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*32*
起き上がろうとするが、チョッパーにダメダメとうるさく言われ、諦めた。
メリーは頭の中に流れ込んできた映像を振り返る。
あれは・・・誰だったの・・?
ミヨシさんが私を守ろうとしてる。
いったい・・・あの二人は誰なの・・・?
メリーは思い出そうとするが、考えれば考えるほど頭が痛くなるばかり。メリーは首をフルフルと振ると、頬を叩き、今は考えないようにして、話を変えた。
「ねえ!ルフィたちが今乗っている船って、『サウザンド・サニー号』っていうんだよね!私、見てみたい!」
明るくふるまうメリーを見て、一味はほっとしたのか、表情をゆるませ、ルフィの号令とともに宿を出た。
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