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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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*20*

【………で、連れてきたと】

「ほっとくわけにもいかんだろう」

ロストメイドウィンは紫と霊夢をトレザード社に送ったあと、ふわふわと浮かびながら天井を見上げていた

「俺はあの二人のことを正確に覚えていない、そして紫も俺の事を知らない、となるとこれは2年後の記憶だろう」

「覚えてないのか?」

「ああ、たくっちスノーだったという事、そして最悪の未来になったこと以外は何も覚えていない」

「だが、何かあったのかも…………」

【ロストメイドウィンに関しては後で考えよう、何故幻想郷の住民がここに?】

「あの山に居たことに関してなら知らないけど、行きたくなるような場所でもないし」

霊夢の言うことは最もである、普通の人間なら耐えられないほど険しく寒い山、こんな地域を好んでいる存在はこなゆきのような凍空一族くらいだろう

「………じゃあ、誰かに連れてこられたとか?」

【誰かって、監理局が?いや違う………こんなことが出来るのは……】

「時空犯罪者ぐらいだな、関係ない人間を好きな場所に送り込める奴なんて」

【そして、この世界は外部者が入ってこれないように強固な結界を1週間も前から貼ってあったはず………となると、ここにいるのは……】

「相当強い奴なの?」

「ええ、とんでもない奴が……かつてこちらの黒影さんも対峙し、リニュ後のシャドー・メイドウィン・黒影こと【名無しの怪物】を取り込み………」


「1度はたくっちスノーさえも出し抜いた究極のマガイモノメイカー、【時空三大犯罪者】が1人」



「石動惣一、こんなことを出来るのは、そしてやろうとするのは………あいつだけだ」

………


踊山の真上、石動は横になって逃走者の姿を眺める


「おっ、やってるやってる!俺のプレゼントは気に入ってもらえたかな、メイドウィンとその御一行 」

「監理局とやり合うなんて大騒ぎになるからな、盛り上げ役は必要だろ?」

「さて、他のやつは準備を始めたし俺もそろそろ………動き出すか」

石動はポケットの丸い物体にマガイモノの液を混ぜ込んで時計のような物体を作り出す

【another Time!】
『Bestmuch ビルド!』

……

石動が活動し始めた最中、ゲイツが立ち上がり時空の渦に手を出す

「どういうことだ、あの山でアナザーライダーの反応だ」

「そういえば奴の造るマガイモノカテゴリは『アナザーヒーロー』だったか」

【やはり石動か………!】

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