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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*55*
別の日、一同はサイレンススズカの時空GI『ヘラクレイオスカップ』に参加していた
サイレンススズカは現在3着で最終コーナーにさしかかる
藍極
「行け!!走れ!!」
エイジア
「突っ切れ!お前は速い!」
雪
「頑張って!!」
スズカは少しずつ距離を詰めようとするが、前方の2人を越えられず………
………
サイレンススズカ
「すみません、トレーナー」
エイジア
「気にするな、次はもっと上手くやればいい」
雪
「………また1番になれなかったね」
シンボリルドルフ達の時空有馬以来、ウマ娘は時空ステークスで1着という結果を残していなかった
ヤード
「最近の戦績どうだったっけ………」
藍極
「サクラバクシンオーはココ最近3着から4着の往復!!アグネスタキオンも大抵5位ぐらいだな!!」
灰作
「しかもリトルココンやビターグラッセの奴らですら1着取れねーってことがあるらしい」
エイジア
「………やはり問題は」
藍極
「パワーが足りない!!」
そう、速さでは他生物に勝るところもあるのだが………相手の後ろを通り抜けるだけのパワーがイマイチ欠けていたのだ
月詠
「あの~、パワー不足と言われてもウマ娘も結構じゃないですか?」
藍極
「それはそうだ!!俺達はトレーニングを怠らず、彼女達の筋肉を鍛えている!!だがそれでも他の種族と比べるとどうしてもパワーが劣ってしまうんだ!!」
灰作
「ドラゴニュートとか巨人みたいなバケモンとも相手してるからな………」
藍極
「そこでだ!俺は特別なトレーニングをすることにした!!」
雪
「それってもしかして…………」
藍極
「そう!!上からの許可が出た!!」
藍極
「YWMの特別訓練をウマ娘に行う!!」
灰作
「わ……YWMの!?」
月詠
「特殊部隊の技術をやらせるんですか!?危なくないです!?」
藍極
「サクラバクシンオーはやると言っていたぞ!!お前たちもどうだ、やらないか!?」
サイレンススズカ
「………やります!」
雪
「……ライスシャワーにも聞いてみる!」
灰作
「俺もタキオン引っ張ってみっか」
ヤード
「俺は今回はパス、ウララには危なそうだ」
藍極
「決まりだな!!」