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*45*
「…レイガ、なんだよ。うで、いたい…。」
「………。」
「どうしたんだよ?なぁ。」
「お前で、この世界が幸せになるんだ…、お前で…。」
レイガがグレイを見据えた。
凍える様な視線が、グレイの体を凍てつかせる。
瞬間、レイガはグレイの首をしめた。
「!!?…あ”っいっ!!」
「お前で…救われる…。」
「レ、イガ、ァ……!」
ギリギリと締められる苦しさに、グレイは涙をにじませた。
「いや、だ…!!」
「俺は、楽園の塔を各地に展開させる。協力者もいるしな。」
レイガは不気味な笑みを見せた。
「これで、幸せになる。お前はいつか俺達とあう。」
「……っ!!」
「そのときまで、待ってろよ?」
そのとき、意識が途切れた。
二話・終
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