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*136*
あ、ミューズ、ひさしぶり!
アンケ協力ありがとう!yumiは、なんか意見ある??
ミューズ、NGワードは言わないほうが・・・(汗)
たぶん、なだめられるのはあーちしかいないから、あーちが来るまで、がんば! 書くぉ
+++
神舞小学校 6年3組
「ふぁわー・・・ねっむ・・・家庭科の授業とか、先生の話ねむいよー・・・」
千晶がグダついていた。
その点、サーヤは楽しくてしょうがなかった。
(千晶ちゃんには悪いけど、家庭科の時間、もっとあればいいのになぁ・・)
サーヤは密かにそう思ったのだ。
家庭科。とは言っても、今日の家庭科は、女子だけだった。
男子はというと、外で体育だった。
こっちではレイヤが大活躍だった。
内容は、サッカー。
男子で二つのチームに分かれて、試合をした。
そのうちのひとつ、レイヤ率いるチームは、勝気満々だった。
一方の、宇佐見率いるチームも、負けられない、といった表情で、レイヤを見ていた。
「日守弟、よろしく」
宇佐見が右手を差し伸べてくる。
レイヤはだまって、握手をした。ただ、ものすごい嫌そうな顔をしながら。
ピピーッ
試合開始のホイッスル。
それと同時に、レイヤと宇佐見が走り出す。
「っ!」
宇佐見の保持していたボールが、レイヤに奪われる。
そのまま、レイヤは宇佐見のチームのゴール付近までドリブル。
ゴールのネットに、ボールが入ったかと思うと。
バシィッ!!!!!
ボールが、ゴールキーパーによって跳ね返された。
レイヤは舌打ちをしつつ、再びゴールへとボールを蹴り上げる。
今度は気持ちよくゴールが決まった。
そんな調子で、何点かとって、今回を、レイヤのいるチームの勝利となった。
その話を、レイヤから訊いて、サーヤは改めて感心してしまう。
(やっぱり、レイヤくん、すごいなぁ・・・)
と。
すると。
キーンコーンカーンコーン・・・
放課後を告げるチャイムが鳴り響いた。
「帰るぞー!」
男子達はいっせいに、外へ走っていく。
サーヤたちも、ゆっくり、昇降口へ向かった。
靴を履き替え、校庭へでる。
すると、人だかりができていた。
それも、主に女子。
サーヤとレイヤは、ある予感とともに、その輪の中をのぞく。
予感的中。
「ね、あのひと、中学生くらい?」
「かっこいい〜!」
「なんか、レイヤくんに似てない!?」
そう。 ユウヤだ。
「ユウヤ!お前、何でここに」
レイヤが人だかりをかきわけて、中へ入っていく。
すると、騒ぎは倍に。
「きゃぁー、レイヤくん!!!!」
「カッコいい〜〜〜〜〜〜!!!」
サーヤは外から、冷や汗を流して立っていた。
すると、ユウヤがサーヤに気がついた。
(あっ・・・・大変・・・・!)
サーヤはあたふたする。が、もう手遅れ。
「サーヤ、いたいた」
ユウヤに、見つかってしまった。
サーヤがその輪の中に入ると、
「日守姉?と、弟?」
なぜか、何気なくみていた男子たちも騒ぎ出す。
「ちょ・・・、おにいちゃん・・・・」
小声で、サーヤが訊く。
「なに?」
「なんでここに・・・」
「なんでって、ええと、伊吹に、なんだっけ。忘れた」
ズゴーッ!
忘れるほどなら、たいしたことではなさそうだが。
そうこうしているうちに、周りの騒ぎは最高潮へ。
「なんで、あの三人・・・?」
「日守姉、って、あんな可愛かったっけ?」
「レイヤくーん、こっちむいて〜!!」
とかなんとか、さまざまな声がとぶなか、ユウヤが。
「じゃ、とりあえず、ウィンドミルに!」
一人、そそくさと退散してしまった。
「おい、ユウヤ!」
レイヤも追いかけていく。
二人とも行ってしまったので、サーヤも行かなければならないのだが。
女子の目線が怖い。
「ええっと・・・。」
「サーヤ、どういうこと!?レイヤくんは、弟だけど、あの人は!?」
質問攻めだ。
(ひどいよ〜、おにいちゃん・・・!)
内心泣きながら、脱出方法を考える。
と。
方法が浮かんだ。
そう、一か八か。
ただ走る!!!
ダッ・・・・・
「まって、レイヤくん、・・・おにいちゃん!!!」
その言葉に、サーヤを追いかけようとした女子達の動きがピタッ・・・
と、とまった。
「あれ?最初からこうすればよかったのかな?
あした、大変なことになりそうだけど・・・・」
そういいつつ、サーヤは二人を追いかけた。
「え・・・・サーヤの・・・?お兄さん・・・?え・・・えええええ!?」
のこった女子達は、絶叫していた。
・・・・・・・
「夕夜までが、マテリアルがわに!?」
魔界のおう、魔王が叫んだ。
「はい。この目で、見ました。」
ユウヤに使えていた悪魔がひざまずいて報告する。
「・・・相手には、夕夜・・・紗綾には新しいアーティファクト・・・。早めに、対処すべきか・・・・」
考えて、考え抜いた末に。
「”あの世界”のもの達と協力し、マテリアルごとつぶしてこい!」
魔王の叫びが、城中に響き渡った。
+++
さぁ、あの世界とは。
予想つくよねw