SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

第15回 SS小説大会 開催!〜 お題:自由(または森) 〜
日時: 2020/07/09 22:26
名前: 管理人 ◆FiOOrlVc7Y

【第15回 SS小説大会 参加ルール】

■目的
基本的には平日限定の企画です
(投稿は休日に行ってもOKです)
夏・冬の小説本大会の合間の息抜きイベントとしてご利用ください

■投稿場所
毎大会ごとに新スレッドを管理者が作成し、ご参加者方皆で共有使用していきます(※未定)
新スレッドは管理者がご用意しますので、ご利用者様方で作成する必要はありません

■投票方法
スレッド内の各レス(子記事)に投票用ボタンがありますのでそちらをクリックして押していただければOKです
⇒投票回数に特に制限は設けませんが、明らかに不当な投票行為があった場合にはカウント無効とし除外します

■投稿文字数
400文字以上〜1万5千字前後(1記事約5000文字上限×3レス記事以内)
⇒ざっくり基準目安ですので大体でOKです

■投稿ジャンル
SS小説、詩、散文、いずれでもOKです。
⇒禁止ジャンル
R18系、(一般サイトとして通常許容できないレベルの)具体的な暴力グロ描写、実在人物・法人等を題材にしたもの、二次小説

■投稿ニックネーム、作品数
1大会中に10を超える、ほぼ差異のない投稿は禁止です。無効投稿とみなし作者様に予告なく管理者削除することがあります
ニックネームの複数使用は悪気のない限り自由です

■大会期間、結果発表等
第15回SS小説大会 2020年7月5日から2020年10月30日まで
          優秀作品発表…2020年11月7日(トップページ予定)
          お題(基本)…自由 、お題(思い浮かばない人用)…森 

■その他
ご不明な点はこの掲示板内「SS大会専用・連絡相談用スレッド」までお問い合わせください
http://www.kakiko.cc/novel/novel_ss/index.cgi?mode=view&no=10001

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平日電車やバスなどの移動時間や、ちょっとした待ち時間など。
お暇なひとときに短いショートストーリーを描いてみては。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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西の魔女、東の魔女 ( No.22 )
日時: 2021/10/31 22:55
名前: 氷菓子

この世界を創ってるのは
西の魔女と
東の魔女なんだって

西の魔女と
東の魔女が
死んだら
どうなるかな?


結、

黒美、

西の魔女と、

東の魔女。

喧嘩半分、仲良し半分。
半分半分。
命も半分こ。

世界は戦争によって壊れていって、
……
結が愛する世界のために命を捧げた。
彼女はいつもの作り笑いを浮かべながら「橋」を渡っていく。
彼女は崩れ落ちた。
半分だけ。

半分だけじゃ生きれない。
二分の一 + 二分の一 が一かは
わからない。

どうなったのかなんてその世界の誰にもわからない。
だって

知っているのに ( No.23 )
日時: 2021/12/23 06:25
名前: 暁の冬

戦争は、何も産まない。でも毎日毎日、その先には悲劇しか無かったとしても人は戦う。
愚かだ。毎日人を殺し、どちらも悲しむと言うのに......目的のために、人を殺す。

