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*44*
「あ、俺もう行かなきゃ。」
「?なんでだよ。」
「だってこの計画俺が進めるんだって、金髪のお兄さんが。」
「こどもにけいかくすすめさせるのかよ…。」
表ではぶっきらぼうな態度をとっていたが、実は寂しかった。
グレイは友達が少ない。
まず原因は態度だ。
グレイは子どもの癖に冷たい性格で、人を突き放す。
そのため、グレイを良く思わない子どもが多いのだ。
唯一の友達、レイガはいつも優しかった。
「良いんだよ、大丈夫。また明日なーっ!」
「…おう。」
グレイは寂しげに手を振った。
次の日で全てが狂う事を、しらなかったのだ。
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