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*19*
「あっ、違うの!ミヨシさんは、ホントはこうゆう人じゃないの!
すごくやさしいんだよ!」
メリーは一味の誤解を解こうと、必死で訴える。だが、一味の表情は曇っていくばかり。
「いくらメリーでも・・・なぁ。」
フランキーが言うと、他のクルーたちもそうだそうだといわんばかりに
反対する。
「み、みんなっ・・・。」
メリーが泣きそうになる。そこに、ルフィがぽん、とメリーの頭に手を乗せ、
「メリーが言ってんだから、いいじゃねぇか。こいつ、絶対わりぃヤツじゃねぇから!」
ルフィの説得が聞いたのか、一味は嫌な顔をするのをやめた。こういう時のルフィの説得力はすごい。一味が静まったのを確かめたロビンが質問を続けた。
「ミヨシさん?メリーが言っていたのだけれど、16年前、というのはどういうこと?ここの島だけ時間が早まっているとでも?」
ミヨシはロビンを見向きもせずに、武器を選びながら答えた。
「そこの黒い髪の女、正解。ここ、グリヴィ島だけ時間が早くなってる。なぜだかは知らねぇが。」
続く
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