵器なのだからな…。」

「…既にハッキングは完了ってわけか…!」

「君の通信機のおかげでね。」

終わった…。俺の不手際だ。この兵器が発動しようがしまいが俺たちは皆殺しだ。
そして歴史には「大国に核を撃ったキチガイの大罪者共」と名を残す事だろう…。
「君たちはもう用済みだ、ここで処刑としよう」
一斉に銃が俺たち6人に向けられる。ボスや仲間達への謝罪の念の中で俺たちは死ぬのだ。

そこに爆音が鳴り響く。施設は大きく揺れ、大勢の兵士たちが銃を向け一室を瞬く間に制圧する。
「何者だ!?」
兵士たちの奥からスーツを着た男が現れ、依頼人にこう言い放つ。
「ご苦労だった。君の持つ迎撃システムは我が国が利用する。」
この男は間違いなく偽装した核の情報を発信した大国のお偉方だった。


お偉方の目的は兵器の奪取らしいが…そう考えていると依頼人が口を開く。
「これを奪って何になる?このシステムは指定された全ての国を対象にしている。君たちの国が持とうと我々が持とうとそこに違いはない。こんなことまでして何を求めているのだ?」
お偉方は答える。
「知れた事。この兵器を全世界に配備する。我が国の名のもとにな。この作戦は機密、大統領にも伝えていない…。全て私の手柄だ」

狂っている。抑止力とはなんなのか、結局名誉を優先する点では依頼人の意見は正しいと言わざるを得ない。だがこれで俺たちは一時的に助かった。後はこのお偉方の意向次第である。
すると、突然発砲音が鳴り響く。
依頼人が撃たれた。
「君はこいつら犬どもに殺された。原因などない。こいつらは多くの民が済む我が国に核を撃つようなキチガイ共だからな」

こいつ…やりよった…!こいつも実験を行い、その抑止力を他国に見せつけるつもりだ!それも俺たちを利用して…!

依頼人の兵士は常にお偉方の兵士に銃口を向けられていて手が出せない。仮に手を出せたとしても戦争になるか、俺たちが終わるか…。最悪な結果しかない。
今の国は腐ったカビだ。抑止力に安心しきった者たちの上に立つ馬鹿共がその力を利己に使うだけ。
過剰な抑止力など冷戦の引き金でしかないのだ…。

そうやって心底お偉方を馬鹿にしていると縄が外された。
「どこへでも行くと良い。君たちが何を言おうとも、もう無駄だからな。」
そう言い残してお偉方と兵士たちは去ってゆく。

と、そこにヘリの音が。それも無数にだ。
音のする方に目をやるとそれは見慣れたヘリだった。
仲間の通信機からボスの声がする。
「助けに来た!」

戦闘班のほとんどがその場に参戦していた。ボスもだ。
その圧倒的な戦力にお偉方たちは降伏するしか手がない。

俺たちは状況を手早くボスに伝えた。参謀と連携してハッキング内容の修正に取り掛かる。偽装された核の情報を消すのだ。
だが、そのハッキングされた内容を見て参謀と情報処理班は絶句した。
「情報が発信されたのは…20分も前だ!」
第一声は絶望的な言葉だった。


大国は核の情報が偽装のものなど知る由もなく、迎撃をするか否かで議論が伯仲していた。
残された時間は僅か20数分程度。結論を迫られた大統領は答えを出す。

「無駄だ!誰も核を撃てない!システムは間違いなく発動する!」

手当をされていた死にかけの依頼人は笑いながらそう口にした。
しかし現実はそう上手くいくものではない。何の根拠もない彼の見通しは実に甘かった。

「迎撃を行う!みなで悪人の名を背負おう。」
大統領はそう決断した。誰も反対などしなかった。する時間すらなかった。

「情報は消せたか!?」
ボスの問いに対し返ってくるのは「いえ、まだです!恐らく…短くてもあと15分ほど!」という残酷な回答だった。
大統領が後5分の状況まで待っていられるハズもない。仲間はまだ基地内だ。脱出は間違いなく間に合わない。

するとボスが仲間たちにシステム中枢の破壊を命じた。
そしておもむろにお偉方を掴み「大統領と話をさせてくれ」と言い出した。
最初はふて腐れた態度だったが「許可しないのであれば銃で四肢を切断する」という発言に青ざめ、大統領に連絡を入れた。


