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僕はサッカーが大好きでそれなりには上手い。
でもとても夢のサッカー選手になるには程遠い。
そして練習もしない。
ある日練習をしようとした。
３日も続かない。
そんなやつがサッカー選手になると意気込んでいた。




「お母さん、俺将来サッカー選手になる！」
「あんたは自主練嫌いだから無理でしょ、サッカー選手は来る日も来る日も練習してるの」
そんなんわかってる
「お前はいつもサッカーの動画見てるな、練習しないくせに。お父さんだったら練習してるぞ？」
サッカースクールの友達にも言われた。わかってる、でも練習しなかった。
「お前フィジカルよっわｗｗｗちゃんと練習しろよｗ」
わかってるんだ、でも俺は
「練習しろよ弱いんだから」
どうせ失敗するから




ある日友達に相談した。

「俺自主練続かないんだよね」
「お前は失敗すると思ってやってる、成功するから頑張るんじゃない、成功のために頑張るんだよ」
その言葉が僕を奮い立たせた。
「やってみる」


まずは一日目、30分だけ、でもやることに意味があると思った。
一週間ごとに練習時間を十分追加する、こうして続かした。
でも一ヶ月でやめた。
でも一ヶ月続いていいほうだと思った。
だからもう練習はやめた。

ある日久しぶりに公園でサッカーをしようと公園に行く。
やってみたけど....
自分の下手さに驚いた。
唖然とした。
これからサッカー選手を目指すのに




気づけば泣いていた。




俺はこんな下手なのか。



まわりからバカにされた事も思い出した。


でも俺は









絶対見返してやると思った。
今日から朝から晩まで練習しようとした。
がむしゃらに。


全力で。

成功のために。

みんなを見返してやるために。




10年後












「君は世界最高の選手だ！ぜひ入団してくれ。」
「いや私達のチームに！」
「いや我がチームに入団するんだ」
僕は世界最高の選手になった。
そして家族や友達も見返した。
夢が叶った。
あとみんなにこれだけは伝えておくよ。



























成功するから頑張るんじゃない、成功のために頑張るんだ。

まただ

僕の近くにいる人は不幸になる。

一回喋ったくらいじゃ鳥の糞が顔の落ちてくる”だけ”。

でも友達になったら、君の人生bad end
でも僕は



なぜか好かれる。
僕のせいにもならない。
「なんでだ、僕のせいだ」
って言ったら
「そんなことねえよ、ちょっと運が悪かっただけだ」
俺は泣いた。
「なんで泣くんだ、お前のせいじゃないって」
「なんで高橋君は近づくんだ、やめてくれ」
「僕は”悪魔の子”なんだ」
「そんなわけねえだろ」
「そうだよ」
「九条は悪くないって！」
いろんな人が来た。
ごめんなさいって心から思った。
俺のせいで


数日後

やっぱりみんな......
でも高橋君はいた。
「なんでいるの...」
「なんでだろうな、俺だけ生きてるって」
「でもお前は悪魔の子じゃない、普通の人間だ」
なんで君はそんなにも...

学校に行きたくない、引きこもりたいけど親が連れて行く。
てかなんで親も生きてるんだよ、なんでだよって思った。

「なぁあいつの家金持ちらしいぞ、友だちになったほうが得じゃねｗ」
こんなことが聞こえた、でも幻聴だと思ってその時は近づくなくらいしか思わなかった。
「なぁ九条、これからカラオケ行かね？」
また近づいてきた、でも高橋君も一緒だったから断れなかった。
「うぇーいｗ九条もなんか歌えよｗ」
「僕はいいよ」
「そうか、ノリ悪ぃ」
みんな存分に歌って帰ろうとした。
でもやんちゃの五十嵐が言った。
「なぁ九条、奢ってくれよ」
僕は裕福だったからそれくらいいいかって思った、どうせ君たちも.....

