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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*7*

「あのね・・・・。サーヤちゃんたちのことなんだけど・・」
ルナは話した。
「サーヤちゃんたちから、人とは違う、特別な力のようなもの
を感じたの。 レイヤくん、志穂ちゃん、徹平さんからも。
スネリたちは?感じた?」
そう聞かれた三人は、「そういえば・・・・」と言った。
「ぼくも、感じた。不思議な感じだった。
でも・・・・・。妖怪とは違った。」
タイも感じたらしく、ルナに同意を示した。
「・・・・確かに、感じた・・・のかもしれないわ。
あの場所にいた時、ずっと落ち着かなかったから。」
「オレもだよ。なんと言うか・・・・オレたちとちがうにおい
だったな。たいして危なくはないと思うが、一応用心しておけ。」
もっけもスネリも感じたようだった。
一体あの人たちは何者なのか。

そんな空気が流れる中で、ルナとタイは何かに気づいていた。
(・・・・。サーヤちゃんたちは、わたしたちと同じ。
絶対に・・・・。)
(間違いはない。あいつらは何か特別な力を持っている。
中でも、あの二人・・・サーヤとレイヤは、・・・・・・
きっと、)
二人の考えは一致していた。
((きっと、人間と何かの、間に生まれた子・・・・))
と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「伊吹さん、何かお手伝い、ありますか?」
サーヤは、伊吹を手伝いに、店に下りてきた。
「珍しいな、わざわざ降りてくるなんて・・・・。」
「そ、そうですか?」
サーヤはぎこちなくそう答える。
本当は、ルナたちのことが気になってしょうがないのだ。
(何かしてないと、落ち着かない・・・)
だから、サーヤは店の手伝いをすることにしたのだ。
ちなみにレイヤは、休憩室で本を読んでいる。
そのうち降りて来るはずだが。
「・・・じゃあ、そこのテーブルを片付けてくれ。」
伊吹は、不審に思いながらも、そう言った。

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