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*29*
ルフィは謝罪を済ませると、にかっと笑い、ミヨシに手をさしのべた。
「じゃ、改めて、よろしくな!ミヨシ!!」
ミヨシは心の中でこう思った。
―この海賊は、悪い奴ではない―
「あぁ。」
ミヨシはそう言うと、ルフィの手を掴み___。
笑った。
ミヨシは、ルフィを受け入れたのだ。
それを見ていたメリーや他のクルーたちも笑っていた。
「よぉ〜し!!!宿に戻ってメシだぁ〜!!」
「やったぁ〜!!ご飯ご飯〜!」
「待てよルフィ〜!メリー!!」「ルッッフィーー!!」
ダッシュで宿に向かうルフィとメリーを、ウソップとチョッパーが追いかける。
「まったく。ああいうところもルフィに似てるわ。メリーは。」
「いいじゃない。にぎやかで。ウフフッ。」
「あれじゃあ麦わらが2人いるみてぇだな。」
他のクルーとミヨシが見守りながらついていく。
とても幸せな時間だった。
―この時までは。
「見つけた・・・!ゴーイング・メリー号!」
「本当にあの化身なんだろ?」
「間違いねェ。あのメリー号だ。」
「早速捕らえるか?」「いや、待て。」
「麦わらの一味がいる。あいつらが厄介だな・・・。」
「あいつら先消そうぜ。」
「だな。メリーと10億越えの首か・・・。最高だな。」
その不気味な影たちは、建物の奥へと姿を消した。
続く
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