完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~ 240~ 250~ 260~ 270~ 280~ 290~ 300~ 310~ 320~ 330~ 340~ 350~ 360~ 370~ 380~ 390~ 400~ 410~ 420~ 430~ 440~

*321*

yumiはきてくれてるよ〜!
でも、あーちとかは、こないね・・・・って。
+++
「じゃあ・・・・行くよ、みんな」
ルナが、静かに言った。
「OK」
「了解」
全員が頷いたのを確認し、ルナは人間界への道を開けた。
マテリアル達もルナたちも、その道に一斉に飛び込んだ。
そして、視界は真っ白に光り、かすんで――――。

「ちゃん・・・・・サーヤちゃん、大丈夫!?」
その声で、サーヤは目を覚ました。
「ルナ・・・・ちゃん・・・・・?」
周りを見回すと、もうマテリアル達は全員起きているようだった。
「ご、ごめんなさい、いつまでも寝て・・・・・・!?」
言い切る前に、首筋に、猛烈な痛みが走った。
「っ・・・・・」
無言で首筋を押さえるサーヤ。
そのしぐさで、全員に伝わったらしい。
「サーヤ、どこだ?」
レイヤが、サーヤに問う。
「・・・・・あっちだよ」
サーヤは、ある方向を指差し、苦い顔をした。
そう、その方向は。
伊吹や圭吾たち元マテリアルが待つ・・・・・ウィンドミルの方向だった。

「う・・・・そ・・・・・」
マテリアル達は絶句する。
「伊吹さんたちが危ないです!皆さん、早く!」
そんな沈黙を、志穂が上手く切り裂いてくれた。
「あ・・・・・ああ」
その声に、今まで固まっていた全員が、冷や汗を流しながらも頷く。
「急ぎましょう!」

マテリアル達は、今頃大変な惨事になっているだろうウィンドミルに、不安に鳴る胸を押さえつけ、走った。
________
「!?」
異変に気づいた。
伊吹は、店の外を見て、驚く。
「伊吹くん?一体なにが・・・・・・!?」
マテリアル達が心配で、毎日のように店に通っていた圭吾も、つられて外を見る。

そこには、圭吾たちは見たことのない、メイラと、ビアンヌが、悪意に満ちた笑みをして、立っていた。

320 < 321 > 322