「大統領!電話です!」
「電話?それどころではない!」
「それが…相手は我が国を救ったあの英雄です!」
「なんだと!?」

ボスが大声で大統領に言いかける。
「大統領!その核の発射情報は偽装だ!迎撃はしないでくれ!」
「その声は…。いや、君が本物かどうか分からん、証拠となるものはあるか!?」

するとボスは衝撃の発言をした。
「俺は授与式の場で盛大に屁をこき!うんちを漏らした!そのうんちを大統領!アンタの手に塗った!あの場には俺とその他数人の関係者、そしてアンタしかいなかった!わかるはずだ!」

大統領は沈黙する。そして数秒後、口を開いた。
「……みな!核の情報は偽装だ!迎撃は中止とする!」
大統領の周囲はどよめくが、事情を聞いて押し黙った。

「ありがとう大統領!おかげで助かった!」
「君にはこの国だけでなく私と部下まで救ってもらった。礼を言うべきは私だよ」

これで迎撃はどうにかなった。あとは兵器の中枢を破壊するだけだが、その装甲は硬く、本体を取り外すのにも時間がかかっていた。
俺はケジメをつけるため中枢を破壊しに向かう。本体はあらゆる部品と接続、連結していたため、そこに銃を乱射し本体を取り出すと、銃を構えて待機している攻撃班たちの元に投げつけた。
次の瞬間、本体は蜂の巣となり爆発、炎上しだした。

「やった…!」
だが本体の接続は完全には途絶えていなかった。僅かな電力がギリギリのラインで生き残っていたのだ。完全に壊したと思っている攻撃班は銃撃の手を止めた。それと同時に大統領から通話が入る。
「まだ核の情報が消えないんだが、大丈夫か!?」

それを聞いたボスは凄まじいスピードで本体の元へ向かうと手榴弾を投げつけ、本体は爆発に巻き込まれた。今度こそ完全に壊れたのだ。

「大統領!これを!」
「核の情報が消えた!やったのか!」

抑止力を求めた結果に生まれた破壊者は消え、平穏が戻った。



ボスはすっかり疲れを癒した俺を呼び出し、こう質問した。
「人は何故うんちをすると思う?」
俺は迷わず答えた。


「栄養補給の結果生まれたうんちをため込めば人間の体が持たないからです。」

詩 小説 ( No.17 )
日時: 2021/08/13 12:42
名前: 妻田 夢

   小説

小説ってなんだろう
なんのためにあるんだろう
それは頭の中に浮かぶもう一つのストーリー
小さな説と書いて小説
1つが沢山分かれてく
今日も作られる沢山のストーリー

誰か自由を ( No.18 )
日時: 2021/09/02 11:34
名前: ねむねむ  ◆ImDwVl1n2.

「私に自由をくれ。」

彼女がそう言ったとき、僕は驚いた。
彼女は金も権力も持ち合わせている。
不甲斐なくて申し訳ないが、僕という彼氏もいる。
僕が彼女を縛り付けているのだろうか……
そんな不安を彼女は見抜いたのだろうか。
詳しく話してくれた。

「私は周囲の期待にいつも怯えていた。
 期待に応えられなかったら、どうしようと。
 仕事は早く正確にこなして、信頼を高めて。
 そうすればするほど、周囲にどんどん期待されて。
 正直、その期待が重かった。
 怖いんだ。
 きっと社長なら大丈夫だからと言われるのが。
 責任をすべて負わなければいけない立場が。
 全部、こわい……」

社長っていいよなー、すごい儲かってそうだし。
そう思っていた、僕の浅はかさを突き付けられた。
僕がしてあげられること、それは何なのだろう。
救ってあげたい。その重みから。
「社長」でも、僕にとっては彼女なのだ。
か弱い、一人の女の子なのだ。
男として、救ってあげたいと思うのは、何もおかしいことではない。
それがたとえ、身分に格差があったとしても。
どうすればいいんだ、どうすれば彼女を救ってあげられるんだ。
必死に考える。

