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フェアリーテイル ―雪国の氷―  完結
作者: ハヤチ  (総ページ数: 65ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL グレイ・フルバスター 二次創作 微グロ 
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三話「敵は」


最強チームは早速歩き出す。
ルーシィが欠伸をした。

刹那、いきなり男が数名現れる。

「!!?」
「あ?誰だてめぇら。」

喧嘩しそうなナツを止めたエルザは、相手のギルドマークを見る。

「……『自由の骸』、闇ギルドだな。」

男たちは下衆な笑みを浮かべる。
一人の男が呟いた。

「女二人は中々の上玉だな…。
 あの桜頭は奴隷か?
 あの猫は見せ物にするか。
 そしてあの黒髪…。アイツの力が手に入れば俺達は無敵だ!!」

エルザは冷静で、状況を把握し終えると叫んだ。

「戦え!」

男達が一瞬驚く。
その隙に、男の鳩尾にナツの蹴りが入った。

「がぁぁ!!!!」

冷たい魔力が溢れだす。
振り向けば、グレイが造型の体勢に入っていた。


「氷造型……、氷雪砲!!!」
「ぐあああああああああああああ!!!」

玉を大きめに造ったため、相手は大量に吹き飛ばされた。
ルーシィががっつポーズを組み、「ナイスグレイ!」と叫ぶ。
それと同時に、ルーシィの服がびりっといった。

ルーシィの服が破れ、胸が思い切り見える。

「うぉおおおおおおお…!!」
「嫌ああああああああああああああああああ!!!!」

ルーシィの絶叫が響き渡る。
その声を聞き、エルザが鬼の形相で向かった。

「貴様ら…覚悟は出来ているなあああああああああああ!!!」
「ひいいいいいいいいいいいい!!」

こうして運の悪い闇ギルドは、崩れ果てた。


「…残念。敵は一人じゃねえーよ。」

上から声が聞こえ、グレイは上を向く。
何も無い事に違和感を感じ、少しだが震えた。



何も全てが味方で一つが敵というわけではない。


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