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*215*
書きます!!
+++
「はぁ・・・っ・・・・つ、ついたぁあああ」
家を出るなり全速力で走り出したルナとタイは、東川公園に着いた。
「あ、・・・・あれ、サーヤちゃん達じゃない!?」
ルナはそういうと、瞬間、第三の目を開眼させる。
「ああ。急ごう、力が強そうだ。」
タイも、第三の目を開眼させた。
二人は同時に地をけり、空中で大きく1回転すると、マテリアル達のところへ飛び込む。
「サーヤちゃん、レイヤく・・・・!?」
ルナは言いかけて、息を呑む。
「タイくん、あれ・・・・」
「力の・・・・塊・・・・・」
二人は呆然と立ち尽くしている。
「ルナさん、タイくん、下がってください!」
志穂に大声で言われ、ルナとタイは後ろへ飛んだ。
「何が起こった。今までの状況を説明しろ」
タイに言われ、志穂たちは簡単に、今まで起きたことを説明する。
「・・・・何する気だ・・・・?」
タイはただ、ひたすら思考をめぐらせていた。
___
「あ・・・・ああれ、なん、なんだ・・・・」
宇佐見がよろめく。
「マテリアルだよ、サーヤ達のこと」
がしっと宇佐見の腕をつかみながら、千晶が言う。
「ま、マテリアル?なんだよそれ」
「ええっと、たしか・・・・・。
ここ。この町、神舞っていうでしょ。
でもそれは隠れ蓑。本当は降魔。魔が降りる地。
それがこの、神舞町らしいんだ。んで、その悪魔からこの町を守るために結成されたのが、マテリアルってわけらしい。
なんでも、古来から力を持った人たちがいたらしくて、その子孫がほら、あのマテリアルだと。」
簡単に、説明し終わると、
「マテリアル・・・・てことは、一定の人しか力はでないっつーこと?」
「お、理解早いね。苗字よ苗字。
そこの、風見さんは風のマテリアル。
その隣にいる稲城さんっていう人は土にマテリアル。
で、灰神先輩達は火のマテリアル。二人のマテリアルを合わせて炎のマテリアル。
で、凍堂さんが、氷のマテリアル。
草川 陸が、珍しいらしいけど、水と植物のマテリアル二つ。
暗斉さんが闇のマテリアルでしょ」
そこまで説明すると、千晶も疑問がわく。
「じゃあ・・・」
「それだと・・」
『残る三人は?』
「だってだって、レイヤはわかるよ。日守で、光でしょ。
じゃあ、サーヤと、ユウヤさんは?
あ、ちなみに、サーヤの力は破魔。悪魔を破滅させるって意味かな?
で、サーヤとレイヤのお兄さんが、闇・・・・。
なんなの・・・?」
千晶が首をかしげると。
「佐川、だいぶ前から知ってたんだな。」
「え?あ、そうなんだ。アクセルの楽屋につれてってもらったんだけど、そこで悪魔が出てたみたいで。
ホント、初めて見たとき、びっくりしたんだもん。
あ、でも、カッコイイよね。」
千晶が言うと、
「・・・・でも、それなりに大変そうだよな。
て・・・・・・そういえば、怪奇探偵団のメンバーって・・・」
「あ・・・そうだったそうだった。
多分あとでアンタ、ウィンドミル行くことになるから、いろいろ覚悟したほうがいいよ。
「覚悟?何の」
「圭吾先生も、元マテリアルなんだって」
「はぁっ!?」
「大人になると、力は消えるらしいけど・・・」
「だから、怪奇探偵団顧問ね・・・・・」
「ウィンドミルのマスターも元風のマテリアルだってさ」
「・・・・日守たちが住んでるとこの?」
「そ。・・・・・そろそろ決着かなーぁ・・・・あ!?」
千晶がいきなり大きな声を上げる。
「な、何だ?佐川・・・・・・え!?」
二人は絶叫する。
何故驚いたのか。
二人が見た光景は、恐ろしいものだった。
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なんでしょなんでしょ