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*376*
まい、ユミ、詩織☆〜!
あ、ほしい!今めっちゃほしいエンカ様 笑
魔王来ちゃったよーーヤバイー!
+++
完全に振り向いたサーヤたち。
『炎よ!荒れ狂う獅子となれ!』
「火よ!悪を撃つ弾丸となれ!」
感情的になりやすい翔と翼、それを受け継いでいる美羽が、いきなり攻撃を仕掛けていった。
炎の獅子と火の弾丸は、無抵抗の魔王に直撃する。
ガッツポーズを決めた三人だったが、それはただの勘違い。
「それで倒したつもりか?」
立ちこめる煙の中から、冷たい響きを含んだ声が聞こえた。
「っ!?ダメージが無い!?」
美羽の驚きに満ちた声。
煙が晴れ、無傷の魔王の姿が見えた。
「甘いな。やはり破魔のマテリアルの方が戦いがいがある」
余裕の笑みを見せる魔王。
「火よ・・・ッ」
なおも攻撃をしようとした美羽に、サーヤがストップをかけた。
「無駄に攻撃しても・・・ダメなんです。魔を払えるのは破魔の力だけ。私だけなんです」
「でも、サーヤちゃんだけ危険な目にあうなんて、ダメだよ!」
ルナが必死にサーヤを止めようとする。
でもサーヤは止まらなかった。
「サーヤ!」
「紗綾さんっ!」
仲間の声を背中に受けつつ、魔王を睨みつけた
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