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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*63*
雪
「兄さんはその事知ってるんだよね?」
ライスシャワー
「うん、昔からお兄さまは言ってた……『ライスは何も悪くない』って」
雪
「兄さんかぁ……そういえばなんだけど、なんでライスちゃんはあの人を『お兄さま』って呼ぶの?」
雪
「私もある意味では義理の兄妹みたいなものだけどさ」
ライスシャワー
「それは、その……お兄様は小さい頃からライスを守ってくれたから。それに、いつも側にいてくれたの」
雪
「えっ!?ライスちゃんってそんなに昔からあの人と知り合いなの!?」
ライスシャワー
「うん……ライスが小さい頃両親と一緒に海外旅行に行った時にちょっと事件があって」
ライスシャワー
「その時犯人に襲われた所をお兄さまに助けてもらったの」
雪
「じゃあその時のお礼で『お兄様』って呼んでると」
雪
(多分、時空犯罪者に襲われそうになったのを助けてくれたってことかな)
ライスシャワー
「でもお兄さまに弟や妹が沢山いるなんて知らなかったなぁ………」
雪
「私もあんな所に兄さんのひとりが居るとは思わなかったよ」
ライスシャワー
「それで、トレセン学園の中等部に上がった時にそのままトレーナーさんになってくれたの」
雪
「そういう事だったのか………じゃあ、ファイナルズで1回ライスちゃんから離れたのは?」
ライスシャワー
「実は1回だけ皆が体調を崩さなかったレースがあったの、それがJRAファイナルズの決勝戦」
ライスシャワー
「………負けた、その時だけ10着になって負けた」
雪
「……それで兄さんは修行にでも出たみたいな」
ライスシャワー
「いや、普通にライスのお父様お母様の居る実家で過ごしてたよ」
雪
「ほんとわけわかんねーわあの人」
ライスシャワー
「ライスは勝ちたい……でも、また皆を苦しませたくない」
雪
(ふむ……とは言っても、ほぼ全部の試合で皆が体調を崩すなんて妙だ)
雪
(それに……時空有馬でもココンが崩した上で圧倒したってことになるし………)
………
雪は気になって、たくっちスノーにも連絡を入れる
たくっちスノー
『え?時空有馬の後のルドルフさん?……ああ確かに、終わったあとに体が重いとは言ってたな』