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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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*10*

【あらすじ】

トレザード社はリニュ後に降り立ち、かつて逃走中を運営していた【クロクロ社】のシステム権利を手に入れた
しかし、このシステムは古く停止しやすい不安定なものだった

そこでリニュ前の黒影は考えた、この不安定なシステムを利用したゲームを作ろうと



逃走中アレンジゲーム、凍結中の始まりである………が、




これだけで、終わるはずがない


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「おー、いたいた!最低最悪の魔王オーマジオウの青年期、常磐ソウゴに、何度も何度も俺の邪魔をしたデーリッチ王、それに………俺の知る方とは別のたくっちスノー。」

「今の時空監理局に目をつけられたと聞いて駆けつけてみれば、面白いことになってきたなー!」

「それに………監理局の【目的】も、まさかあんなこととは思わなかった……よし」


「俺も準備を始めるとするか」


時空の渦を抜け、空から逃走者達を眺めるマガイモノメイカー………監理局の反応を本能で感じながら、動向を見守り続けてる

果たして、凍結中はどうなるのか

マガイモノメイカーの目的は。


そして、監理局はやってくるのか………

………

「さっむ!!」

時を同じくマガイモノメイカーの真下、江戸時代に攘夷に呼ばれた地帯に佇む猛吹雪の山『踊山』。

こんな吹雪に耐えられる者はいるのだろうか、暑いだとか、寒いだとか、そういった悩みは皆平等なのだ

人間も、メイドウィンも、マガイモノも。

「くっそ、親父の奴め………こんなところで逃走中やりたいとか正気かよ!?吹雪以前に山の上だぞここ!?」

「何年も前のクロクロ社のシステムを流用というのもどうかと思うがな」

状況に悪態を付けるリニューアル前のたくっちスノーと、それを窘めるSonic.exe……ずっと前はリニュ前の彼でもexeをボディーガードとして契約していたが、扱いがとても違う

「リニュ後のやつ、相当待遇良くしたな………」

「お前の性格に難があったんだよ」

「へいへい、俺に対する態度は相変わらずですか」

たくっちスノー達は雪山の上から渦でやってくる逃走者達を眺める


「………監理局にはまだ気付かれていないか」

「まぁその内バレるだろ、だから俺らが待機してたし、トレザード社だって新しい人員を雇ったんだから」

「そうか………リニュ前も本気で奴等とやり合うつもりか」

「ロズムントさんは向こうが手出しするまで何もするなって言ってたけどな」

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