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作者: にゃは (総ページ数: 69ページ)
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オレンジさん、また来てくれて嬉しすぎて涙が…
そうなんです!!今回は共闘で行こうかと〜勿論、天との一対一も考えてますよ!!
新技ですか!?ありがとうございます!!
まだ機会がなく「月落とし」しか使ってませんけど、どんどん使っていきます!!
まだ颯磨くんは本気じゃないですしね♪
こちらからもまた見に行きます!!(* ̄∇ ̄*)
では続きです♪
第十一神話「光と月と鎗」
光輝く1本の鎗グングニル…その輝きは…闇を絶ち、光を喰らう。正に神武(しんぶ)我を守る武呻(ぶしん)の如く。
「物騒なもん持ってんな…こりゃ」
天のあきれ顔にひやりとした太刀筋が襲う。
(手加減なしか…)
真横に添って回避し、一瞬で賢斗の間合いに入るがグングニルを振り回されて腕にかする。少しの血が吹き出て少しよろめく。
(あぶねぇ…下手したら切られるな腕)
「おらぁ!さっきの異性はどうした?こいよ!」
まるで別人だ。おどおどした賢斗とは全然違う。パワーにスピード全てがアップし、なによりあの鎗がうっとつしい。
タンシーと颯磨は少しの間合いを取っていた。お互い見合いあって隙を除いている。
「月落としを壊すなんてすごいですね」
少しの脱力をし言葉と共にタンシーに突っ込む。
「おー早いね〜でも…………」
颯磨の一撃は完璧に防がれていた。動揺すらしないこの風格はまるで1つの山だ。
「降参かい?」
右膝蹴りがの腹部に直撃する。
(っち…なんてパワーですか)
颯磨は転げ落ち大きな石に直撃する。
「禰竅!こい!」
ディアナを輾濕(ねんしつ)し具現化する。
「師、かなりのピンチですか?」
「そうだね、時間を稼げるかい?」
なにも答えず禰竅はタンシーに突っ込む。恐らく「わからない」が正解であろう。
(ふー…いつ以来だろう…こんなに痛め付けられるのは…ローズっていったかな?あれよりましだけど…だけど戦うだけに僕は人を殺したりはしないよ)
3分が経過する。禰竅はすでに限界に来ていた。
「師、まだですか?そろそろ」
「あぁ、いいよ、お疲れさま」
「後不運を…」
そういってディアナの輾濕はとけた。
「タンシー、あんたはすごいよ」
「おーそうか?」
「だがな…天のやろうにバカにされるのは嫌なんでね」颯磨の目が赤き、紅の色に変わる。迸る闘志に熱気が重なり、赤き稲妻がはっせいする。
「おいおい、マジかよ」
1本の線を引く余地さえ与えない早さでタンシーに迫る。
タンシーが驚き後方へいち早く下がる。
そこへ先程の天の「輝天撃」が襲う。
「なに?!ぐはっ!」
颯磨はニヤリと笑った。
(あのやろう…………)
飛び上がったタンシーに重ねるように颯磨が飛び上がった。
「死ぬなよ…月落とし!」
巨大な隕石がタンシーを襲う。タンシーは空中でもギリギリかわすことが出来ていた。
「ぐっ!体が…動かねぇ…」
タンシーの動きが止まる。タンシーの影には3本の小柄の剣が刺さっていた。
「月の霞」
「いつの間に…」
タンシーの驚きの声が耳にはいる。
月落としはプラグだった。目的は目をそらすこと。一撃は大いに寛大なダメージとかす。
「終わりです…………【黒夜撃】(こくやげき)…無を造る黒星」
刹那…一瞬であろう。神力が逆流し相手の視覚をくるめた。気付かずに6発の打撃が当たるとも知らずに。
颯磨の勝利である。
「終わったか?…………はぁはぁ」
「っち!タンシーのやつ負けやがったのかよ」
(んじゃこちらも)
「あぁ?」
「天を巡り合わせ…来るべき時に闇を施す。…………
天之御中主神の柱により一角を目覚めん…
天地開闢!【撞讀】(ツクヨミ)」
光の金色に輝くオーラは闇の紫のオーラへと変わっていった。
「反撃だ」