「だから、私は自由が欲しい。
 みんなが当たり前に飲んでいるジュースだって飲んでみたい。
 社長だから、そういうのを飲んでいたらかっこ悪いと思われる。
 そうやってずっと思っていたんだ。
 たまには休みを取って、君と二人で野原でピクニックとかだってしたいんだ。
 あいにく料理は下手でね。上手な君に任せてしまうが。
 そんな平和でのどかな日を、一日でいいから過ごしたいんだ。
 でも明日には決済だの会議だの、たくさんの予定が詰め込んである。
 とても休みたいなんて言えないんだ……言えないんだよ……」

社長って、大変なんだ。と改めて思った。
今までも社長は大変だと思ったことがあった。
でもそれでもその分儲けがすごいし、と気に留めていなかった。
本人にとってそれがどんなに苦しいか、知らなかった。
考えもしなかった。

僕は、彼氏失格だ。

「愛する人を手に入れることができて、私は十分幸せなんだ。
 だけど、その次を求めてしまう。
 一緒にお出かけしてみたい、と。
 我儘なんだ、私は。」

僕は、うつむいていた顔をあげて言った。

「僕は、君の彼氏だよ。
 我儘を言われる立場であり、言われたいとも思う。
 君はずっと我慢してるんだろ?
 じゃあ、僕には我慢しなくていい。
 僕は、君のそんな我儘を、喜んで受け止めるさ。
 一日くらい休んだって、社員のみんなはいいと思うと思うよ。
 だって、一番近くで君の仕事を支えてるんだ。
 君がどんなに大変か、分かってると思う。
 それで、さ。僕と一緒に、ピクニックに行こう。
 行きたいんでしょう?ほかにも行こう、二人で、たくさんのところに。
 美味しいサンドウィッチを作ってあげるよ。」

彼女は目を見開いている。そんな彼女の驚いた顔も、好きだ。
だって、彼女は僕の彼女だから。
心から愛する、大切な人だから。

ずっと一緒。

独りじゃない。

大好きだよ。

一番近くで、君と過ごす。

一生、この手を離さないから。

笑って。

君の笑顔が、何より大好きだから。

未来へ向かって...... ( No.19 )
日時: 2021/10/03 09:39
名前: シズク

「ねぇ、私、ちゃんと卒業できたよ。」

明るい笑顔で、桜の木を見上げる。
今日、私は卒業した。
卒業できたのはサクラのおかげと言ってもいい。
そう、私がサクラと出会ったのは、入学してすぐのことだった。

入学式の翌日......

「おはよう!」
「ねえねえ、昨日のあれさぁ......」

みんなすっかり打ち解けている。
同じ小学校からきた子かな。
私は引っ越してきたばかりだったから、クラスにあまり馴染めなかった。

一日が終わる頃には、もういくつかのグループができ始めていた。
誰とも話せていないのは、私だけみたいだ。
話しかけようともしたけれど、私とは話したくないようだった。

そうして一週間が過ぎ、私はクラスで何と無く避けられるようになった。
どうやって話しかけたらいいんだろう。
今更聞くことも出来ずに、惨めな自分を責めた。
休み時間は、校庭の桜の木の下で過ごした。
桜からは、寂しさを紛らわしてくれるような、そんな暖かい感じがした。

そんな時だった。
「何か悩んでる?力になれたらいいな!」
いつの間にか、同い年くらいの女の子が隣に立っていた。
「あの、あなたは?」
驚いて思わずそう聞いた。
「私はサクラだよ!この桜の木に宿る精霊。困ってる中学生を助けるのが仕事。」
サクラの話は、普通なら信じられないような話だったが、
その時はなぜか、本当のような気がした。

それから、私はサクラと毎日話すようになった。
私が友達作りに悩んでいることを話すと、こう言ってくれた。

「凛らしい言葉で話しかければいいの。
気を使いすぎなくてもね、案外仲良くなれるものよ。
自分なりの方法を見つけてね。」

その言葉を聞いて勇気が出た。
実はそのころ、隣の席の女の子が気になっていたのだ。
自分と同じアニメキャラクターが好きだと話していたのを聞いたことがある。
頑張って話しかけて見ることにした。

「あの、おはよう!私、凛っていうの。よ、よろしく。」
「私は美智香。こちらこそよろしくね!」

話してみると、優しくて面白い人だな、と思った。
その時から、私は、友達に話しかけられるようになった。
親友も2人できた。あの時の美智香と、同じアニメが好きだった彩音。
サクラには感謝してもしきれない。

私に親友ができた時、サクラは、
「もう私はいなくても大丈夫だね。これからも楽しく過ごしてね!」
と言っていた。
それきり、サクラには会えていない。
でも、この桜の木の中に、サクラはいると思うんだ。
「ありがとう!サクラ!私、サクラのおかげで、高校でも頑張れるよ!」
桜に向かって叫び、歩き出す。
この先に待っている、明るい未来へと......