数日後

やっぱり
僕は悪魔の子なんだ。
でもいつも通り高橋君はいる。
「高橋君はなんで生きてるの」
「なんでだろうな」
ほんとになんでだよ、なんかおかしい。
でも生きているに越したことはないと思った。
帰り道、高橋が
「お前が好かれてるのは金持ちだからだと思うわ、俺五十嵐とかに聞いたんだ」
「じゃあ高橋君もそうなんだ」
「そんなわけないだろ！俺が死んでない理由わかるか？」
「俺がお前を本気で親友だと思ってるからだ！」
「高橋君、ありがとう」
「僕、成仏できそうだよ」
「じゃあね高橋君、またいつか会おうね」
「おう！」



二人とも泣きながら、別れを告げた。

私は夢乃柚木。

最近、みんなから無視されるんだ

友達からも、親からも。


柚木「ねぇ、みんな？」

全員「…」

先生「おい佐々木〜シャーペン分解して遊ぶな〜」

悠真「さーせんw」


佐々木悠真。私の初恋の人


柚木「ねぇ、悠真くん」

悠真「…」

柚木「なんで…みんな無視するの…？」

柚木「私、なにかやっちゃったの？そうしたら直すからｯ！ねぇ、返事してよｯ！！」


全員「…」


柚木「ねぇ、悠真くn…」






柚木「え…？」




悠真くんに触ろうとしたら…すり抜けた⁈



柚木「な…なにがどうなって…」




そういえば私の机は…⁈



柚木「…あるけど…なにもない」



柚木「やっぱり…すり抜けちゃう」



〜家〜


柚木「ただいま〜」


母「うっ…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ…柚木ぃ…ｯ」


母「柚木ｯ…」




柚木「…そうか…私ってやっぱり…」



























柚木「死 ん で た ん だ 。 」






〇〇市xx時未明、△△交差点で女子高生が轢き逃げされました。
女子高生は死亡が確認され、犯人は逃走中とのことです＿＿＿＿＿

「なあ暁、今日公園行く？」
「あ、うん」
「そっかじゃあ俺も行くわ！」
「わかった」

「あ、よう！暁！サッカーしよう！みんないるし」
「うん！」
「あー疲れたー、てかさ、暁お金持ってる？」
「うん、自分用に....」
「えー奢ってよジュース」
「わかったよ..」
「サンキュー」
「うん....」
「ただいまー」
「おかえり！もうすぐご飯できるから」
「そっか....」
「(もう奢りたくないよ、でも奢らないと嫌われるかもしれない....)」
「勇輝、ご飯！」
「うん」
「ちょっとまってお腹痛くなったからトイレ行ってくる」
「(お金なくなってきたし奢れなくなるからちょっとだけ)」
「結構遅かったけど大丈夫？」
「大丈夫」

「ごちそうさまでした」
「(明日も学校か)」


「あ！暁おはよう！」
「石垣君おはよう」
「なぁ今日も学校行く？」
「うん....」
「おっけ！他の奴らも呼んどくな」
「わかった(今日は結構来そうだから多めに持ってこよう)」

「よう暁！結構いるしサッカーしよ！」
「うん(今日は12人か)」

「あー疲れたな！」
「うん」
「あ！そうだみんな！こいつに奢ってもらおうぜ！こいついっつも奢ってくれるんだよ！」
「え？」
「え！そうなん！？しゃああ！」
「暁、まじでいいの？」
「うん....」
「暁まじで神じゃん！」
「暁サイコー！」
「(これでいいんだよな)」

「ただいまー」
「ねえ勇輝、ポケットに70円入ってたんだけどどういうこと？」
「(やばい、怒られる....)」
「友達から貰ったんだ、明日返す」
「そう、絶対返すようにね」
「うん」
「(正直に言えなかった)」

数日後
「ねえ、また財布にお金入ってたんだけど！正直に言いなさい」
「実は、いつも奢ってるんだ」
「あのねえ、お金使うときはお母さんに言いなさいって言っているよね？」
「あと実は、お母さんからの財布から2万円位取りました」
「あんたねえ、しばらくゲーム禁止！」
「ごめんなさいごめんなさい」
「ただいまー」
「ねえあなた！勇輝私の財布からお金奪って友達に奢ってたって！」
「そんな言わなくても」
「なあ勇輝、財布からお金を取るのは絶対ダメだ、もうやめなさい」
「うん」
「そして友達に奢るの、これは別に良い、自分のお金は自由に使いなさい」
「え？でもあなたこの子私の財布から」
「爽子は静かにしろ、まずお小遣いを自由に使わせないのがおかしい！」
「はい、すみません」
「勇輝、自由に使うのはいいが、お金で作った友達が本当の友達か考えなさい」
「お前ならわかってくれるはずだ」
「友達はお金では買えないんだ」








