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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*65*
……そして、ついにこの時が来た
たくっちスノー
「ルドルフさん、悪いけど2週間後はトレーニングは出来ない」
シンボリルドルフ
「そうか、何をする気だい?」
たくっちスノー
「…………ええ、実はだね」
たくっちスノー
「そろそろ俺も出ようと思ってんです……大会。」
たくっちスノーはシンボリルドルフのトレーナーをやっている他、エグゼ杯の特別枠として走ることになっている。
その時の為に、彼はここまでスケジュールまで組んでトレーニングをしていたわけなのだから
シンボリルドルフ
「一応聞いておくが、勝つ自信は?」
たくっちスノー
「分からない、仕事で逃走中にはよく出ていたが勝てたことは無い………素人だったあの頃よりはマシになってるはずだが」
そんな彼に、後ろから声をかけるものが一人いた。そう、それこそがあの男である
ハルウララ
「あれ?会長のトレーナー!」
たくっちスノー
「ん?なんだお前か」
ヤード
「お前だじゃないだろ、俺の担当だぞ」
たくっちスノー
「悪い悪い、俺になんの用?」
ヤード
「通りかかる途中聞いたが、お前遂に大会出るそうだな。それも特大のイベントに参加するんだってなぁ」
たくっちスノー
「まあな……」
ヤード
「おら!見せてみろよタイム!!」
たくっちスノー
「馬鹿が!俺一応理事長代理側だぞ!なんでライバルなんかにタイム教えにゃならんのだこのさくらぷりんが!!」
ヤード
「はー!?やるぞオラやるぞ!?覚えたてのメイドウィンブラスト『上級』やるぞ!?」
シンボリルドルフ
「少し落ち着いてくれないかいい歳して………それで、どんなレースに出る気なんだ?」
たくっちスノー
「マイルだ、1200mのやつね」
シンボリルドルフ
「ふむ……確かに距離は足りるが、君でもそれは無理だろう、経験もないはずなのに何故マイルなどと言うのかな?」
たくっちスノー
「中距離長距離じゃ体力の多い俺に有利すぎる、短距離でやっても特別速いわけじゃねぇ、なら間をとってマイルといったところだ」
シンボリルドルフ
「なるほど………適材適所、君なりに考えてマイルを選んだならそれでいい」
たくっちスノー
「見てろ!1着とは言わずともいい結果残してやるからよ!」