彼岸花 ( No.20 )
日時: 2021/10/07 21:58
名前: 92

母はよく彼岸花を育てていた。私が幼い頃に一度だけ彼岸花を育てる理由を聞いたことがある。
その時母は、「彼岸花はね、あの世とこの世をつなぐ花。お父さんとお母さんを繋ぐ花。だから、お母さんはこの花を育てるの。」と、少し悲しげに言った。それ以来、聞かなかった。数日前、母が死んだ。だから、彼岸花を思い出した。私は彼岸花を育てる。悲しげで、美しい花を。いつか、娘に理由を聞かれることを待ちながら。
母と父と、私を繋ぐ花。それを私は、大事に育てる。いつの日か、私が死ぬまで。

仕事 ( No.21 )
日時: 2021/10/16 20:10
名前: りんごもなかじゃんぼ

私の仕事は、案内。
人々を、その人が望むところへ、案内する。
今日はしばらくは暇だった。
ぼーっとしていると、なにやらここへはじめて来た人が迷っているご様子だった。
「何かお困りですか?」
「最初はどこに行けばいいですか?会員登録はどうすればよいですか?」
相手の顔は見えない。
見ようとしてはいけない。犯罪になってしまうから。
「会員登録は不要です」
「そうなんですね」
「まずはこちらへ行ってみてください、沢山の作品が読めますよ」
「ありがとうございました」
そんな言葉を残し、相手は去っていった。

次の人は、何回もこちらに来ているようだ。
「何かお困りですか?」
「お困りですか?じゃねーよ。管理者を呼べ」
文面からして、怒っていると思われる。
「管理の者は、只今不在です」
「じゃあお前がやれ」
「何をですか?」
「俺の出禁を解けよ」
ここは窓口なので、本館を出禁になっている人でも入ることができる。
「了解いたしました」

「やっぱり判断力に欠けているね、君は」
管理している人が、私に向かって語りかけている。
私は何と答えればよいのか、分からない。
そのような事は教えられていない。
「荒らしの対処について学習しようか」
私の仕事は、とある小説投稿サイトの案内。
管理している人は多忙のため、代わりとして私が作られた。
皆様は私のことを、
AIチャットボット
と言うらしい。

西の魔女、東の魔女 ( No.22 )
日時: 2021/10/31 22:55
名前: 氷菓子

この世界を創ってるのは
西の魔女と
東の魔女なんだって

西の魔女と
東の魔女が
死んだら
どうなるかな?


結、

黒美、

西の魔女と、

東の魔女。

喧嘩半分、仲良し半分。
半分半分。
命も半分こ。

世界は戦争によって壊れていって、
……
結が愛する世界のために命を捧げた。
彼女はいつもの作り笑いを浮かべながら「橋」を渡っていく。
彼女は崩れ落ちた。
半分だけ。

半分だけじゃ生きれない。
二分の一 + 二分の一 が一かは
わからない。

どうなったのかなんてその世界の誰にもわからない。
だって

知っているのに ( No.23 )
日時: 2021/12/23 06:25
名前: 暁の冬

戦争は、何も産まない。でも毎日毎日、その先には悲劇しか無かったとしても人は戦う。
愚かだ。毎日人を殺し、どちらも悲しむと言うのに......目的のために、人を殺す。