それからというもの僕はサッカー部で活躍して志望校にも受かって最高の人生を過ごしてる真っ最中
そしていつも奢ってた友達....いや！いつも奢っていた人からはすごい嫌われた。
でも....





























お金では買えない、最高の友達と恋人ができた！


この世はお金で買えるものが多いのかもしれない、でも致命的な買えないものがある。


それは........





































本当の愛だ

「努力って何だと思う？」
一面の星を見ながら、ある少女は言った。
僕は草原に腰を落とし、その質問に対し間を少し置き答える。
「……急にどうしたの？」
少女は間髪入れずに言う。
「私は努力が何だか分からなくてさ」
話が噛みあってない、何で急に努力について考えたのかを知りたいのに。
僕は自然と眉間にしわを寄せていることに気づき、慌てて顔を元に戻す。
「ハハ、ごめんね君はホントに努力人だから私とは違うなーって思ってさ」
それも噛みあってないような気がするが、まぁいい。
「あっまた顔が険しい！」
うるせぇ、お前の所為だ。
そう思いながら、何故か笑顔になっている少女を見つめる。
長いストレートの髪、ぱっちりした目、整った鼻、どことなく見たことがあるような気がする。
この人は一体――――――――――――――――――――

「……ん？」
いつもと変わらない天井、窓からさす朝日、明かりがつかなくなった照明に開けっ放しのドア……
あぁ、さっきのは
「夢かぁ……」
思わず気の抜けた声が出てしまった。
昨日は色々あって疲れていたからあんな夢を見たのだろう。
なんて言ったって文化祭の前日準備が長引いた挙句、あの日を思い出させることがあったのだから。
……今何時だろう、
僕は仰向けのまま自分の枕の隣を手探りで探し始めた。
その中で何か柔らかく冷たいものが手に当たった。
瞬間的に手を強く握りしめる。
家には僕一人で生き物も飼っていない。
そんな家にある柔らかく冷たいものなんてない……はず……
「一体何を握っているのかなっと……は？」
そこには三角の天冠を付け、白装束を着たロングの透けている少女だった。
「こんにちは！」
その瞬間僕は手を放し、覚醒のため両頬を思い切り叩く。
そして改めて透けている少女に目を移す。
「やっほー！」
これは、一体何だ？
窓は空いてない、玄関は締まっているはず、そして何故透けている？
「どうしたの？」
コイツは幽霊なのか……？
だとしたら何故こんな朝早くから出現するんだ？
色々な感情、考えが交差する中、幽霊？は変わらずで話しかけてくる。
「もしかして私の事覚えてない？」
見た感じはとてもかわいいのだが、幽霊？というインパクトが大きすぎて理解するのに時間がかかる。
そして何とか声を絞り出す。
「……まさか、優菜か？」
すると少女の霊は笑顔になり、手をパチパチさせながら頷く。
優菜は先ほどの夢に出てきた少女であり、僕が幼少期のころからの親友だ。
……一年前に死んだ、ね。
「何でこんなところに？」
僕は冷静に聞く、それに対し悩んだような表情を見せながら優菜は答えた。
「いやーなんか気づいたらここにいたんだ〜」
「しかも死ぬ際の記憶が丸々無くて何でここに出現したのかもわからないんだ〜」
彼女ののほほんとした声が小さい部屋にこだました気がした。
その声を最後に僕は眠気に襲われ、そのまま寝てしまった。
今日は文化祭なのに、寝てしまった。
学校に連絡とかも入れてないから絶対怒られる。
まぁいいか。







