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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*214*

大量更新日♪
今日は音楽会の振り替え休日★
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「サーヤ、レイヤ、ユウヤ、志穂!」
マテリアル達が駆けつける。
その中には、なぜか千晶もいたのだ。
「千晶ちゃん!?危ないよ!!」
「・・・大丈夫!・・・・って、なんで宇佐見がいんの?」
「・・・・千晶ちゃん、宇佐見くんと一緒にいて!」
「無闇に逃げるのは危険です。出来るだけ離れて・・・・隠れてください!」
志穂の指示に、千晶はすぐに従う。
「わあった!宇佐見、行くよ!」
「はっ!え!?な、なんだぁああ!?」


「行った・・・・よし・・・・」
レイヤが言う。
「今回は、大公だと思います・・・・」
「大公!」
「ったく、めんどくせぇ!」
口々に、大公への不満を漏らす。
「でも、後ろには、宇佐見くんや、千晶ちゃんもいます。
できるだけ、被害は少なく・・・・・」
サーヤの忠告に、全員が一斉に頷いた。
___
「な、何が始まるんだ・・・・?」
宇佐見が声を上げると、千晶が、
「ちょっと、いいから静かにしてて!」
「うぉ・・・・・」
気迫負けして、宇佐見は黙りこくる。
ここは草陰。
爆発してしまえば、この場所は燃えてなくなる。
サーヤ達のことも見えるので、いざとなれば宇佐見を連れて逃げると、千晶は考えた。
「静かにしててよね」
「おう・・・・・」
二人は、息を殺して、サーヤ達を見ていた。
___
「・・・王子に王女、その親戚・・・。うーん、やりがいがあるわぁ」
『!?』
声のしたほうを見ると、ひとりの女がいた。
「あなたが・・・・大公!!」
サーヤが声を荒げる。
「ええ、そうよ。私はビアンヌ。」
「・・・・」
「魔王の命令でねー、貴方達を殺んなきゃいけなくなっちゃって」
ビアンヌは、軽い口調で話す。
「・・・お前の話はいい。とっとと消えてもらうぞ!」
魔梨の一声で、戦いが始まった。

『炎よ、荒れ狂う獅子となれ!!』
二人の呼びかけに応じて、炎の獅子が飛び出す。
「・・・手荒ねぇ、女の人には優しくって、しらないのぉ?」
「知るかっ!」
「ファンのコには優しくするけど、悪魔は別!」
「ヒドイのねぇ」
ビアンヌは相変わらず、余裕の笑みを崩さない。
「闇よ!光を切りさく剣となれ!」
魔梨が、闇で作られた剣をもって、ビアンヌを切り裂こうとする。
「王子と王女の親戚?コレが?」
「っ悪いか!私たちは、好きでこんな家系に生まれたわけじゃない!」
魔梨は叫びながら、尚も剣を振り回す。
「甘い!氷よ、善を砕き悪に見方を!」
魔梨に、至近距離からの攻撃をくらわせようとする。
「っ!!」
「光よ、万物をはじく盾となれ!」
レイヤの光の盾で、間一髪防ぐ。
「・・・よりによってこんなときに来るなんて・・・・」
サーヤはボソッとつぶやき、破魔の笛を変形させる。
「レイヤくん!」
大声でレイヤの名前を呼ぶ。
レイヤはことを察したらしく、行動に出た。
サーヤの近くはで飛び退り、力を発動させる。
「光よ、悪を貫く鋭き矢となれ!」
「っ・・・・・!」
サーヤは、レイヤと同時に矢を放つ。
その二つの矢は、他の攻撃に気を取られていたビアンヌに突き刺さる。
「っ!!王子に王女ね・・・・!やっぱり効くわ・・・・」
ビアンヌはつぶやく。
「ダメージが少ない・・・・!」
サーヤは呆然と行った。
「・・・・何度攻撃しても・・・・結果は同じか・・・!」
レイヤもくやしそうに言った。
(もし・・・もし、”あの技”が使えたら・・・・)
「レイヤくん・・・?」
(サーヤがまだかすかでも覚えているなら・・・・!)
「サーヤ!いいか、今から言うとおりにしてくれ!」
レイヤの言葉に、魔梨とユウヤが声を上げる。
「黎夜!紗綾はまだっ!!」
「レイヤ!!」
「やってみないとわからないだろ!」
二人の声をさえぎり、レイヤは続けた。
「破魔の力は目には見えないが・・・僕の力にサーヤの力を乗せてくれ。」
「え・・・どうやって」
「イメージの問題だ。見えると思って。乗せるんだ!」
「っ・・・・・・!あ・・・・・・っ」
レイヤの放っている光に、サーヤの力が乗る。
強烈な爆音。
マテリアル達の声。
しかし、サーヤとレイヤには聞こえていなかった。
「・・・・これ・・・・は・・・・・」
「大丈夫だ。僕が・・・・」
レイヤが言いかけると。
「ううん、私もやる・・・・出来る!」
「!サーヤ・・・・わかった。いいか、自分から力を放つんだ。
なれないはずだけど・・・・・」
「うん、わかった。・・・・行くよ!」
「ああ」
二人の力は破魔と光。
あわせることは出来ないはずだった。
かつてあの世界で試みた
その技。
完成した直後に
片割れが消える。
その記憶も
いつしか消え去る。
その記憶と力。
囚われた力は
解き放たれた過去。
+++
最後意味不明ですみません!!!

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