ただ、私はもっと愚かだろう。私には何の目的もない。生きたいだとか、死にたいだとか、殺したい、殺されたい。
そんな気持ちがない。

嗚呼、私は愚か。何も産まないと知っているのにその共犯者となる。何もできない自分が憎い。





そう、私は.......銃だ。



試し書き「棺桶師」 ( No.24 )
日時: 2022/01/19 11:35
名前: ももん


         貴方のそばに死にたいと言っている人はいますか

       屈葬や火葬がありますが、  「棺桶」で埋められたい人もいます。
              そういう人たちの話です

          S中学校のPさんはまさにそういう人です


Pは死にたがり

Pはめんどくさがり

Pは人生を諦めている

それを私が知ったとき

勧めました

棺桶師(棺桶職人)を

棺桶には色んな種類があります

棺桶には色んな材質があります

「伝える力」もあります



もう一度書き込みます

私は死にたがり

私はめんどくさがり

私は人生を諦めている

何をしようと自由

やったことは変わらない

棺桶とは人生を諦めたもの

    人生を諦めきれなかったもの

そして 人生をクソみたいに過ごしたもの

    その3つが入るところです

最後に言うことは

              「どうせ生きるならクソでも良い」
                                      という事です。


これはフィクションです

タイムリミット ( No.25 )
日時: 2022/03/30 09:36
名前: くら

つむぎが自殺した。

それを聞いたとき、時が止まったように感じた。
なんで。












嫌い ( No.26 )
日時: 2022/04/11 01:50
名前: かまめしきり

「なんてこった...」

私はそんな事を呟いてパソコンの前に座る。
この前出来た小説のデータが消えた。正しく言うなら『消した』だ。
どういうことかと言うと、2年前のある日急に人格が一人増えた。そしてこいつは俺が寝ている間に動く。気づいたら車を運転して森にいたり、酷いときだと警察に電話をして大騒ぎになったこともあった。
だがその間俺はただ指を咥えて見ていた?感じていた?わけではない。
こいつの特性は俺の今一番嫌なことをするというものだとわかった。
だからなんだと言う話だがそれがわかっただけで対策は取れた。
こいつには嘘が通用する点だ。寝る前などに、自分に言い聞かせるのだ。
しょーもない事が嫌いだと。結構な嫌なことがない限りこれは通用した。
ということで小説を完成させて布団についた。いつも通りしょーもない事を考えようと思った。
だがちょっと待てよ。絶対に無理な事を言えば良いのではないか。
私は生まれて始めて自分の事が本当に天才だと思った。そうと決まれば...そうだ。
(死んだ俺の愛犬に会いたくない)
これで良いだろう。我ながらいい考えだ。無理にツチノコに会いたくないなどと考えれば、起きたら森の中にいるかも知れない。
これで完璧だ。そうと決まればお布団で寝ることにしよう。そう言って彼は永遠の眠りについた。

解説
愛犬に会いに逝った。ただそれだけのこと。

序章 ( No.27 )
日時: 2022/05/15 16:54
名前: ももん

さてこれから物語を始めるのには早すぎです
そこで「序章」を話しましょう
場所は「ラバド」そこにいる一匹の話です
ラバドがどこか分かる???はいないでしょう
そこには、知的生命体が住んでいます
そしてそれら「???」たちは、我ら「ヒューマン」
と同じでした。
ほぼ大体は、「同じでした。」
ご飯を食べ、睡眠をとり、呼吸をします。

だがそれら「???」は根本的に違います。
「何で知ってるか?」
それは今は話す必要が無さそうですから
また今度。

だって「序章」ですもの、

さて、この序章の主人公を紹介しましょう
名前は「ラルト・ガララ・タバルド」
ガララの血筋の男の???です。
「ナレーションはもういいから早く!」ですか?
まだですよ。
必要最低限の知識としてここは
「こことは限らない」
ということを伝えます。
では、いってらっしゃい((\('-')


ここはラバド
魔法もチートも存在しない場所
だからつまんない
家に帰る
「お帰り。」
うるさい
「どうしたの?」
うるさい
部屋にはいって早くゲームをしたい、
父が帰ってきた
「ただいまー」
関わりたくない
「おーいラルトー!」
だからうるさい
寝たふりをする
ゲーム面白い
「...はやめ.いた....い」
「いやそれがいい」
進路の話だ、
以外と真剣に考えてはいるので
勇気を出したい
だが出ない
「どうしたの?」
気づかれた
悩んだ

そして伝えた

いや伝えようとして伝わらなかった
「俺、せk...」
俺、いや僕はよく覚えている
僕はその時「世界の隅々まで行ってみたい」
と言った
そこには誰もいなかった
正確には自分を知っているもの
自分が知っているもの、すべてがなかった
僕はその時異なる場所、
異なる世界にいた
そこには自分と同じでない生物がいた
そして同じ姿をした生物がいた


さて、おかえりなさい
またか、
は無しですよ
さていくつか疑問があると思います
無い!
も無しですよ
二つ教えましょう
???は何だと思います
デュルルルルルル  ドン!