――今朝、K市の○○高校に通う、男子生徒の▲▽さんが遺体となって発見されました。
警察によりますと、刃物のようなもので首を切り死んだようですが現場には刃物のようなものが落ちておらず
誰かが侵入した形跡もないため、警察の捜査は難航しているようです。
▲▽さんは昨夜の少女殺人事件の犯人でもあり、一年前にあった事件の犯人と似ている手口のため同一犯の可能性も現在調べているようです。
――






少女の霊は言う。
「殺すことの努力ってさ」
「何でするの？」
その隣の少年の霊は答える。
「愛しているから」






終わり


お久しぶりです。
味海です。
色々大変な時期なのですがせめて投稿したいと思い、過去に書いた作品を引っ張てきました。
あまり面白くはないですがぜひ読んでいただける幸いです。

「今期の学級委員長は、荒井さんにお願いしようと思います」

そう、先生が言った時、頭を鈍器で殴られた気がした。
中1になって、私、高野かすみは、学級委員になった。
それは、【完ペキ子ちゃん】を目指すため。

私は、世間から見て、頭が良いらしい。
そんな私を、両親は好いてくれている。
娘が頭が良いことを嬉しがっている父。
娘の活躍を祈っている母。
こんな家庭で、【完ペキ子ちゃん】を目指さないなんて、出来るだろうか。

だから、中学生になったら、真面目な学級委員長になりたいと思っていた。
初めての委員会で、まさかの倍率の高さに驚いたが、諦めなかった。
けれど、その結果がこれだ。
何やってるんだろう、私。
みんなから期待されていたのに…。
期待通りの結果も出せないなんて。

ちなみに、今期の学級委員長になったのは、私と同じクラスの学級委員、荒井快人(あらいかいと)だ。
第一印象は、とにかく陽キャ。
休み時間の度に彼の机の周りには、必ず人が集まる。
私にはない能力だな、とそこは尊敬している。

時は経ち、初めての定期テストを終えた私は、その結果に驚いた。
みんなの期待通りの結果。
ほとんどの教科で満点に近い点数を取った。
素直に、嬉しかった。
私は、脇が甘かった。
その結果を、見られていたなんて。

テストの結果に対する妬みが原因らしく、私は、下校中、知らない所に連れ込まれた。
誘拐に近い。
元々防犯カメラが少ない土地で、警察に相談しても、犯人が見つからなかった。
同じ学校の制服を着ていた事だけは覚えている。
それ以外は記憶が無い。
とにかく、怖かった。
学校には行っていたけれど、記憶が無いせいで、犯人を避けられず、恐怖を感じた。
自分を憎んだ。

放課後、荒井さんと2人で、色々と教室で作業をした。
「なんか…あった？」
荒山さんの突然の質問に、思わずキョトンとなってしまった。
あぁ、気づかれてたんだ。
もう分かってる。
自分が【完ペキ子ちゃん】を演じられる精神状態じゃなくなってることも。
「いや、最近様子違うなと思ったから」
気がついたら、涙が零れていた。
私は荒井さんに事件の一部始終を話した。
家族以外の、誰かに、とにかく話したかったのかもしれない。

荒井さんが、泣いている私を抱きしめてくれた。
(後から聞いたが、荒井さんはずっと私の事を好いてくれていたらしい)
羨ましいな、と思った。
きっと、荒井さんは何も考えなくてもこうして他人に優しくできるのだろう。
「完璧なんて、あるわけないだろ」
という荒井さんの言葉に、私はハッとさせられた。
その瞬間、完璧じゃなくてもいいんだ、と思えた。
なぜなのか、分からない。
だけど、強く、強く、その言葉は私の心に残っている。

完璧じゃなくても、生きよう。
いや、生きるのだ。

今は夏ですが、昔書いていた冬っぽい小説を引っ張り出してきました。
何言ってるか分からないかもしれませんが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

☆。.:＊・゜

もしもクリスマスがなかったら、街は静かに雪に埋もれ、人々のざわめきや騒音が心の中から消え去るだろう。
私＿＿中学1年生の小桜真冬(こざくらまふゆ)は考えた。
いや、クリスマスが無くても、きっとそうだろう。
その中で、私はあなたの声だけが響き渡るのを感じた。その甘やかで心地良い声は、心に深く染み渡るかのように響いた。