ただ、私はもっと愚かだろう。私には何の目的もない。生きたいだとか、死にたいだとか、殺したい、殺されたい。
そんな気持ちがない。

嗚呼、私は愚か。何も産まないと知っているのにその共犯者となる。何もできない自分が憎い。





そう、私は.......銃だ。



試し書き「棺桶師」 ( No.24 )
日時: 2022/01/19 11:35
名前: ももん


         貴方のそばに死にたいと言っている人はいますか

       屈葬や火葬がありますが、  「棺桶」で埋められたい人もいます。
              そういう人たちの話です

          S中学校のPさんはまさにそういう人です


Pは死にたがり

Pはめんどくさがり

Pは人生を諦めている

それを私が知ったとき

勧めました

棺桶師(棺桶職人)を

棺桶には色んな種類があります

棺桶には色んな材質があります

「伝える力」もあります



もう一度書き込みます

私は死にたがり

私はめんどくさがり

私は人生を諦めている

何をしようと自由

やったことは変わらない

棺桶とは人生を諦めたもの

    人生を諦めきれなかったもの

そして 人生をクソみたいに過ごしたもの

    その3つが入るところです

最後に言うことは

              「どうせ生きるならクソでも良い」
                                      という事です。


これはフィクションです

タイムリミット ( No.25 )
日時: 2022/03/30 09:36
名前: くら

つむぎが自殺した。

それを聞いたとき、時が止まったように感じた。
なんで。












嫌い ( No.26 )
日時: 2022/04/11 01:50
名前: かまめしきり

「なんてこった...」

私はそんな事を呟いてパソコンの前に座る。
この前出来た小説のデータが消えた。正しく言うなら『消した』だ。
どういうことかと言うと、2年前のある日急に人格が一人増えた。そしてこいつは俺が寝ている間に動く。気づいたら車を運転して森にいたり、酷いときだと警察に電話をして大騒ぎになったこともあった。
だがその間俺はただ指を咥えて見ていた?感じていた?わけではない。
こいつの特性は俺の今一番嫌なことをするというものだとわかった。
だからなんだと言う話だがそれがわかっただけで対策は取れた。
こいつには嘘が通用する点だ。寝る前などに、自分に言い聞かせるのだ。
しょーもない事が嫌いだと。結構な嫌なことがない限りこれは通用した。
ということで小説を完成させて布団についた。いつも通りしょーもない事を考えようと思った。
だがちょっと待てよ。絶対に無理な事を言えば良いのではないか。
私は生まれて始めて自分の事が本当に天才だと思った。そうと決まれば...そうだ。
(死んだ俺の愛犬に会いたくない)
これで良いだろう。我ながらいい考えだ。無理にツチノコに会いたくないなどと考えれば、起きたら森の中にいるかも知れない。
これで完璧だ。そうと決まればお布団で寝ることにしよう。そう言って彼は永遠の眠りについた。

解説
愛犬に会いに逝った。ただそれだけのこと。

序章 ( No.27 )
日時: 2022/05/15 16:54
名前: ももん

さてこれから物語を始めるのには早すぎです
そこで「序章」を話しましょう
場所は「ラバド」そこにいる一匹の話です
ラバドがどこか分かる???はいないでしょう
そこには、知的生命体が住んでいます
そしてそれら「???」たちは、我ら「ヒューマン」
と同じでした。
ほぼ大体は、「同じでした。」
ご飯を食べ、睡眠をとり、呼吸をします。

だがそれら「???」は根本的に違います。
「何で知ってるか?」
それは今は話す必要が無さそうですから
また今度。

だって「序章」ですもの、

さて、この序章の主人公を紹介しましょう
名前は「ラルト・ガララ・タバルド」
ガララの血筋の男の???です。
「ナレーションはもういいから早く!」ですか?
まだですよ。
必要最低限の知識としてここは
「こことは限らない」
ということを伝えます。
では、いってらっしゃい((\('-')


ここはラバド
魔法もチートも存在しない場所
だからつまんない
家に帰る
「お帰り。」
うるさい
「どうしたの?」
うるさい
部屋にはいって早くゲームをしたい、
父が帰ってきた
「ただいまー」
関わりたくない
「おーいラルトー!」
だからうるさい
寝たふりをする
ゲーム面白い
「...はやめ.いた....い」
「いやそれがいい」
進路の話だ、
以外と真剣に考えてはいるので
勇気を出したい
だが出ない
「どうしたの?」
気づかれた
悩んだ

そして伝えた

いや伝えようとして伝わらなかった
「俺、せk...」
俺、いや僕はよく覚えている
僕はその時「世界の隅々まで行ってみたい」
と言った
そこには誰もいなかった
正確には自分を知っているもの
自分が知っているもの、すべてがなかった
僕はその時異なる場所、
異なる世界にいた
そこには自分と同じでない生物がいた
そして同じ姿をした生物がいた


さて、おかえりなさい
またか、
は無しですよ
さていくつか疑問があると思います
無い!
も無しですよ
二つ教えましょう
???は何だと思います
デュルルルルルル  ドン!

こっちでは「カラス」と呼ばれます
当たりました?
当たったなら投げキッスどうぞ。
キモい
って言うのは無しですよ
そして二つ目

デュルルルルルルルルルル ドン!