こっちでは「カラス」と呼ばれます
当たりました?
当たったなら投げキッスどうぞ。
キモい
って言うのは無しですよ
そして二つ目

デュルルルルルルルルルル ドン!

向こうのせかいには
「ヒューマン」と呼ばれる生物がいます

もっと教えろ
ですか?
それはダメですよ
でも
ト・ク・ベ・ツに教えてア・ゲ・ル

キモい
は無しですよ
向こうには
「ラルトが欲しいものがあります」

では「今日」はこれでさようなら
最後に
「この世界」と「向こうの世界」
は別の世界なのでしょうか
「序章」はこれで終わりです

「序章」は


幸せ ( No.28 )
日時: 2022/05/15 17:03
名前: ももん

何か楽しい

うん幸せ


楽しいね

魔法使いの帽子 ( No.29 )
日時: 2022/07/17 17:38
名前: & ◆OwrHb7KbuM

魔法使い「あれ……どこだろ……ガサゴソ」
勇者「ん?どうした―「魔法使い」」
魔法使い「その呼び方やめてくれない?」
勇者「別にいいだろ、おめーも「勇者様」って読んでるし」
魔法使い「それにしてもそーさん遅いね」
勇者「そーさん……?僧侶のことか?」
魔法使い「コク」
勇者「あと何探してるんだ 魔法使い」
ある日 1人の魔法使いがあるものを探していました それは……
魔法使い「帽子」
勇者「帽子って無くすもんなん?」
そう!帽子!魔力の入った!ぼ う し !
いつも肌身離さず持ってるはずの帽子が!
突然無くなったんだよ!
魔法使い「勇者様も探してください〜(涙目で 勇者を揺さぶる)」
勇者「うおぉ?!わかった!わぁーたから!」
勇者「(今被ってるのは?って聞きたいけど……面白いからそのままにしとくか)」
魔法使いが今被ってるのが帽子だということは 遅くに起きた僧侶の言葉で
わかったとさ……

幸せとは ( No.30 )
日時: 2022/07/26 17:09
名前: 長谷川まひる
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13347

