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MM逃走中 〜黄金伝説と昆虫の島〜『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 90ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 魔石商編 
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*31*

99:14

転子
「む、虫‥‥‥蚊とかいませんよね?転子の血は美味しくないですよ?」

転子
「‥‥‥‥ん?これは」

転子が歩いていると、木の近くに何か異物が落ちているのが見えた‥‥‥しゃがみこんで拾い上げると、その遺物は全体的にさびついているが、形状からして‥‥‥

転子
「拳銃‥‥‥‥!?な、なんでこんなものが、ここ、未開の地って‥‥‥」


英雄
「‥‥‥‥き、君!それは!?」

転子
「あっ‥‥‥違いますからね!?これはここに落ちていたもので、転子の所有物ではありません!」

英雄
「どちらにしてもはやく下ろすんだ!まだ弾が残っているかもしれない!」

転子
「お、おふう!!」

転子は拳銃を投げ捨て、英雄から離れる

英雄
「危なかった‥‥‥‥しかし、なんでこんなものがこの島に‥‥‥」

転子
「丁度転子も同じようなことを考えていたところです」

英雄
「そうか‥‥‥‥始まって早々、何か嫌な予感がする、1人は危険だから一緒に来ようか?」

転子
「いえ、男死という存在は今の状況に匹敵するくらい危険ですので‥‥‥ほんと、何があるか分からないものですから‥‥‥」

英雄
「‥‥‥‥あー、なるほどね、じゃあ熊代に話して、一緒に来てもらうことにするよ、それならいい?」

転子
「熊代さん‥‥って確か、貴方と一緒に来た‥‥まぁ、あの方でしたら」

英雄
「分かった、俺も逃走者にこの事を知らせる、君も気をつけて!」

英雄は転子に手を振って森の中を駆け抜けていく

転子
「‥‥‥‥‥‥‥男死の中には、少しは弁えている方もいるみたいですね」

‥‥‥‥


仗助
「‥‥‥‥‥‥‥」

億泰
「‥‥‥‥‥」


たくっちスノー
「おい!!別に今じゃなくていいだろ!!はーなーれーろー!!」

ローズマリー
「例えお前になんて言われようと、私はこの手を絶対に離さないぞ!!」

ローズマリー
「この島にあんな綺麗な苔が生えているなんて!生きていてよかった!というか、来てよかった!!」

ローズマリーは木によじ登って高い岩に生えているさな苔を掴もうとし、たくっちスノーはそれを抑えんと腰を掴んでいる‥‥‥‥そんな光景が仗助達の前に広がっていた

仗助
「なんだあれ‥‥‥」

億泰
「さぁ‥‥‥苔ってなんだっけか?」

仗助
「アレだよアレ、岩の隅っことかに生えているちっこいの」

億泰
「ああ、アレねぇアレ!しかしなんでそんなもんを?誕生日プレゼントに苔あげますーって違和感ねぇ?」

仗助
「女の趣味って、イマイチ理解できねー‥‥‥」

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