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*412*
今話がこんな状況だけど、マテマテ短編的な日常を書きますー!
+++
夏のある土曜の午後の事。
「あ・・・」
珍しく伊吹がこんな声を出した。
「どうしたんですか?」
店の手伝いをしていたサーヤが声をかける。
「あ、いや・・・材料を切らしてしまっていて・・・。」
伊吹は困ったような表情だ。
本当はサーヤが今すぐにでも買いに行きたいのだが、いらっしゃいませ、と出迎えた客がなんと年寄りのおじいちゃんおばあちゃん夫婦で、「お手伝いかぇ?偉いねぇ」から始まり、今ではその夫婦の昔話を聞かされている。
なのでサーヤは、なかなか切り上げる事ができずにいたのだ。
「い、伊吹さん!レイヤくんに頼んでください!」
レイヤが面倒くさがるのは目に見えているのだが、今はこれしか方法が無い。
「いいのか?」
「大丈夫だと思います!」
サーヤの返事を聞き、伊吹は頷いてから裏口に向かっていった。
しばらくして、ムスッとした顔のレイヤが降りてきた。
「レイヤくんゴメンね?でも私も今アレな状態だから」
サーヤがいうと、
「問題ない」
レイヤはそっけなく答え、店をでた。
+++
続くョ
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