完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

originalワンピース~メリーとの再会~
作者: 蓬生  (総ページ数: 72ページ)
関連タグ: 蓬生 ワンピース 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~

*30*

「ん〜っ!今日もいい天気!」

カーテンを開ける音とともに、日の光がメリーを照らす。
少し伸びをした。くるっと、一味が寝ているほうへ向き直る。

こうして、ルフィたちとまた会えた。それだけで幸せ__。

「お早う。メリー。」

ガチャっと、ドアのあく音がした。そこにいたのはロビン。

「ロビン!起きてたの?」

「えぇ。・・・・よく寝れた?」

ロビンが尋ねると、メリーはいつもの笑顔で「もちろん」と答えた。
ロビンがベットにこしかける。並んで、メリーもこしかけた。

「ねぇ。メリー。あなたは本当に、しっぽや、グリヴィ島のことを知らなかったの?」

メリーは考えこむと、いつも通りの口調でしゃべりだした。

「んー・・・。知らないというか、記憶にないって感じなの。記憶があるのは、この姿になってからな―――」

その時、メリーの体に異変が起きた。
体中がしびれる。眼球が震える。毒におかされたように、体の自由が利かなくなっていく。

「メリー・・・・?」

ロビンが話しかけるが、メリーには届かない。

メリーの意識に、メリーが知らない映像が流れ込む。

――誰・・・?
――誰なの?

二人の男がメリーに向かって迫ってくる。顔は・・・陰で見えない。

――っ!ミヨシ・・さん・・?

このとき、メリーの意識が途切れた。



            
                続く





29 < 30 > 31