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*282*
おお、あーち!ぷよぷよねー、面白いけど、結構簡単だったりw
お父さんとお母さんとリキとルアを抜いたよ私ww
ああ、サネル故障したね!でも、今考えてみると、確かにマテマテ軍団は、個性的ぞろい・・・だったりw
ちっと更新します!
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「どうして、妖界に悪魔が!?」
ルナが、銀色の髪をポニーテールに結いながら言った。
「わからない・・・でも、悪魔なのは確かだよ。破魔の力が反応したって言うことは・・・・」
以前、悪魔と妖怪が一度に襲ってきたことがあった。
もしかしたら、魔界と妖界は案外近い場所にあるのだろうか。
サーヤの考えはそれだった。
「ちかい!、皆さん、いつでも攻撃できるようにしてください!」
大声で叫び、サーヤも破魔の笛を弓矢に変形させて身構えた。
すると。
「っ!・・・・」
かすかに、ルナのうめき声が聞こえた。
「ルナちゃん!?」
振り返ると、そこには、右手の甲を抑え、渋面を作っているルナと、左手の甲を抑え、必死に耐えているような顔をしたタイ。
「どうした?」
ルナたちに一番近いところにいた鳴神が、駆け寄った。
「・・・・まさか・・・叔父さん?」
ルナが、かすれた声で言った。
「叔父さん・・・・って・・・・」
マテリアル達は、”叔父さん”が誰を指すのかを、直感的に予測することが出来た。
「叔父・・・ってことは、ルナちゃんとタイのお母さんの、お父さん・・・もしくは、お兄さんってことか?」
翼が、翔と同じしぐさで、首をかしげた。
「・・・お母さんの、兄です。名前は、レイル。・・・叔父さんは・・・お母さんが残した形見はもうひとつあるって言ったんです。
そのあとに、この模様が浮かび上がって・・・・」
苦しげな意気をはきながら、ルナは説明した。
「・・・・・つまり、この近くに、ルナとタイの叔父がいて・・・そいつと一緒に、悪魔もいるってこと?」
雪乃が、もっともらしい仮説を立てた。
「おそらく、そうでしょう。私は、すでに王・・・ルナ様とタイ様の叔父さまに、あっています。この妖力と気配は、間違いなく王のものです。」
そう言ったゆのりの姿は、驚くほど、人間界とは違うものだった。
琥珀色だった髪が、真っ黒な髪へと変わり、それに伴い、瞳のいろも漆黒へと変わっていた。
「ゆのり・・・・ちゃん・・・?」
ルナが、驚いた顔をして、ゆのりの名を呼ぶ。
「妖界に来ると、なんでかこう姿が変わるかな・・・・」
陸が、さっぱりといったように、つぶやいた。
ただし、落ち着いている空気もここまで。
サーヤの緊迫した声がする。
「来ます!体勢を立て直してください!」
気配はどんどん近づいてくる。
つれて、サーヤの首筋の痛みもひどくなってきた。
「う・・・・・」
痛みでうずくまりそうになるが、サーヤは弓矢を放そうとはしなかった。
「・・・・ルナ、タイ・・・・人間界の異能者たちよ。我にたてつくのか?」
低い、どこかタイに似た、落ち着いた声。
その男は、ルナたちの予想通り、レイルだった。
「叔父・・・さん・・・・」
「ルナか・・・・やはりレンメイに似ているのだな。・・・タイはあの陰陽師似か。」
微笑をたたえながら話を続けるレイル。
「まぁ・・・・無駄話はおいておこう。・・・お前たちには、レンメイの最後の形見を手にするのにふさわしいか、試験を受けてもらう。」
『試験・・・?』
ルナと、タイの声がハモった。
「私も倒せるか・・・・だ。何を使っても構わない。
その異能者たちと組んでも、護神剣、破妖剣を使っても、構わない。
私を倒せたら、お前たちにはレンメイの形見を手にする力があるということだ。」
レイルは再び微笑む。
「その形見を手に入れることができれば・・・ルナは光の御子として、タイは闇の御子として、本来の力に目覚めるだろう」
この言葉を最後に、レイルの表情が変わった。
「どうする?護神剣と破妖剣?」
「ああ。ないよりはマシだろう」
二人は同時に頷くと、呪文を唱え始める。
「・・・護神剣!」
「破妖剣」
二人は剣を大上段に構える。
そして、レイルの瞳の奥を、強くにらみつけた。
+++
ちょっとじゃなかったぉ