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originalワンピース~メリーとの再会~
作者: 蓬生  (総ページ数: 72ページ)
関連タグ: 蓬生 ワンピース 
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*33*

「わぁ〜!」

メリーが目をキラキラさせてサニー号を見つめる。

「これ、フランキーが作ったのぉ!?すごーい!!かわいぃ〜!」

「まぁな!スーパーだろ!!ま、中も見てみろ。」

メリーが軽々と船に乗り込む。続いて一味が乗る。

「おぉ!キッチンだ!・・・・あ。鍵付き冷蔵庫!サンジ良かったねー!!」

「キャー!!!何ココ!水族館!?」

「アクアリウムバーだ!いつでも新鮮な魚が食えるんだぜ!」

フランキーが説明すると、メリーはますます関心した。甲板を走り回ったり、いろんなドアを次々と開けたり、とても落ち着きがない。一味はもう呆れきっている。メリーは船の操縦席まで来ると、不思議な行動をとり始めた。

「あなたは麦わらの一味といられて幸せだね。・・・え?ゾロには困ってるの?フフッ。私もっ!あのダンベル重たかったなぁー!」

メリーは誰かと楽しそうにしゃべっているが、ほかのクルーはぽかん、と口を開けている。

「メリー・・・、誰としゃべってんだ?しかも俺の悪口・・・・。」

「サニーとだよ!化身は船の声が聞こえるの。サニーって面白いね!みんなのこと信頼してるし。ねっ!サニー!」

サニーはただ、つぶらな瞳で海の向こうをまっすぐ見つめている。メリーがサニーに問うが、返事が返ってこないようだ。きょとんとした顔をしている。
そこにルフィが、自分の特等席に飛び乗り、サニーに話しかけた。

「なぁ、サニー。お前、俺達と冒険してて楽しいか?」

「・・・・すっごく楽しいって!」

メリーが通訳する。

「ハハッ!そっか!!・・・お前は、楽しかったか?メリー!」

メリーは自分に聞かれるとは思っていなかったらしく、びっくりしている様子だ。しばらく考え込むと、微妙な表情で言った。





                 続く


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