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*365*
優亜久し振りー!!
サーヤ大丈夫じゃないよー!
どうやってクライマックスに持ち込もうか考えてる←
+++
「サーヤ!」
レイヤの呼ぶ声がして、サーヤは意識を引き戻した。
「・・・・・・・」
「サーヤ、大丈夫か?」
レイヤたちが、心配そうにサーヤの瞳を覗き込む。
「大丈夫・・・・じゃない・・・・・」
か細く言ったサーヤの言葉に、霧亜が敏感に反応した。
「サーヤさん・・・・まさか・・・?」
全てを察したのだろう。
驚きと恐怖に満ちた眼で、サーヤは頷いた。
「皆さん・・・・悪魔です。・・・・・たくさんの・・・・・私たちが勝てるかどうかわからないくらいたくさんの・・・・・」
全員、目を見開く。
サーヤは首筋の神経が、痛みにより麻痺していくのを感じた。
「しかも場所が・・・神舞東高校・・・・。尚紀さんたちの高校です」
「それじゃ・・・いまは休みだけど、部活の人たちは・・・」
陸がぼそりとつぶやき、皆はその先を予想し唇を噛む。
「でも・・・・倒すのが、マテリアルなんだろう?俺に説明してくれたように、ここを守るのが・・・・マテリアルなんだろ?」
鳴神が、表情を曇らせていたマテリアルたちやルナたちに向かって言った。
「!・・・・・・そうだよ、サーヤちゃん!マテリアルは、ここを守るためにあるんでしょ!」
ルナも、サーヤに力強い笑顔をみせ、いった。
「そうだね・・・マテリアルは・・・・ここを守らないと、いけないんだよね・・・・・」
サーヤはそう言い、よろめきながらも立ち上がる。
「大丈夫か、サーヤ?」
ユウヤも心配そうに、よろめくサーヤを支える。
「大丈夫だよ。・・・・もしも、この戦いが長いマテリアルの歴史を帰ることにつながるのなら・・・・最後の戦いになるのなら・・・・」
「いくしかねえだろ!おれっちたち、そのために力持ってるんだからさ!」
「私も、徹平さんと同じ意見です。」
徹平と志穂が、サーヤの意見に同意してくれる。
「・・・・・私も・・・サーヤさんたちと一緒に・・・・行きます」
「もちろん、仕事すっぽかしてだって、俺らも行くぜ」
「翔、休みの許可取ってからな」
サーヤの曇っていた表情は徐々に明るく晴れていった。
__________
「マテリアルも終わりだ・・・・・人間界を支配してやる・・・・・」
ここは、神舞町からは遠く離れた、人間界のある場所。
その場所に立って、口元をゆがませていたのは。
最大の敵、魔王だった。