向こうのせかいには
「ヒューマン」と呼ばれる生物がいます

もっと教えろ
ですか?
それはダメですよ
でも
ト・ク・ベ・ツに教えてア・ゲ・ル

キモい
は無しですよ
向こうには
「ラルトが欲しいものがあります」

では「今日」はこれでさようなら
最後に
「この世界」と「向こうの世界」
は別の世界なのでしょうか
「序章」はこれで終わりです

「序章」は


幸せ ( No.28 )
日時: 2022/05/15 17:03
名前: ももん

何か楽しい

うん幸せ


楽しいね

魔法使いの帽子 ( No.29 )
日時: 2022/07/17 17:38
名前: & ◆OwrHb7KbuM

魔法使い「あれ……どこだろ……ガサゴソ」
勇者「ん?どうした―「魔法使い」」
魔法使い「その呼び方やめてくれない?」
勇者「別にいいだろ、おめーも「勇者様」って読んでるし」
魔法使い「それにしてもそーさん遅いね」
勇者「そーさん……?僧侶のことか?」
魔法使い「コク」
勇者「あと何探してるんだ 魔法使い」
ある日 1人の魔法使いがあるものを探していました それは……
魔法使い「帽子」
勇者「帽子って無くすもんなん?」
そう!帽子!魔力の入った!ぼ う し !
いつも肌身離さず持ってるはずの帽子が!
突然無くなったんだよ!
魔法使い「勇者様も探してください〜(涙目で 勇者を揺さぶる)」
勇者「うおぉ?!わかった!わぁーたから!」
勇者「(今被ってるのは?って聞きたいけど……面白いからそのままにしとくか)」
魔法使いが今被ってるのが帽子だということは 遅くに起きた僧侶の言葉で
わかったとさ……

幸せとは ( No.30 )
日時: 2022/07/26 17:09
名前: 長谷川まひる
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13347

