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*269*
ひょおおおお!私とルア、5年だょっ><
でもあと2年で中学生かぁ〜、って思うと、「早いなぁー」ってなるよ! 書くよ〜〜!!
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練習を始める前に、あらすじを大まかに説明しておこう。
何百年も前の話。今は戦争時。
スィリー、トア、メアリ、フェルは、外国から日本に、潜入捜査として送り込まれた。
4人は、日本の状態をイントップして、もとの国に帰るはずだった。
でも、日本人の暖かさに触れて・・・・。
最後は、一緒に日本で戦うという話だ。
結局は負けるのだが、そこがまた感動する。
「・・・・ぼくがこんな役をしなきゃいけないのか・・・」
タイがうなだれる。
「えー、面白いよ、絶対!」
「僕もいやだ。トアっていう名前自体イヤだ」
役自体を全力拒否するレイヤ。
「でも、いいお話なんだから、演じたらきっと楽しいと・・・・」
ルナとサーヤは、二人をなだめるのに必死だった。
「日守さん、大変だね・・・・」
「ルナちゃんも、大変だよね」
周りの女子が、同情してくれるのはうれしい。
が、この後、おそらく悲劇といえよう時間が待っているのだ。
それが、通し練習だった。
きのう、一夜漬けでセリフを完全に頭に叩き込んだサーヤとルナとは打って変わって、レイヤとタイは、一度読んだだけで覚えてしまったらしい。 本当に姉弟なのかと疑いたくなるくらいの違いだ。
「じゃあ、通すぞー!」
耕平の、大きな声が教室に響き渡った。
『おー!!』
クラス全員、ノリノリ。
でも、その中で、ルナとサーヤは冷や汗をかき、タイとレイヤは不機嫌でいた。
『でも、私たちはここの人間じゃない』
ルナのセリフだった。
『それでも、あんた達は、困っているわたしらを助けてくれた。
悪い人とはおもえない」
『悪い人だよ。ここには”ただの潜入捜査”で来てて、貴方達をだましてた』
サーヤのセリフ。
『で、でも・・・・』
『いられないから行かないといけない。それくらいわかるだろ』
レイヤだ。ここは、本当なら、悲しそうな表情で演技するところなのだが、レイヤの今の心情により、ふて腐れた声とセリフになってしまった。
『ぼくも・・・トア・・・と、同じ意見だ。』
こちらはタイ。
全く感情無しのセリフの言い回しだった。
そこで、一度カットが出される。
「おいお前ら〜、どーしてそうなる?紗綾とルナを見習え〜」
徹平似の、のんびりとした声がそう告げた。
「できるか!」
タイとレイヤの声がハモった。
そしてその繰り返しが夕方まで続き、サーヤたちはぐったりとして家路についたのだった。
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次回、本番!!