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*44*
「…この縄さえ切れれば…。」
ゾロとサンジは、ゾロは特に、不自由な体を試行錯誤してなんとか縄を解こうとしている。
「ルフィたちは…、捕まってないかな?メリーは特に…。」
「心配だな。」
「…。」
___
「何…これ…!一体、何が…あったの…!?」
宿に戻ったメリーは、口に両手を当て、信じられないといった表情で部屋を見ていた。
そこにあった光景は、壁、床、ありとあらゆるところに縄が張り付き、ジャングル状態だったのだ。
「…!海楼石!!」
メリーは、そばに延びていた縄に目を凝らすと、小さな海楼石が入っているのが見えた。ふと顔を上げると、壁が目に入った。そこの壁だけ、少しだけしか縄が張り付いていない。そして、張り付いていない部分が、人型なのだ。
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