※但し書き
これは長谷川の思想です。
悪い宗教にはまってこんなことを書き走ったわけではないので
普通の作品の一つとして楽しんでもらえたらうれしいです。


幸せとは



私の幸せは

今ここに、私の周りにあるすべてのことやもの


日常を退屈と感じることも

遠くにいる友達となかなか遊ぶ機会が作れないで、もどかしい気持ちでいることも

じめじめとした暑い夏の夕方も

すべて、その瞬間が幸せなのだと思う

だるいと思いながら、学校へ通えることが当たり前であること

家に帰ると自分の夕ご飯が用意されているのが当たり前だと思えること

これが幸せ


昨日、私の家族が命を失わなかったこと

我が家に戦火が降りかかっていないこの日常が、明日も続くのだろうと盲信できること

死を身近に感じない生活を送っていること

嫌いな食べ物を嫌いと言って食べなくても、食べ物に困らない国に生きていること

これが幸せ


今、あなたが生きていること

あの日、あなたが産み落とされたこと

今、あなたが生きることに苦しんでいること

今、あなたが生きていてよかったと思えること

そのすべての思いを抱えている肉体が存在すること

これが幸せ


生きていること

存在していること

あなたを支えるたくさんの人がいること

そんな当たり前のことすら忘れて、それでも生きていけるこの瞬間のこと

これが幸せ


幸せは
大切なものは
それを失わないと
それが幸せだったと気づけない

だから

きっと

目に映るもの
映らない思いも含めて

ここにあるすべて


幸せ

夢に沈む ( No.32 )
日時: 2022/08/06 00:56
名前: 羅亜

「......あぁ......」
都市の路地で男性が一人、嗚咽をもらした。彼の左手には千円札が一枚と、百円が四枚、一円が三枚あった。右手には血に濡れた刃物を持っていた。彼は人をxし、現在警察の手から逃げる為に何処かへ潜伏しようとしていた。だが、
「......煙草、買うかぁ......」
 どうせ千円札なんてすぐに貯まるだろ、どっかの家にでも入れば良い。電車は......行けるか。
 『現夢駅(げんむえき)』
彼は駅から出て、団地へ進む。その先は
「ねぇ、おじさん」
「......あ?」
彼に話し掛けたのは、十代半ばの少年だった。その少年の後ろには似たような顔ぶりの少年が三人いた。
「......何の用だい?坊や」
「おじさん、此処、初めて?」
「......そうだよ」
「じゃあ、案内してあげる!俺、神来社華月!此方がー」
上から、華月(かづき)、観月(みづき)、榊(さかき)、伊月(いつき)......クソッ......厄介なもんに絡まれちまった。
彼案内をされた後、泊まる所として少年達の家へ......逝(行)く事になった。
 「ごめんなさい、海堂さん。この子達、騒がしかったでしょう?」
家へつくなり、少年達の母親は頭を下げた。少年の一人が言葉を口にする。
「お母さん!海堂さん、泊まる所がないんだって!泊まっても良い?」
「え?でもー」
「良いですよ、お母さん」
「そうですか?じゃあ、部屋を用意しますね」
 夕食にて。
「あーっ、榊!僕の唐揚げ取らないで!」
「へへっ、観月の唐揚げも〜らいっ!早い物勝ちなんだよ〜!」
「やめなさい、みっともない!!」
母親の一喝が響く。彼はただ、この幸せ(嫌な)光景をただ見ていた。ふと、彼は少年たちの母親に聞いた。
「......お母さんは、彼等の見分けをついていますか?」
「ええ、勿論ついています。海堂さんはー」
彼は母親が動く前に、一人の少年を指差した。
「この子が、華月君、ですよね?」
「え?ええ、そうです」
「!!......おじさん、俺の事分かるの?!」
「あ、ああ......なんとなくね」
「ホント?!」
「う、うん......」
なんだよ、なんでこんなに執拗に聞くんだお前(華月)は。
 「おじさん、入っても良い?」
......華月か?......
「ああ、入って良いよ」
待て、俺......今、声で判断した?
「ん、分かった。ねぇ、おじさん」
「......なんだい?」
「おじさんは、ずぅ〜っと!家(うち)に居てね!」
「......うん、いるよ......」
少年(華月)は部屋から出ていった。彼は財布を見て......
「......なんで、なんでだ......?」
財布の中身を見て、驚愕した。そこには、千円札が一枚、百円が四枚、一円が三枚あった。
使ったはずだぞ?なのになんで金があるんだ!?気持ち悪い!!
彼は彼しかいない部屋の中で呟いた。
「......出よう......」
 街頭のない団地を彼は財布だけを持ったまま歩いていく。家(華月の家)からは遠ざかっていく。
そして、
「ねぇ、おじさん」
「......あ?」
彼に話し掛けたのは、十代半ばの少年だった。その少年の後ろには似たような顔ぶりの少年が三人いた。
「おじさんは、ずぅ〜っと!家(うち)に居てね!」

この≪森≫の世界では。 ( No.33 )
日時: 2022/08/09 22:15
名前: 夜鍼

この≪森≫は、壊れかけているかもしれないというのに。
この≪森≫は、いつか無くなるかもしれないというのに。

               無力。何もできない。

そんな考えしか、出てこない…………

何者かが、あの≪森≫を、狙っているというのに。この私は何もできないまま終わるんだろうか?
それは違う。私は、あの≪森≫を救いたいんだ。

だけど、この中学生の私に、何ができるんだろ?
お金もない、権力もない‥そんな私に。

でも、お金や権力は、所詮なにも意味がないんだ。

あの≪森≫の世界は、美しい森林に、鳥のさえずり。綺麗な透き通ったエメラルドグリーンの湖。
そんな世界なんだ。
この、私が一番好きな場所。
それを壊そうとしている奴がいる。って聞いたら、悲しいよ。
お金や権力なんていらない‥だから「あの≪森≫の世界」を絶対守る。


森って言ったら、自然。
自然って言ったら、すべてが美しい。 

美しいものを汚しているこの世界。だけど、そんな文明も必要だ。
美しいものを守りながら、文明を築いていく。

それが、信の美しい。というのではないのか。

だから、あの≪森≫の世界を。美しい世界を守るためには、なんだってする。
こんな無力な中学生。だけど、ひとつづつの積み重ねで、頑張れるんだ。

だから…

この「今」立っている‥『この≪森≫の世界では。』

夏祭りの君 ( No.34 )
日時: 2022/08/19 09:09
名前: ruha

私は未央(みお)。地味であまり目立たない中学生。私は今、恋をしている。幼馴染の、優人(ゆうと)に…。

今日は夏祭り。学区の、夜店が出る小規模な祭り会場は地域の小中学生でそこそこ賑わっている。
もちろん私も賑わいの中の一人で、中学のクラスメイト数人で夜店を巡っている。そこには、優人もいた。

いつもなら、優人と同じ空間にいるというだけで私は幸せな気分になる。しかも今日の優人は甚平姿で、親友の唯(ゆい)に嬉しい気持ちを爆発させてたと思う。でも…今日は違った。