穏やかな静寂の中で、私は空を見上げ、この世から消えて欲しい言葉をつぶやいた。
きっと何もかも雪に消えてしまうのではないか、そう思った。
しかし、心の鼓動だけはこの雪にも奪われなかった。
近くのスーパーから聞こえた、聖なる旋律が雪に溶けた。
私自身の響きが心地よく響き渡った。

私はその瞬間をスノードームの中に閉じ込めたかった。
とにかく、とにかく。
見えない星に願いを託し、私の中から、音が失われた夜に思いを馳せた。
あなたは、体温で溶ける雪の結晶に触れることはできなかった。
それでも、私たちは知らない時間の中で繋がっていた。

寒さで凍える体を力を抜いた瞬間、少し震えが収まったが、それは刹那的なものだった。
こんな真っ白な世界の中にずっといたら、自分だけちょっと汚れているように感じられるのだろうか。
そのうち、静寂の音がうるさく感じられ、眠れない夜になるのかもしれない。
静寂がうるさくなる、とはどういう感情なのか。
私はは体験したことは無い。

時を奏でるように寄り添う煌めきであっても、目を閉じても思い出してしまう。
この降り積もる聖なる日の雪は、やはりあなたと一緒に見たかった。
純白の雪が降り注ぐ中、この雪が永遠に降り続けて欲しいと、私は願っていた。

あなたにとっての、大切な【あなた】とはなんだろう。
あなたにとっての、大切な【あなた】はどんな人だろう。
あなたにとっての、大切な【あなた】がもしも近くにいるのなら。
あなたにとっての、大切な【あなた】に感謝の気持ちや色んな感情を。

今すぐ伝えよう。

好きって言ってた
大好きってけど彼は裏切った　人間誰しもが裏切るっていうけど
何で？何で君が裏切るの？
何で私の気持ちに気づいてくれないの？
気づいてよ？捨てられた気持ち…考えてよ！
私「ねぇなんで？」
彼「…」
彼は無言のまま目を逸らす
あぁこうやって裏切るんだ…みんながみんな幸せじゃない
嫌いなはずなのに裏切られたのに…
何でだろ心の奥で好きって感情が溢れる…
ねぇ、今どんな気持ちなの？
私「何で浮気なんか…泣」
彼「…ごめん」
目から落ちてくるしょっぱい海は
私の頬を冷たく濡らし手元に落ちる
私「私のこと嫌いなの？」
彼「嫌いじゃない！好きだよ…？」
彼からそう言われるけど嘘だ
私「…浮気する必要ないよね、好きなら」
彼「…」
また彼は黙る。
あの頃なら、そんなことを思う
あの頃の幸せはもう訪れない
なのに思い出すと好きになってしまう…

彼女「ねぇ気づいてよ泣」
僕「…ごめん」
彼女は、泣きながらそういう。
『ごめん』この言葉しか思いつかない
あぁどこからだろ、彼女を裏切ったのは
バレなきゃ浮気じゃない　謝れば許してもらえるそんな
単縦な言葉で、嘘で塗りつぶして
気持ちに気づいてあげられなかった
あの頃の俺だったらどうしてるんだろう
裏切ったんだ、僕が、ねぇその目で僕を見ないで？
彼女「ねぇ、別れよ？泣」
その言葉を発せられた瞬間胸が苦しくなる
けど俺は言ってしまった
僕「…分かった別れよう」
彼女「！…」
彼女の顔が見れない、いや見たくない
浮気これは甘い誘惑、目移りしちゃう僕が悪いのか
それともしっかり見守らない彼女が悪いのか
俺が悪いのにそんなことを考えている
ほんと俺って"最低"だな
わかっているのに、なのに…

私「やっぱ嫌い…泣」
彼「え…」
驚いた顔で振り向く彼
私の好きな彼はもういない

彼女「もう気づいてくれないんだね」
僕「…それってどういう？」
おそるおそる彼女に聞いてみる。
どういうこと？彼女の思考がわからなかった
彼女「好きならわかってくれつと思ってたのに泣」
泣いているのに笑ってる複雑な顔でこちらを見てくる