※但し書き
これは長谷川の思想です。
悪い宗教にはまってこんなことを書き走ったわけではないので
普通の作品の一つとして楽しんでもらえたらうれしいです。


幸せとは



私の幸せは

今ここに、私の周りにあるすべてのことやもの


日常を退屈と感じることも

遠くにいる友達となかなか遊ぶ機会が作れないで、もどかしい気持ちでいることも

じめじめとした暑い夏の夕方も

すべて、その瞬間が幸せなのだと思う

だるいと思いながら、学校へ通えることが当たり前であること

家に帰ると自分の夕ご飯が用意されているのが当たり前だと思えること

これが幸せ


昨日、私の家族が命を失わなかったこと

我が家に戦火が降りかかっていないこの日常が、明日も続くのだろうと盲信できること

死を身近に感じない生活を送っていること

嫌いな食べ物を嫌いと言って食べなくても、食べ物に困らない国に生きていること

これが幸せ


今、あなたが生きていること

あの日、あなたが産み落とされたこと

今、あなたが生きることに苦しんでいること

今、あなたが生きていてよかったと思えること

そのすべての思いを抱えている肉体が存在すること

これが幸せ


生きていること

存在していること

あなたを支えるたくさんの人がいること

そんな当たり前のことすら忘れて、それでも生きていけるこの瞬間のこと

これが幸せ


幸せは
大切なものは
それを失わないと
それが幸せだったと気づけない

だから

きっと

目に映るもの
映らない思いも含めて

ここにあるすべて


幸せ

夢に沈む ( No.32 )
日時: 2022/08/06 00:56
名前: 羅亜

「......あぁ......」
都市の路地で男性が一人、嗚咽をもらした。彼の左手には千円札が一枚と、百円が四枚、一円が三枚あった。右手には血に濡れた刃物を持っていた。彼は人をxし、現在警察の手から逃げる為に何処かへ潜伏しようとしていた。だが、
「......煙草、買うかぁ......」
 どうせ千円札なんてすぐに貯まるだろ、どっかの家にでも入れば良い。電車は......行けるか。
 『現夢駅(げんむえき)』
彼は駅から出て、団地へ進む。その先は
「ねぇ、おじさん」
「......あ?」
彼に話し掛けたのは、十代半ばの少年だった。その少年の後ろには似たような顔ぶりの少年が三人いた。
「......何の用だい?坊や」
「おじさん、此処、初めて?」
「......そうだよ」
「じゃあ、案内してあげる!俺、神来社華月!此方がー」
上から、華月(かづき)、観月(みづき)、榊(さかき)、伊月(いつき)......クソッ......厄介なもんに絡まれちまった。
彼案内をされた後、泊まる所として少年達の家へ......逝(行)く事になった。
 「ごめんなさい、海堂さん。この子達、騒がしかったでしょう?」
家へつくなり、少年達の母親は頭を下げた。少年の一人が言葉を口にする。
「お母さん!海堂さん、泊まる所がないんだって!泊まっても良い?」
「え?でもー」
「良いですよ、お母さん」
「そうですか?じゃあ、部屋を用意しますね」
 夕食にて。
「あーっ、榊!僕の唐揚げ取らないで!」
「へへっ、観月の唐揚げも〜らいっ!早い物勝ちなんだよ〜!」
「やめなさい、みっともない!!」
母親の一喝が響く。彼はただ、この幸せ(嫌な)光景をただ見ていた。ふと、彼は少年たちの母親に聞いた。
「......お母さんは、彼等の見分けをついていますか?」
「ええ、勿論ついています。海堂さんはー」
彼は母親が動く前に、一人の少年を指差した。
「この子が、華月君、ですよね?」
「え?ええ、そうです」
「!!......おじさん、俺の事分かるの?!」
「あ、ああ......なんとなくね」
「ホント?!」
「う、うん......」
なんだよ、なんでこんなに執拗に聞くんだお前(華月)は。
 「おじさん、入っても良い?」
......華月か?......
「ああ、入って良いよ」
待て、俺......今、声で判断した?
「ん、分かった。ねぇ、おじさん」
「......なんだい?」
「おじさんは、ずぅ〜っと!家(うち)に居てね!」
「......うん、いるよ......」
少年(華月)は部屋から出ていった。彼は財布を見て......
「......なんで、なんでだ......?」
財布の中身を見て、驚愕した。そこには、千円札が一枚、百円が四枚、一円が三枚あった。
使ったはずだぞ?なのになんで金があるんだ!?気持ち悪い!!
彼は彼しかいない部屋の中で呟いた。
「......出よう......」
 街頭のない団地を彼は財布だけを持ったまま歩いていく。家(華月の家)からは遠ざかっていく。
そして、
「ねぇ、おじさん」
「......あ?」
彼に話し掛けたのは、十代半ばの少年だった。その少年の後ろには似たような顔ぶりの少年が三人いた。
「おじさんは、ずぅ〜っと!家(うち)に居てね!」

この≪森≫の世界では。 ( No.33 )
日時: 2022/08/09 22:15
名前: 夜鍼

この≪森≫は、壊れかけているかもしれないというのに。
この≪森≫は、いつか無くなるかもしれないというのに。

               無力。何もできない。

そんな考えしか、出てこない…………

何者かが、あの≪森≫を、狙っているというのに。この私は何もできないまま終わるんだろうか?
それは違う。私は、あの≪森≫を救いたいんだ。

だけど、この中学生の私に、何ができるんだろ?
お金もない、権力もない‥そんな私に。

でも、お金や権力は、所詮なにも意味がないんだ。

あの≪森≫の世界は、美しい森林に、鳥のさえずり。綺麗な透き通ったエメラルドグリーンの湖。
そんな世界なんだ。
この、私が一番好きな場所。
それを壊そうとしている奴がいる。って聞いたら、悲しいよ。
お金や権力なんていらない‥だから「あの≪森≫の世界」を絶対守る。


森って言ったら、自然。
自然って言ったら、すべてが美しい。 

美しいものを汚しているこの世界。だけど、そんな文明も必要だ。
美しいものを守りながら、文明を築いていく。

それが、信の美しい。というのではないのか。

だから、あの≪森≫の世界を。美しい世界を守るためには、なんだってする。
こんな無力な中学生。だけど、ひとつづつの積み重ねで、頑張れるんだ。

だから…

この「今」立っている‥『この≪森≫の世界では。』

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