「未央!優人がいるのに喜ばないなんて、珍しいじゃん。なんかあった?」
唯が言う。その通りだ。私には、重大な出来事が“あった”のだ。

それは昨日のこと。優人のお母さんと仲のいい私のお母さんが、何気なく私に言った。
「そういえば!未央、優人くんがね、同じとこでサッカーを習ってる子と付き合い始めたらしいわよ。」
私は、その言葉を聞き返す心の余裕まで無くしてひたすらにショックを受けた。
…ずっと好きだった。でも、運動神経が良くてハキハキした性格の優人と、地味な私は釣り合わない気がして、ずっと気持ちを隠してきた。いつの間にか私は、優人を避けてしまうようになっていた…。

「唯…ううん、なんでもない」
折角の夏祭りなのに、唯に余計な迷惑をかけたくはない。
「そう?ならいいけど。ほら、もっと優人の近く行ってきなよ!」
唯に小突かれて、半ば強引に優人の隣にたどり着く。
「おう未央!」
優人は今日も変わらない。満面の笑みで話しかけてくれた。
「優人…」
久しぶりに話す。緊張して、声がぎこちなくなった。そんな様子に、優人はすぐに気づいたみたいだ。

「未央、なんか元気ないなぁ。飴でも食う?」
優人が、ポケットから飴の缶を出した。
「射的で獲ったんだ。本当はゲームソフトが獲りたかったけどな」

優人は優しい。私の気持ちに気づいているのかいないのか、優しい。
そんなのずるいよ…、もっと好きになっちゃうじゃん。


「ありがとう」
飴を一つ受け取って答える。

いいんだ。優人を見てるだけで幸せなんだ。
口の中に、飴の甘酸っぱさが広がった。

まるで、この片想いみたいに。



p ( No.35 )
日時: 2022/09/01 16:16
名前: むう


 昔むかしあるところに、小さな点がおりました。
 その点は、たいへんよく動きまわり、急に止まり、また動き出すという不思議な歩き方をしているので、邪魔だと周りから陰口を言われたり、嫌われたりしていました。

「邪魔だよ邪魔。いきなり走るんじゃない。ひかれたいのか!」
 あるとき、時速60キロで走るタクシーの運転手が、窓から顔を出してこう怒鳴りました。
 点は、ものすごく苦しそうに目を瞑りながら言いました。

「すみませんすみません。でもぼく、皆さんみたいに一定には走れないんです」
「じゃあ、なんでもいい、とにかく前をどけ! 車が通れんだろ」
「それが、少し動くと疲れてしまって、ちょっと休まないといけないんです」

 その返事に運転士は眉を寄せ、唾を吐いて、大きなため息をつき車を後ろにバックさせてから、もう一度「邪魔だよ!」とタクシーを走らせて行ってしまいました。
 点は謝罪をしたかったのですが、何しろ動けないので、大粒の涙を流すことで耐えました。
 こういうのは生まれてからよくあることでしたし、仕方のないことだと思っていたのです。

 と、突然ピーッという笛の音が響きました。
 向こうの横断歩道から、一人の男の子が歩いてきました。手にはリンゴを入れた籠を持って、額に汗を浮かべて、元気よくこちらへやってきます。

「やあ」
 男の子は、目をはらしている点を見て顔をしかめました。

「君は同じところをぐるぐるして、楽しいの?」
「たかしくん、君だってずっとリンゴを運んでるじゃないですか」

 点は、さっきよりも大粒の涙を流しながら、なんとか反論しましたが、たかしくんにフンと鼻でわらわれた後はもう何も喋れませんでした。彼は人気者で、お友達も大勢いる。今ここでぼくが怒ってもなんの意味もない。
 
「俺はお前よりはマシだよ。行く場所がわかってんだから」
「ぼくだって、行く場所はあります」
「その場所が名前もない更地でもか!」

 得意げに叫ぶたかしくんはそれで満足したのか、さっさと回れ右をしてどこかへ駆けて行きました。
 点は真っ暗になった視界をやっと持ち上げて、ずんと沈んだ頭を降りました。

 (やっぱり、ぼくは嫌われてるんだ……そりゃそうだよ。行く場所も目的もわかんないんだから)

 認めてしまえばいい。自分には何もできないんだと、認めれば楽になれるかもしれない。
 しかし、そうしなかったのは、俯く彼の前を、ふと誰かが横切ったからでした。
 点は思わず顔をあげ、彼の姿をまじまじと観察します。

