完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*45*
壁を触る。特に変わったところは無さそうだが、メリーは、どこか危険を察していた。一歩前へ出ようとすると、足元でガサッっと音がした。
…そこにあったのは、麦わらの一味なら見慣れている、船長の___麦わら帽子。
(―ルフィ…!?)
(ルフィ…!!)
呆然とするメリー。よく見れば、壁に縄が張り付いていない部分は、ロボットの形をしていたり、どことなく普通の人間より細長いものもあったりしている。もしかすると、いや、もしかしなくても、フランキーとブルックの形だ。
足元の麦わら帽子を拾い上げる。ふちのところを強く握りしめると、メリーは宿を後にした。
(待ってて…ルフィ!皆!!私が…助けに行く…!)
PR