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*28*
「エースの・・・・友達・・・・?」
「エースの・・・・弟・・・?」
二人は互いに睨みあう。先に口を開いたのはルフィだ。
「お前、本当にエースの友達なんだな?」
「それがどうした。」
ルフィは自分の頭にある麦わら帽子を手に取り、胸に当て、ぺこりと、ミヨシに頭を下げた。
「ごめん。」
「!?」
予想外のルフィの言葉に、ミヨシはただ呆然とするばかり。ルフィは頭を下げたまましゃべりだす。
「オレ、お前の友達死なせちまったな。ホントにごめん。謝るよ。あのとき、オレ目の前でエースを殺されてさ・・・・。悔しくて、悔しくてたまんなかった。」
ルフィは起き上がり、麦わら帽子を被り直す。そして、もう一度謝った。
このとき、ミヨシの心にある変化があった。
海賊は・・・・悪い奴ばかりではない・・・・?
いい海賊は・・エースだけではないのか?
麦わらという男・・・・自分も辛いというのに。人の心配が出来る余裕があるというのか・・・?
海賊というものは___分からない____。
続く
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