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作者: にゃは (総ページ数: 69ページ)
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・テイル様
コメントありがとうございます(* ̄∇ ̄*)
再会しますかね〜?(作者がなにいってんだ!!
まぁ楽しみにしててください♪
では続きです♪(* ̄∇ ̄*)
第十九神話「二人の命」
三咲の手柄もありとうとうクレパスについた。
「こっからが本番だ行くぞ」
断崖絶壁。この言葉が当てはまるあり得ないほどの深さだった。ところどころ着地の場所はあるがふかすぎてそこが見えない。恐らく光り入らないだろう。そこで天は【天照】を発揮して灯り代わりになる。
「天…神力は持つの?」
「心配するな…持たせるさ」
そういって三咲をおぶって下に降りていった。続いてロムもしっかり後について行く。
(深いな…暗すぎて天照の光でさえ奥まで届かねぇ)
そう思ってしっかり氷の上に着地した。滑らないために力強く着地することでめり込みきっちり着地した。
「わ、わ、〜天兄!助けて〜」
上から悲鳴が聞こえる。上を向くとロムが降りてくるではなく落下してくる。
「三咲、降りてくれ」
そういって三咲に降りてもらいロムをお姫さまだっこで受け止めた。
「大丈夫か?」
「う、うん、ありがと」
ロムをおろしクレパスの深い奥を見る。まだまだ先は長いようだ。
「三咲、寒さは大丈夫か?」
「それはいいんだけどさー下からなにか来るよ」
三咲の警告とともに天が気付く。瞬時にロムと三咲を一点に集めて天が羽深る。下から襲ってきたのは甲冑のような鎧を纏った虫みたいな生き物だった。
「なんだこいつは…」
とにかくこの極寒の地形では部が悪い。とにかくロムの結界で三咲を纏った。
「よし!」
結界を確認してから天が氷の大地を蹴りあげる。前進し虫の目の前に出る。一気に力を解放させた。
「輝天撃【修羅】」
光の閃光が虫を葬る。が…………
「効いてないのか…?」
無傷だった。神力を抑えたがまさか無傷なんてあり得ない。
行き着く間もなく虫は口から液を吐き出した。みどりの液体は勢いよく天に襲い掛かる。辛うじて後ろにバックステップで回避する。液体は氷の大地にへばりつき溶かしてしまった。
「溶解液…ややこしいな」
これではシヴァが使えない。接近が出来なければ無意味だ。しかし天照ではこの虫は砕けない。
(どうする…)
「天くーん1つじゃ駄目なら2つだよ〜」
三咲の言葉が天の思考を探る。その手があったと思って力を混ぜ合わせる。
「【天照】or【シヴァ】…はぁぁぁあ!!」
赤き灯火と金色のオーラが混ざりあい、天の周りに2色のオーラがまとわりつく。
「喰らいな!!輝きの破壊【シャインブレイク】」
赤き光が虫どもを多い尽くした。