完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*59*
「な、なんで!?彼は一緒に助けてっ…。」
「駄目です。それでも、有罪です。」
「いいよ、俺はいく。」
レイガは腕を差し出す。
ガシャン、と手錠がされた。
評議員はレイガを引きつれ、連行用の車に乗せようとする。
グレイは、震えていた。
―駄目だ。
―助けてくれたんだ。
―いかせたら、もう会えない。
―捕まったら、何時会えるかさえ。
―駄目だ!!!
「行かせるカヨオオ!!」
「!な、ナツ…。」
ナツが評議員を殴り倒す。
そして、思い切りレイガに叫んだ。
「こい、レイガ!フェアリーテイルの仲間だろ!?」
「………っ!」
「…。」
グレイとレイガは俯いている。
「そうよ!私達を助けてくれたもの!」
「ああ、許せないな。連れて行くなど。」
ギルドメンバーも騒ぎ出す。
「そうだぞ!」
「許すもんか!!」
「助けてやるからな!!」
ギルドと、評議員の乱闘が始まる。
「来い!!こいよ!レイガアアアアア!!」
瞬間。
「やめろ!!」
グレイが叫んだ。
全員がとまる。
PR