「よお、p」

 つぎはぎだらけの袖口が裂けた服に身を纏った男の人は、ニヤリとわらいました。
 知らない人でした。よお、とはどういうことだろう。

「どなたですか? 初対面ですよね」
「おう、確かに俺らは初対面だが、この辺りではお互い名が知れてる。風の流れと共にくんだよ、お前の名前」
「しかしあなたの名前をぼくは知りません」
「お、そう?」

 男の人はまたニヤリとわらって、点の隣に並びました。

「俺はルート。若いもんはどうやら俺が嫌いらしい。なんもしてねえのによ」
「……ぼくも、なんもしてません」

 聞いてみると、ルートさんもみんなから疎まれているようでした。その特殊な雰囲気が与える印象は、良くないみたいでした。けれども同じ境遇を経験しているpは、彼を嫌な人だとは感じませんでした。

「ぼくは、何のためにずっと同じことをしているんでしょう」
「それがお前の生き方なら、そうすればいいさ。俺も、あいにく実数のやつらんとこには入れないもんでね。仲良くしてるのはπのやつだけだよ」

 ルートさんは、のんびりと呟きました。
 彼だけは自分を肯定し、目を逸らしたりせず、話を聞いてくれました。

「おいp坊。俺は好きだぜ、お前の生き方。実はな、この世界の外には、目的も順路もわからず生きる動物がごまんといるらしい」
「へえ」
「目的がわかんねえなら、わかるまで続ければいいさ。わかった時に、たどり着いた場所に名前をつければいい」

 彼の言葉は、すうっと心の奥の方に染みていくようでした。

 いつのまにか涙はひいていました。心もずんと重くありません。
 むしろ軽くて、跳ねてしまいそうなほど軽くて、数分前の運転士のセリフもたかしくんの態度も、全てどうでもよくなってしまいました。

「ルートさん。ぼくは休憩が終わったので、またどこかへ行かないといけません」
「ほお」
「今度会うとは、友達になってくれますか」
 
 ルートさんはキョトンとしていましたが、束の間、表情にぱあっと花を咲かせて、pの頭をぐりぐりと撫でました。

「今から友達ってことならオーケー」

 pもまたぱあっと顔を輝かせ、うんうんと何度も頷きました。
 そして再び、知らない場所を目指して、一定のスピードで歩いていましたが、本当はほんの少し、いつもより早足でした。

 余談ですが、この日彼が止まった場所は「変域」と呼ばれ、今でも誰かと誰かを結ぶべく扉を開けているようです。




 




その瞳の先には ( No.36 )
日時: 2022/09/04 21:58
名前: らる@羅瑠



私は、皆とずっといたかった。

みんなの瞳は、いつも輝いていた。「私と違って」
そんなみんなが、大好きです。

三輪ちゃん。どうか自分を嫌いにならないで。
籟都君。みんなを笑顔にしておいてあげてね。
鳳樹君。アナタなら、きっと夢をかなえられる。
奏ちゃん。自分に自信をもって。堂々として。

どうか世界の皆さん。「希望を捨てないで」ください

私は、希望を捨ててしまった。だから、夢をかなえられなかった。
だけどいつか、私の希望を未来へ繋いでくれる人が居たら嬉しいな。

希望をかなえられなかった私は、みんなとずっといられない。
あなたたちの瞳と一緒じゃない。輝いてないの。



「咲来‥‥」

そう呼ぶ声が何処からともなく聞こえる。
これは、皆の声だな…

ふと、皆の方を見ると瞳の先には希望が輝いていた。私の瞳を真剣に見てくれている。

ある人の出来事 ( No.37 )
日時: 2022/09/16 18:15
名前: るる&みかん
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13334

私のおばあちゃんは、いつも私の手を取って、「ゆうちゃんの手はきれいだねぇ」とさすってくれた。ある日、私はおばあちゃんに聞いたんだ。「なんでいつも私の手をさすってくれるの?」って。そしたら、「ゆうちゃんの手がきれいだからね、その手が、悪いことで汚れないようにって思ってさすってるんだよ」って教えてくれた。その時私は幼かったから意味がわからなかったけど、今になってようやくわかったよ、おばあちゃん。だから、次は私の番。

堤高校バレー部の物語 ( No.38 )
日時: 2022/09/25 07:37
名前: 元坂井葵のるる&みかん
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

