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*27*
しゃ!ルアいねーしやるぞーーー!!!
***
サーヤとレイヤは、ひまわり園へ到着した。
「っはぁっ・・・」
「ここ、だよ、レイヤくん」
サーヤは言いながらひまわり園に近づいていく。
レイヤはあわててその後を追いかけた。
「サーヤ、僕、どうしてればいい?」
「あ・・・・」
少し考え込み、いつものサーヤらしい笑顔で、
「レイヤくんは、されるがままになってて!」
何気に怖いことを言った。
「は・・・ええ・・・!?」
講義しようとした矢先、サーヤは門を開け、中へ入っていってしまった。
「・・・・・・」
レイヤは複雑な顔をしながらも、サーヤの後についていった。
サーヤは園の中へ入る。
レイヤは黙ってその後へついて行く。
サーヤが歩いていったところは、園長室。
軽くノックすると・・・
「はーい、だれですか?」
やさしい感じの、園長先生の声が聞こえてきた。
「サーヤです」
サーヤがそう言うと、嬉しそうな、驚いたような声が返ってきた。
「サーヤ!?」
その言葉とともにドアが勢いよく開いた。
「お久しぶりです、園長先生!」
「サーヤ・・・・。久しぶりね。・・・・・・あら?
そっちの子は?」
園長先生の視線は、当たり前だがレイヤのほうへ向いていた。
「あ、そのことは、みんなの前で言うので」
サーヤがそう言い、園長先生も、「そう?」と納得したので、
サーヤとレイヤ、園長先生は、今、園の皆が集まっている食堂へ
向かった。
・・・・・・・
「ここ・・・・・」
タイがつぶやく。
「ひまわり園?・・・・サーヤちゃん、どうしてこんなところに?」
ルナが不思議に思い、そう言うと、
「・・・ルナ。
この中まで入るのはダメだ。」
突然そう言われ、入るき満々だったルナは、
「え?−なんでー??」
「プライバシーの侵害。二人が出てくるまで待つよ」
ダメと言いつつ、結局はタイも後をつけるきだったらしい。
「はーぁい」
渋々そう答え、ルナとタイはサーヤとレイヤがでてくるのを待った。
・・・・・・・
サーヤは、恥ずかしそうにしながらも、食堂に入った。
「皆〜!、サーヤが遊びに来てくれたわよー!」
園長先生の言葉に、遊んでいた皆の視線がサーヤのところへ向いた。
「サーヤ!」
「サーヤおねえちゃん!!」
真っ先に勇太郎と真美が走ってくる。
その二人がスイッチとなったように、次々と子供たちがサーヤの周りに
集まってくる。
「サーヤおねえちゃんーっ・・・どーして来てくれなかったのー」
真美が号泣するので、サーヤはあわてて、
「ご、ごめんね、真美ちゃん・・・忙しくて・・・」
そう言うと、サーヤの服のすそが引っ張られた。
振り向くと、そこには勇太郎がいた。
「・・・・。遅い。」
「ごめんね、勇太郎・・・」
結局サーヤも勇太郎もなき、大騒ぎになった。
一方のレイヤは、
「ねねー、だあれ?」
子供に聞かれるが、
「・・・・・。」
・・・無視・・・
「ねーーーーええええ!」
「・・・・・。」
・・・さらに無視・・・
そんなコトを繰り返していると・・・
「レ・・・・レイヤくん、なんでそんなに機嫌悪そうなの・・・?」
びくびくしながら、サーヤが訊いてきた。
「僕は人の多いところは苦手だ」
レイヤはそっけなく答える。
「灰神先輩達のライブよりは少ないけど・・・」
「同じだろ」
「そーかな^−?」
話していると、
「ねーねー、サーヤおねえちゃん、その人、誰ー?」
一人の女の子が聞いてきた。
「もしかして、サーヤお姉ちゃんの彼氏?」
他の子がいう。
「わーっわーっ!!違うっ!違うから!!!」
顔を真っ赤にしながら否定すると、
「本当〜?サーヤ?」
美紀先生がニヤニヤしながら聞いてきた。
「美紀先生までっ・・・!!!」
サーヤがおろおろしていると、
「サーヤ。別に言ってもいいだろ」
レイヤがさらに誤解を招く言い方をしたせいで、騒ぎはおおきくなってしまった。
「レイヤく・・・・ヒドイよ〜」
半なき状態にサーヤを見て、レイヤは軽く笑う。
「悪い・・・」
「うぅ・・・・・」
サーヤは恥ずかしさでまっかになりながらも、説明した。
「レイヤくんは・・・、私の、双子の弟なの。」
『・・・・・・・。ええ〜!?』
ひまわり園に、絶叫が木霊した。
・・・・・・・・
「今、中で叫び声、聞こえなかった?」
タイが言う。
「そうだね。でも、大丈夫でしょ」
ルナは考えていた。
(もしかしてサーヤちゃん・・・ここに住んでいたの・・・?)
ルナももとは養護施設 星の子学園に住んでいたから、サーヤの気持ちはなんとなくわかった。
******
ちゅーとはんぱ((殴
でもルアがこなくてよかったーぁ☆
ではでは♪感想もらえるとうれしいです♪