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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス 
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たくっちスノーは、教室に成分を1滴付ける

たくっちスノー
「くそっ、なんで管理派の俺があいつらの手助けしなきゃなんないんだ………ブラックコンタクト!」

たくっちスノーは成分に目をつけて、窓から抜け出していく
ちょうど、理子とリトルココン達が現れたところだ


理子
「リトルココン、ビターグラッセ……今回の課題は、トレセン学園でも話が尽きない『四足歩行』の相手の仕方についてです」

グラッセ
「ああ、いずれオオカミみたいなのとやり合うんだろ?時空は広いから」

ココン
「ウマ娘達は4本足の生物の速さに追いつけないなんて邪推をする人までいる」

理子
「トレーナーとウマ娘の実力が離れてない限り必ず負けるなんてことはありません」

理子
「2足は2足、4足は4足で足の多さが強さに直面することは無いのですから」

グラッセ
「どうもしっくり来ないんだよなー、どうすればいいかなトレーナー」

理子
「では仮に二足歩行をバイク、四足歩行を車とします」

理子
「バイクと車はどちらが速いですか?」

グラッセ
「場合によるけど……大体は車じゃないの?」

理子
「はい、なら車はバイクの上位互換か?と言われるとそうではありません」

ココン
「そうね、バイクに出来て車に出来ない事もある」

グラッセ
「それってなんだ?」

ココン
「まず第一にサイズ、車は大人数を乗せる以上大きく広がる形をしているから狭い道を通れず激突する、バイクは1人乗りで細身だから車が通れないところでも通る」

理子
「これを自分たちに当てはめるとどうなりますか?」

グラッセ
「………あっ、分かった!!四足歩行は足幅の分体が横に長いから人よりも狭い道……選手達をくぐり抜けることが難しいってことだな!」

理子
「このように二足歩行にも長所があり、四足歩行にも弱点がある」

理子
「『全てに勝てる』『全てに負ける』ものは存在せず、自分は相手に比べ何が優れているかを把握すれば………」

理子
「自ずと勝ち筋は見えてきます」

…………

言葉を聞いていたたくっちスノーは……

たくっちスノー
「………理事長代理、その言葉をもっと早く聞きたかったぜ………そうしたら俺達は、時空犯罪者になんて……いや、その頃の俺達は納得したのかなぁ……」


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