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*26*
「メリー!大丈夫か?オレ、しっぽ触らなかったよな?」
「うん・・・。だいじょ・・ぶ。」
「めぇ〜りぃ〜!!!」
チョッパーがメリー以上に泣きじゃくりながら近寄る。
「でも、なんであいつはメリーをさらおうとしたんだろう?」
ウソップが言った。
「高く売れんだよ。」
バン、バンと音がする。音がするほうを向くと、岩に銃の試し打ちをするミヨシの姿があった。ミヨシは続けていった。
「化身はヒューマンオークションに出すと高く売れる。特に、メリーみたいな若い女の姿をした奴は。」
「人魚の次に高く売れるそうよ。」
ロビンが付け足す。そして、しばらく黙っていたメリーが口を開いた。
「ここ、グリヴィ島はね、頂上戦争後、出入りがしやすくなったんだ。」
次のメリーの言葉に、一味は騒然とした。
「ここが、白ひげのなわばりだったから。」
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