私「好きなら…私のこと分かるよね？泣」
彼「好きなら…」
考えているのか下を向く
私のことが好きなら、あの頃の彼は泣いて止めてくれた
私のことが好きなら、愛してるなら抱きしめてくれた
私のことが好きなら、"好きになれたのに"
あぁ、止めてほしかったな

彼女「さよなら…」
そういい彼女は家を出ていく
僕「…あれなんだろ」
自分から壊したのに
自分から裏切ったのになぜだろう
目から出てくる水が止まんないや…

私「あぁ、浮気されちゃった泣」
不平等に幸せと不幸が訪れる
何で浮気なんかされたのか
何でまだ好きなのか
何でこんなにも泣いているのか
私のどこがダメだったの？
浮気された者、浮気した者にしかわからない複雑な気持ち
ーーーーーーーーーーーーー
読んでくれた方！
ありがございます！超絶下手ですが…
これからもっと頑張ります！
読んでいただきありがとうございました！

申し訳ない。君の前に僕が現れてしまって。
君の名前は聞かないよ。聞く必要もないから。
吐き気で死にそうな僕は今君と初めて遭った所に居るよ。
落とし物は拾わない事にしたんだ。
君のハンカチをこっそりと撫でると、君が戻ってくるような感じがするんだ。
もし吐瀉物に塗れていたらごめんよ。
傲慢な願いだけど、もう一度戻ってきてくれないか？
木の実のスープは温かいのに、君の作ったみたいな温もりは感じられないんだ…
またあの微笑みで来てよ。
ねえ
僕が会いに行かなきゃ行けない、我儘な子なのか？
じゃあ…行ってあげ

　　　　　　　より

…血が飛び散っていて読めないんだ。
「ごめん」
「あたしがあの子の代わりになれなくて」

「――でさ〜」
いつもと変わらない日々だ。
「うっそだろぉ！？それホント？」
「マジらしいよぉ！」
実に変わらない日々……
「じゃあ行ってくるわ！」
な訳がなかった。

金髪の青年は興奮交じりに帰ってくると先ほどまで話していた友達の元へと戻っていく、
そして一言
「高橋さんと付き合えたよ！」
「おおおおお！！！来たぁぁぁ！！」
高橋さんとはこの学校のマドンナであり、
僕の幼馴染であり、
僕の好きな人だった。
その言葉を聞いた瞬間体から力が抜けていくのを感じた、それと同時に視界が狭まっていくのも。
目の前の景色がモノクロのようになっていく、
世界に色が抜けていく。
周りの人たちの歓声に近い声も聞こえなくなっていく。
体が動かない。
涙は出ない。
襲ってくるのは彼女の笑顔とよくわからない闇。
ああそんなに好きだったんだな。
改めて実感するが僕にはもう遅い。
最後まで何もしなかった、できなかった、そんな僕が悪い。
どうしようもない無力感に苛まれる。
目の前は真っ暗になる、体の感覚がなくなる。
そして僕はそのまま細い糸を切った音を最後に気を失った。

――――――――――――――――――――

目が覚めると、僕は自分の教室にいた。
時間は多分五時くらい、とっくのとうにみんなは帰っていた。
学校に残っているのは部活がある奴と、僕だけだろう。
力なく立ち上がり帰りの支度を始める。
とはいっても出している教科書をしまうだけでいいのだが。
僕はもう何も考えられなかった。
それほどまでに僕は彼女の事が好きで、でも告白する勇気はなくて。

本当に自分が嫌になる。

一体あと何回僕は後悔をすりゃいいんだ。

「死にたい」
僕の中でその言葉が巡り、自然と声に出てしまう。
「死んでしまいたい」
声が大きくなっていく。
そして僕は自然と教室の窓に体を乗り出していた。
夕日が眩しく、目をつむる。
このまま手を離せば、僕はいつでも死ねる。
手を離せば、
手を離せば、
手を離せば、
手を離せば、
手を
離せば










「できない……」
僕はぽつりとそう呟いた。
ああ
僕は


こんなこともできないのか


























そして僕はそのまま落ちていった
暗闇へと