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*37*
所変わって宿前。麦わら三強がメリーを守りながら、やっとのことで宿に着いた。
「ハァ―、ハァ―…。」
「メリー、大丈夫?」
「うん!大丈夫っ!!」
ナミがメリーを気に掛ける。メリーは額の汗をぬぐいながら、笑顔で答えた。
「ねえ、あの巨大船…。声が聞こえないの。拒否してるみたいで…。」
「声が・・・・。」「聞こえない…?」
サンジとロビンがおうむ返しをすると、メリーはこくん、とうなずいた。
「普通は聞こえるの。耳を澄ませれば。でも・・・あの船だけは違う。聞こうとすると、頭が痛くなって…。」
そういうと、メリーは頭をおさえ、うずくまってしまった。チョッパーが近寄る。メリーはチョッパーに大丈夫と合図すると、立ち上がった。
そうすると、何かに気が付いたかのように辺りを見回すと、こう言った。
「ゾロが…いない・・・・・」
「あぁ!?あのマリモが!!またどこか行きやがって!!」
「もぉー…世話が焼けるわね!!アイツが居なくなったら見つけないと帰ってこないわよ!私探してくる!!」
「ナミさんが行くのでしたら僕もぉ〜!!!」
そう言うと、ナミとサンジは行ってしまった。
続く
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