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マジカルスイーツショップ【完結!】
作者: モンブラン博士  (総ページ数: 198ページ)
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同時進行で開始された試合も、マルコくんの敗北という決着がつき、残り2試合になった。

インドのデリー門前で海王星神と対戦しているアシュランくんと、ノートルダム大聖堂前のリングで木星神と対決しているラグくんの対決…。

この2試合、どちらも絶対に落とすことはできない。

特にラグくんが敗北…下手をすると完全破壊されるようなことがあっては、会長が精神面に多大なショックを受ける。

なにしろ、独身の彼にとってラグくんは、自分の身の回りの世話をしてくれる執事ということ以前に、彼の息子、家族同然の存在だからだ。

彼は機械生命体だが、我々と同じように心を持っている。

容姿もアンテナのような耳以外は人間と代わらないし、触れた肌の感触も人間そのもの。

だが、その頭脳、学習能力、スピード、パワーはさすが機械生命体というべきものであろうか、我々のそれを遥か凌駕する。

これはあくまで私の意見なのだが、我々の中で1番強いのは、もしかするとラグくんではないだろうか。

この2人にはぜひとも勝ってほしいところなのだが、今我々は、試合を見守り、応援することしかできない。

果たしてふたりは勝つことができるのだろうか?

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