今年こそ優勝_そんな儚い夢はまたもやライバル校、和泉高校(わいずみこうこう)によって打ち砕かれた。今は全国高等学校バレー大会の終わった後。私たちは決勝まで上り詰めたのだが、またしても和泉高校によって準優勝。この学校は、5年ほど前からこの大会に出場しているのだが、毎年和泉高校によって準優勝。私たちは先輩たちの思いも背負って頑張ってきたのだが_

「なんで今年も和泉高校に落とされるかなぁ!?もうちょっと弱くなってくれない!?」

「ほんとだよ!せめて違う高校に落とされたかった、、、」

「っていうかあの蛇穴(さらぎ)ってやつが強すぎ!ふざけんな!!」

とまぁ、私の高校のバレー部は言いたい放題。特に三年生は怒りが爆発してまさに修羅場だ。あ、私は堤高校(つつみこうこう)二年の卯月(うずき)莉音(りおん)。バレー部所属である。まあ5年連続和泉高校に落とされてるしこうなっても仕方ない、、のだが、私は内心もう諦めている。だって五年連続で落とされてたらそりゃ諦めるでしょ、、、逆に諦めてない皆がすごい。

「あのう、、先輩諦めてないですか?」

私に話しかけてきた小さな子。確か一年の睦月(むつき)紗奈(さな)ちゃんだったかな?

「え、あ、うん。だって、五年連続も負けてたらそりゃ諦め、、」

「ふぅ、、、先輩はやっぱだめですね、、、最後まであきらめずに練習したら勝てるかもしれないんですよ?」

「いやまぁそうだけど、、、」

「じゃあ練習しましょう!!!皆さーん!!!卯月先輩がもっと練習しようって言ってまーす!!」

ええええええ!?何を言い出すかと思ったら、、、まあいいか。よし、こうなったらとことん練習だぁぁぁぁぁぁ!!!!

               〜1年後〜

あれから一年が経って、私は3年、睦月ちゃんは2年になった。で、練習の成果だが、、、一か月前にバレー大会が行われ、見事優勝!まあ蛇穴って子が卒業してたのも大きかったけどね(^^;)でも私たちは無事に6年越しの優勝をつかむことができた!これでひと段落、、かと思ったら。この大会、勝ったチームは世界大会に出るんだって。もう嫌だぁぁぁぁ、、、、

ノンフィクション___ブルー ( No.39 )
日時: 2022/09/30 13:20
名前: ぷれ

僕は小6の頃から、収益目的として楽曲製作をしている。
活動を始めてから、1ヶ月ほど経った日。とあるお客さんと出会った。
その人こそ、僕の常連さんだった。

文面から紳士的な人だと伝わった。
そこから、たくさんの曲の依頼をされた。僕もその依頼に答えられるように、必死で曲を作った。
毎度毎度、曲の感想を添えていただき、参考になる場面もあった。
この仕事のやりがいをくれた人だった。

しかし、ある日「お葬式に流す曲を作ってほしい」と言われた。どうやら末期の癌で、余命宣告までされているらしい。
当然と言えるかどうかは分からないが、泣いた。でも、泣いたって何にもならないことぐらい知っている。それでも、受け止められなかった。
今になって、分かった気がする。自分の小ささが。
どんなに辛いことがあっても、立ち直れなくても、前を見て生きなければいけない義務があると。

「今は生きてほしい。生きて、自分の知らない世界を見てほしい」
それが、常連さんからのメッセージだ。
どんなに辛い状況でも、諦めないで、生きよう。生きてさえいれば、いずれ報われるときがくる。そう、信じている。


このお話はフィクションではありません。

あの日の君へ ( No.40 )
日時: 2022/10/18 18:05
名前: ゆせのん
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13472

あの日、私を守ってくれた。

1人の少年。

姿を消したあの日から、ずっと君を探しているんだ。

そして、お礼を言いたい。


   
    ///// あの日の君へ /////



かすかな記憶しかないが、
あの少年の顔は覚えている。

5年前のあの日。

少年が私を守ってくれた。

高校生の私は、今でも君を探しています。
一度だけでいい。もう一度会いたい。

   「何か悩み事?」

「うわっ!!」
「ごめん。驚かせちゃったね。」
「あなたは、、、」
「私は妖精。人助けをするのが私の仕事。」
「人助け?、、、」
「そう。何か悩み事でもあるなら言って。」

