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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
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「そして私は【岡崎夢美】の残した可能性移動時空船を使って幻想郷を抜け出し、時空犯罪者という新たな扉を開いた!時空の味を知ってしまえば幻想郷だけの悪という立場もちっぽけに思えてくる!」

「出し惜しみはしない!ここで死ねぇっ!!」

「ちっ、岡崎の奴………これだから別世界の住民は………」

「鬼人正邪、随分と自信があるようね………2対1を挑むなんて」

「いいや、2対2さ………来いっ!!私のマガイモノ!!」

正邪が手を上げると、山から2つの黒い集合体が飛び出し形となる
1つは逃走者達も目撃したカラスのようなマガイモノ、もう1つは青と緑が混同し、大きな角が生えたマガイモノ………

「上白沢慧音に角龍ディアブロスを混ぜ合わせた上でひっくり返した【裏ホーン】と射命丸文のスピードにコウモリ型B.O.W【ポスタル】の群体形を混ぜ合わせた上でひっくり返した【裏カラス】だ」

「言っておくが、こいつらに弾幕ごっこは通用しない」

「はぁ?何のハッタリ?」


「今回ばかりはハッタリじゃない、上白沢慧音は【記録を無かったことにする】能力、こいつをひっくり返して【あったことにする】能力を作ったが………こいつは少々使いにくかった」

「無かったことにする能力は自己完結する、無くなってはいないがそう振る舞える【錯覚】のような能力だからな、しかし無いものをあると言い張るばあいは訳が違う、それこそハッタリだ」

「だが、こいつが【あったことにする】歴史は本気のやつと違い永続的に続く!発動条件は【5人以上の人間が改変された歴史を知ること】だ」

「で?ここには3人しかいないけど?」

「いるさ、私たちの真下にはな」

「【裏カラス】はあのブン屋と同じ新聞記者としての設定がある………が、ポスタルの能力で無数の小型カラスに分離できるこいつなら、文よりも早く、広い範囲に新聞を送れる!」

「そしてコイツのもうひとつの能力に気づいた、これは意図的な力じゃない、天性的な能力………やれ!」

「グアアッ!」

裏カラスの肉体から子カラスと新聞が飛び出し、大開きにして霊夢達に見せつける

「何、この単語………」

「「!?」」

その時、新聞を目で見た霊夢と紫の脳裏に文字が入り込むような感覚がした

「一見訳分からない単語だが、こいつを見れば脳が読んだと錯覚する呪いのような力………【読んでいなくても読んだことになる】まさにマガイモノの力」

「【裏ホーン】がでっち上げた都合のいい歴史を【裏カラス】が魔法の新聞に書き込み、配ることで条件を満たす無敵のコンビ!」

「お前は戦う前から負けているんだ博麗霊夢ぅ!!」

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