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*135*
いっし!書くぞ〜
+++
「そんなことが・・・・」
レイヤは、サーヤから一通り話しを聞き、何もできなかった自分に対して怒りを感じていた。
そんなレイヤの心を読み取ったのか、
「レイヤくん。気にしないでいいよ。レイヤくんには、十分まもってもらってるんだもん。・・・それにね」
最後のほうは、サーヤの声が嬉しそうに聞こえた。
ガラ・・・・
病室のドアがあく。
そこには。
「!?お・・・・前・・・!?」
レイヤが絶句する。
なぜなら、そこには。
「レイヤ、おきたの。もうちょっと寝ててもよかったのに・・・」
その手には、油性マジック・・・・(え?)
「イタズラ描きしようかな・・・と・・・」
真顔で、ユウヤがサラッと言った。
「はぁ?」
レイヤが呆れ顔で返す。サーヤの肩が小刻みに震えていた。
「笑っ・・・・」
レイヤがサーヤを制す。
「それよりっ・・・ユウヤお前、なんでここに・・・」
一番の疑問だ。その質問には、サーヤが答えた。
「あのあとね。私達をここに連れてきてくれたの・・・、おにいちゃんなんだよ。」
「え・・・」
「それでね・・・、私は、すぐに目が覚めたんだけど。
そのあと、・・・な」
サーヤが言いかけた、そのとき。
「仲間に・・・入れてもらえるか?」
ユウヤが、静かに告げた。
その言葉に、レイヤが目を丸くする。
「な・・・っ、仲間!?」
レイヤが叫んだ。
すると、笑いをこらえながら、魔梨がレイヤの病室へ入ってくる。
「くっ・・・く・・・、レイヤ、ユウヤ・・・、プッ・・・お前ら、なに・・・
何気にライバル視して・・・・くっ・・・」
その言い方に、レイヤとユウヤが、
『ライバル視なんかしてない!』
同時にハモる。
サーヤにまで笑われてしまった。
『お前のせい・・・』
息ピッタリだ。
「あはは・・・、レイヤくん、落ち着いて・・・
ええっと、あさってくらいには、退院できるよね」
サーヤがなんとか、まじめな話に方向を戻す。
「あ、ああ・・・・」
レイヤはまだ、ふて腐れた顔をしていたが、すぐにいつもの真顔に戻る。
「どうしよっか、部屋・・・・?」
そう、ユウヤのことは、まだ伊吹や圭吾、耕平には言っていないのだ。
もちろん、ルナたちは知っていた。
「うーん・・・、じゃ、サーヤのへ」
ユウヤが言いかけたとたん、真横から物が飛んできた。
「った!レイヤ、お前・・・・・」
ユウヤは、レイヤを睨み付ける。
すると、売り言葉に買い言葉で、最終的には物の投げあいになっていた。
「ちょ・・・、二人とも、ストップ!」
サーヤが仲裁に入り、ケンカはおさまる。
「二人とも、落ち着いてよ、今は、部屋の話!」
サーヤがきっぱりと、話題を元に戻した。
(あーあ、この二人のケンカを止められるのは、もう、紗綾しかいなくなるな・・・・)
魔梨は密かに、そう思った。
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仲間になっちゃいました。((ユウヤ嫌いな方、すみません!m(_ _)m
私もあんまり好きではないんだけど、これからの展開にどーっしても彼が必要なもんで・・・・。
闇のマテリアルは一人でいいッ!
と思うよねw