/////そして私は、あの日のことを妖精に話した。/////

「その人に会いたいんでしょう。」
「はい。」

「なら、私が手伝ってあげる。」
「本当ですか!?」

「いいんだけど、、」
「?」

「今から言うことは絶対に守ってほしい。」
「はい。」
「探すのを途中で諦めるのはだめ。最後までやりとげなさい。」
「分かりました。」

「たとえ、途中で諦めたら。」


 /////あなたと少年の命を奪う。/////


「え、、、」
「そうよ。あなたと少年が関係してる望み。だから。」

「......」
「嫌ならいいわ。」

「いや!!、、、覚悟は出来てます。、、、」
「そう。じゃあ決定ね。」
「.......」


/////そして妖精と、あの日の君を探すことになった。/////


 何日も何日もたっていく。見つからないまま。

 このまま人生も過ぎていく。
 
 私も少しずつ、大きくなっていく。

 苦しみと共に。

 少年がもうこの世界にはいなかったら。

 人生が無駄になる。

 約束は破れない。

 そして、永遠に探し続ける。

 見つからないまま、何年も年月が経つ。

 礼も言えない人生を送り続けている。

 疲れ果てた体。

 古くなってきた、電子レンジ。

 しだいに動けなくなってきた私。

 とっくに私の親もいない。


      /////そして、もう、私はいない。///////
 



 




あの日、時が止まった瞬間。 ( No.41 )
日時: 2022/10/30 15:55
名前: らる@羅瑠

私の名前は、空上詩歌(そらうえしか)。
そこら辺にいるフツーの中学生だった。
ただ、普通に片思いをしていて、勉強が好きでも嫌いでもなく、先生の言うことを聞いて、運動神経もそこそこという普通の中学生。

のはずだった。

私は、片思いしている奏斗に告白してみた。
ずっと、幼馴染だったんだ。

「いいよ。」
「えっ…?」

爽やかな笑みを浮かべながら、奏斗は返事をした。

「俺も好きだったから。」

その言葉は、私の心の中全てを満たしてくれた。

「あれ…?これってなんだろう?落とし物かな。」
ある日の帰り道。
私は腕時計を拾った。様々なボタンがついてる珍しいモノ。
その中でも、右の方に特に目立つボタンがあったので、そのボタンを押してみると。

「カチッ」

その音と共に。
世界中が止まった。人も、動物も、音も、全てが。

「ええっ!!?時が、止まった?」
意外な事なので、漠然としていた私。
もう一度押すと、時はもう一度進み始めた。

「なんだったんだろう‥?」
それを持ち帰って、後悔したのはまた後程。


そして、次の日の帰り道。
もう一度腕時計を使ってみた。
その次の日も、一週間後も。
テストの答えをみたり、盗みをしたりとダメなことに使ってしまったけど。

そして、二週間目に…

「カチッ」

「また止まったぁ!やっぱり面白いなー。いつでも使えるし。」
さて、戻そうか。
そう思ったけど。

「あれっ‥戻せない!?」
もう1度、もう1度。と呟きながらボタンを押す。
でも、戻せなかったんだ。

「自分がしでかしたことだ。今更後悔してもムダだよ?」
後ろから、声が聞こえてきた。

「えっ…?かな、と?どういうこと?」
「詩歌、キミはテストの答えをみたり盗みを働かしたり、悪いことをしてきたんだろう?
だから、この俺と君しかいないこの世界で、一生罪を償んで。ね?」
「あ‥ああ…………っ」

後悔してもムダだった。

“ある日、時が止まった瞬間。”

私の人生は不幸で満ち溢れることになった。

不良少年 ( No.42 )
日時: 2022/11/02 06:20
名前: ほのみん

【不良少年】

ある少年が、街で大暴れしていた。
街中の看板にペンキをかけ、バイクで轟音を立てて走り回り、金を盗んだ。
さらに、万引き、窃盗。
しかし、それを注意する者は誰一人、いなかった。

少年の悪行は日に日に増すばかり。
でも、注意する人はいない。
ある日、少年は叫んだ。

「なんで戦争なんかしたんだよ!何で人が死ぬような核兵器使ったんだよ!みんな俺を置いて死んじまって
お願いだから俺の悪行を注意してくれよ!」

そう、少年の住んでいる世界では、戦争が起こり、核兵器が大量に使われた。
それによって、世界人口のほとんどが亡くなり、ただ一人、少年は生きていたのである。
少年のその叫びは、自分一人が世界に取り残される、まさに悲しみの叫びであった。

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