完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~

*69*

「自分がマガイモノだってことは言わなくても分かるな?」

「まあ、マガイモノの義姉ですしね」

「が、自分はマガイモノとして作られたのではなく、【なった】んだ」

「マガイモノになった?」

「マガイモノってのはただ作られるだけの存在じゃねぇ、覚悟さえありゃマガイモノ成分を浴びて生き物からマガイモノになることだって出来る、自分や石動なんかはそういうマガイモノだ」

「俺が名無しの怪物を取り込んだマガイモノで、メルがたくっちスノーの体を千切って食ったメイドウィンさ 」

「えっ」

「仕方なかったんだよ!つまりだ、自分の成分はたくっちスノーと同じ、しかも自分はあいつと同化していた時期がある………つまりだ、量産型の元になってるオリジナルにメル様の成分入れ込んじまえば本来のプログラムが復旧し元通りってわけよ」

「なるほど。」

「まぁ頑張れってな、俺楽しかったからもう帰るわ、チャオ!」

「正邪、我々もこの世界から抜けるとしよう」

「はあ!?まだやるべき事があるんだよ!!」

「我々の狙いはあくまで時空監理局だ、もうこの世界に留まる意味もない」

「…………ちっ」

ボーマン、正邪、石動は満足したように去っていった

「捕まえなくていいんですか?」

「このメンバーで捕まえられると思うか?」

「………てか、ボーマンはともかく石動は何し来たんだよ」

「奴の目的は設定を奪い取ることだ、凍空のマガイモノメイカーが死んだ以上滞在する理由もない」

「で、どうする?凍結中やる?」

「テレビ放映してるしなー、中止したらクレームだしおれとしてもやめたくない」

「幸いにも機材とか舞台、ハンターは今回全然壊れてないし、普通に再開できるよ」

「えー?自分逃げるのめんどくさいしもう帰りたいんだが」

「散々好き勝手やっといて逃げようなんて思うなよ、メル!」

「ちっ!たくっちスノーさえ元通りになっていれば!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、踊山の真上

「時空犯罪者は皆出ていったわね、正邪も」

「とりあえずこれで危機は去ったのかしら?」

「そういうわけだ」

霊夢達の後ろにロストメイドウィンが張り付く

「あんた、いつからいたの?」

「ボーマンがマガイモノを生み出していたぐらいからだな」

「手助けくらいしなさいよ、ほらさっさとさっきの所に送り返しなさいよ、ここ寒くてたまらないんだから」

「………ああ」

石動、ボーマン、そして凍空。

全てのマガイモノメイカーは去った、しかし………ロストメイドウィンの胸騒ぎは収まらない

(何故だ………無性に嫌な予感がする………)

68 < 69 > 70