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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*55*

「思い出した!」
魔梨が叫ぶ。
「えっ!?本当、魔梨ちゃん!」
「ああ!母さんが言ってた!間違いない!・・・と、思う・・・」
なんだか最後があやふやだが、試してみないよりはましだ。
サーヤ達は、すぐに気を失ったままのゆのりの元へと行った。

「ゆのり・・・・、今、助けるからな」
魔梨はそう言い、祈るように手を組んだ。
「・・・・意を封じる文様よ。正意を阻む文様よ。
このものの体から抜け出し、魔界へと戻りたまえ!」
魔梨が呪文を言い終えた瞬間・・・
「っ!」
ゆのりの手首の文様が激しく光りだした。
「き、消えるの!?」
「消えてくれるとうれしいけど・・・」
「・・・、魔梨、たぶん・・・、あの呪文、まだ続きがあったようなきがするんだけど・・・」
レイヤがボソっと言った。
『ええ!?』
衝撃的な言葉に、サーヤと魔梨は思わず叫んでしまった。
「・・・・・・。」
やがて光は収まり、恐る恐るゆのりの左手首を見てみると。
「・・・消えていないけど・・・、薄くなってる!」
魔梨が言った。
「うそ・・・!やった・・・!」
サーヤもうれしそうに笑っている。
「よかったな、サーヤ」
レイヤも淡く微笑む。
「・・・でも、薄くなったということは、まだ完全には消えてないって
ことなんじゃないのか?」
翔が言った。
「ああ。おそらくな。」
魔梨も苦い顔をして、答えた。
すると、ルナとタイが、
『何回かに分けてやればいいんじゃないの?/か?』
見事にハモり、そう言った。
「それだ!」
魔梨は再度てを組んで、呪文を唱えようとするが。
「!?うっ・・・」
ふいに力をなくしたように、すわりこんでしまった。
「魔梨ちゃん!?」
「魔梨さん!」
サーヤと志穂が叫んだ。
魔梨は、
「あれ・・・?なんでだ・・・?」
力が抜けてしまった理由がわからないらしい。
すると雪乃が、
「そう1日に何回もできるものじゃないんじゃない?」
そう言った。
レイヤもその意見に乗って、
「ああ、僕もそう思う。だから今日はもうやめておけ、魔梨」
レイヤが言うとなぜか説得力があって、
「ああ・・・、わかったよ、黎夜・・・」
レイヤの言葉に、魔梨は渋々従って、立ち上がった。
「だ、大丈なの、魔梨ちゃん」
ルナが心配そうに声をかけくる。
「ああ。大丈夫だ・・・。また明日やるからさ」
そう言い、微笑むとひとりで階段を下りて帰ってしまった。
「・・・、アイツ、へこんでるな、絶対。・・・ゆのりを1発でこの
意封じの文様から救えなくて。あしたは意地張るな・・・」
レイヤがボソっとそう言った。
その瞬間、レイヤ以外一同、こう思った。
(あれっ?レイヤ/くんと魔梨/ちゃんって、以外に仲いい?)
***
まだまだ文様が消えるのには時間がかかりそう・・・な、
ゆのりちゃん。

そうなんですよ!レイヤと魔梨ちゃん、何気に仲いいんです。
キャラ設定のところ(アンケートのところ)にもそう書いてあるんです。
でわ〜、火曜日に!

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