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*36*
「何故・・?ノアは海王類たちによって海の森へ運ばれたはず・・・!」
「また誰か動かしたってぇのか!?」
一味は驚きを隠せない。メリーは海に突如現れた巨大船に絶句するしかない。
「とにかく!まず宿に戻った方がいいな。メリーちゃんが又狙われたらまずい!」
「うっし!宿に戻るぞ!」
一味は大急ぎで宿に戻る。
そんな中、メリーは信じられないことを耳にした。
「ねぇ、あの巨大船・・・。何も感じ取れないよね?」
「うん!!感じ取ろうとしてもさ・・・。っ!ほらっ!頭痛くなる!!なんか、拒否してるみたいじゃない?」
街の女性の姿の化身が話しているのが聞こえた。・・・・あの巨大船・・・ノアの声が聞こえない?拒否している?
他の人たちを見ると、やはり、頭をかかえ、うずくまっている人もいる。
「メリー!何やってんだ!また捕まるぞー!!」
メリーは我に返り、今は自分の身が危ないということを思い出した。ルフィに返事をすると、クルーの後を追いかけた。
*+*+*+*+*+*+*+*+
その様子を、怪しい影が見ていた。メリーたちを、双眼鏡で見張っているらしい。
「チッ。ノアを地上に持って来れば食いついてくると思ったのによ。」
「あぁ。計算違いだ。しかも、お前の縄、まるで聞かなかったぞ。ロロノア・ゾロに切られた。」
「・・・・・オレの縄を切った?」
「あぁ。間違いねぇ。」
影は持っていたであろう麦わらの一味の手配書を床に投げつけ、踏み、こう言い放った。
「メリーは後回しだ。こうしたほうがメリーにもダメージが与えられるだろう。・・・最初に、麦わらの一味をツブス!!!」
そして、最初のターゲットを双眼鏡で確認する。
ターゲットは____。
「ロロノア・ゾロ。お前が最初だ___。」
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