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*281*
「ただいま、サネルちゃん、ふうり、ソラウ!元気だった?」
「ルナ!」
「ルナちゃん!」
3人が、一斉にルナに駆け寄ってくる。
「着てるもの、汚れてるわ、ルナちゃん。洗うから、他の洋服に着替えて」
サネルが、ルナの様子を見かねて言った。
「うん、ありがとう、サネルちゃん」
「・・・・タイさんも、着替えてください」
サネルは、まだ、タイを不思議そうに見つめながら、ルナと同じように着替えるように言った。
「えっと、私たちどうしてれば・・・?」
サーヤの言葉に、マテリアル達がうんうんと頷く。
「!あ、貴方達・・・八方玉に映っていた・・・一体、どなたですか?」
驚いて、少し腰が引けているサネルに、サーヤと志穂が、微笑みながら歩み寄った。
「えーっと・・・私は、日守紗綾。マテリアルって言うね、力を持ってるの。ちなみに、私のマテリアルは、破魔って言うんだ」
「私は、風見志穂と申します。マテリアルは風です。どうぞ、よろしくね」
サーヤと志穂が自己紹介を終えると、
「次はおれっちな!
俺は、稲城徹平!マテリアルは土!特技?えーっと、大食い・・・かな?まぁいいや、とにかくよろしく!」
どこまでも勝手な自己紹介に、サネルたちは戸惑っていたが。
「じゃあ、徹平の次は、俺らなー」
しょうが、強引に乗り込んできた。
「俺は、灰神翔。こっちは翼。マテリアルは、火で、俺らの力を合わせると炎になる。よろしくな」
「じゃあ・・・次は、俺。」
鳴神が、一歩前に出る。
「俺は鳴神京一郎。・・・マテリアルは雷。・・・最近目覚めたばっかりだけど・・・よろしく」
少し声が小さかったような気もするが、サネルたちからは、落ち着いていて良い人に見えたらしい。
サネルたちも表情が、安堵に変わった。
「じゃ、次は私よ。
私は、凍堂雪乃。マテリアルは氷。ちょっとみじかいかしら・・・・いいわ、よろしくね」
これじゃ、ただのツンデレのデレ無しにしか見えない。
「・・・次俺。 俺は、草川陸。マテリアルは、草と水。
・・・・・最近出番ないの、作者のせいかな・・・」
最後に言ったことばは置いといて。
サネルたちは、もう、この個性的なマテリアルたちに、興味心身と言った顔になっていた。
それはそうだろう、あまりにも個性的すぎるのだから。
「最後・・・私と夕夜と黎夜を忘れてもらっては困る」
ちょっと起こり気味(?)の、魔梨の声。
「・・・私は暗斉魔梨・・・マテリアルは闇。よろしく」
短い自己紹介だったが、サネルたちには、魔梨がどんな人間なのか、伝わったようだった。
「最後はぼく・・・」
「最後じゃないだろ、僕もいる」
ユウヤのボケをレイヤがなぜかツッコミ・・・・・。
「いいや・・・、ぼくは、日守夕夜。サーヤとそこのレイ夜の兄。
マテリアルは、闇。よろしく」
「なんでそうべらべら喋れるんだお前・・・。
僕は日守黎夜。マテリアルは光。サーヤの双子の弟。よろしく」
自己紹介はたった一行で幕をとじたレイヤだった。
そして、全員の自己紹介が終わった。
サネルたちを見ると、なぜかおなかを押さえて笑いをこらえていたのだ。
「な・・・どうしたの、サネルちゃん?」
サーヤが驚いて、3人の近くへ行く。
「だ・・・・だって・・・・、みなさん、面白いですよ。
一番、性格が普通だなっておもったのが、サーヤさんですよ?
あはは・・・・無口とか、クールとか、・・・・あはは・・・・」
笑われていることに腹が立ったのだろうか・・・・。
レイヤが。
「おいそこ。いつまで笑ってる?」
怒り全開。こうなれば、止める方法はただひとつ。
「黎夜!やめて!」
サーヤの一声。なぜか”くん”が飛んだが。
「う・・・・。・・・・・・・・」
サーヤの一言で、レイヤの動きが止まった。
やはり面白いのだろう、サネルたちは再び笑い転げてしまった。
そのとき。
「わー、久し振りに着たよ!」
ルナの声がした。
「そう変わるものじゃない気もするけど」
落ち着いた・・・というか、少しムスッとした、タイの声も聞こえた。
そちらを見ると、いかにもこの世界にありそうな服に着替えたルナとタイ。
「ルナちゃん!可愛い!」
「えへへ・・・これ、着替えるのに結構時間かかるんだ」
動きやすそうな服装から、銀色の尾を出したルナは、いつもと違う雰囲気に包まれていた。
でも、その瞬間。
「っ!?痛っ・・・・・皆・・・・ねぇ、ここ妖界だよね?」
サーヤが、首筋を押さえる。
「まさか・・・悪魔か!?」
レイヤも、信じられないといった顔で、あたりを見回す。
「とりあえず・・・サーヤ、感じるほうへ行ってみよう!」
レイヤの言葉で、ルナとタイも、一斉にサーヤの後について走り出す。
この先に待ち構えていた悪魔は、予想外の悪魔・・・人物だった。
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2000字近くなってしまいましたw
待っていた人、誰でしょうねー
つか、妖界なのになんで悪魔がいンだよッ!って感じだけどw