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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*54*

サーヤ、レイヤ、魔梨、ゆのり、ルナ、タイ以外のマテリアルは、
ゆのりが倒れた翌日、ウィンドミルに集まっていた。
「今日、翔さんたち、あとからくるんだよね」
「そうおっしゃっていました。」
志穂に確認をとり、サーヤは切り出す。
「昨日・・・、ルナちゃん達から全て聞きました。
ゆのりちゃんは、妖怪で・・・左手首には、意封じの文様が刻まれていました。」
サーヤの言葉の後、少しの間ざわつく。
「意封じの文様?なんだ?そりゃ」
「文字どおり、意を封じる文様なのでしょうか・・・?」
徹平や志穂、雪乃、鳴神は、それぞれ思ったことを口にしていた。
「サーヤ、それで、その、ゆのりって子は?」
雪乃にきかれ、サーヤは、
「昨日、気を失ってから・・・、起きないので、今、わたしの部屋で寝ています」
「昨日、わたしとタイくんで、説得したの。でも、ゆのりちゃんは
一緒には行かないって言って。気が向いたらここに来てって言ったの。
それで・・・、サーヤちゃん達に説明し終わった後、ゆのりちゃんがここにきたんだ。それで・・・」
ルナはそれ以上言うきにはなれなかった。
が、マテリアル達は、そこまでいわれて大体の予想はついていた。
「そのあと、ゆのりさんが禁じられたことばを口にしてしまい・・・」
「意封じの文様が反応したってことね」
志穂と雪乃はすぐに理解できたものの。
「え、しほっち、はや!なんでそんなに早く理解できんだよ〜
こんなん、翔と翼も理解できねぇだろ!」
徹平は翔たちがいないのをいいことに、呼び捨てで二人の名を呼ぶと。
カラン
ドアベルが鳴って・・・・
「・・・・い・・・・てええええええええええええええ!?」
徹平の大きな叫び声が、ウィンドミルに響いた。

「ったく・・・・、おい徹平!何度いったらわかんだよ!」
「しーましぇん・・・」
徹平が翔に軽いお説教を受けている間に、サーヤは翼にさっきまでの
説明の内容を話した。
「ゆのりちゃんが・・・・・。
ところで、意封じの文様って、なんなの?」
「わかりません。今、魔梨ちゃんが、文様を消す方法を考えているんですけど・・・」
サーヤの視線の先には、イスに座って考えこむ魔梨の姿があった。
「そっか・・・、そうだったね、魔梨ちゃんて、紗綾ちゃんとレイヤの
親戚だったんだよね」
「はい。」
翼に一通り説明し終わった直後。
「あ〜〜〜〜〜!っ!」
魔梨が大声で叫んだ。
「魔梨ちゃん!?どうしたの?何かわかったの?」
サーヤは魔梨に近づいていく。
「あ、ああ。あの文様、なんか見慣れてるなーと思ったら・・・」
次に魔梨はレイヤを手招きに、二人に耳打ちした。
「母さんがね・・・、魔界で、確か、あの文様を扱っていたきがするんだよ・・・・。だから、あの文様を消す呪文も、言ってたはず・・・」
そう言いつつ、頭に手を当てて、必死に記憶を引っ張りだす魔梨。
「ああ・・・、そういえば、アイツの母親は・・・、文様を取り扱っていたような気がしないこともない・・・」
レイヤが言うなら間違いはないだろうけど、肝心の呪文を思い出せなければ意味がない。

「ん?まりっち、思い出したのかな、文様を消す呪文」
徹平がつぶやく。
「いいえ、思い出してはいないでしょう。思い出したら普通、すぐに
文様を消しに行くでしょう?」
志穂に正論を言われ、「そっか」と納得する徹平。
その光景をみて、翔と翼は。
「なぁ、翼。あの二人、ぜってぇ、生まれた順番逆だって」
「確かに・・・・。中学生にもなって、あのアタマの回らなさは、
幼児並みだよね」
二人は小声で、そうつぶやいた。
そのとき。
がたっ!!
イスがら立ち上がり、魔梨が。
「思い出した!」
+++++
はい〜、よーやく思い出しました、魔梨ちゃん。
↑実は呪文もう考えてる人
まーだまーだ書きますよー

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