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FAIRY TAIL ―誤りの戦争― 完結
作者: ハヤチ  (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL ナツ・ドラグニル 二次創作 微々グロ 闇落ち 
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*56*



「さあ、ナツ!いこう!」
「ああ、行く!」

ナツはキブシの『時』を、抱えて。









ルーシィの手を、握った。











「ルーシィさん、大丈夫でしょうか」
「さあな」

いつのまにかあの少女も消え、二人(+ハッピーとシャルル)は待っていた。
グレイもあれから戻ってこない。
すると、後ろから声がした。

「グレイ!何処にいた!」
「ドロップに、会いに」

ドロップが?とエルザが首を傾げる。

「もうすぐ、出てくるかな」
「え?」

箱が、開かれる。
すると同時に、キブシの町が黄金に輝いた。
壊れていた町が戻り、町民も戻っていく。
そうか、これは―。

「時が、戻ったんですね!!」
「ああ…、そして―」

箱から出てきたのは、疲れたルーシィを抱えたナツだった。

「ナツさん!!」
「ナツ!」
「やっと帰ってきやがったか、くそ炎」

ナツは、辺りを見わたして笑った。

「キブシが、戻ったんだな」
「…うん」

ルーシィも、小さく頷く。
そしてナツは、ルーシィを立たせた。

「皆、ただいまな!!」

ナツの笑顔に、みんなも笑う。




「お帰り、ナツ」









「…ああ、消えるんだ」

そうだ、自分は独りじゃない。
ドロップは涙ながらに、消えていった。

















あのあと、レベリカ達は魔女の罪に入ったんだって。
ミラーリはなんと!もう一回王国の軍に入ることができたの!
みんなよかったね、私感動しちゃった。
でも、あの少女は誰だったんだろうな?
きっと、まだこの謎は続く。
でも大丈夫、だって仲間が、いるから。
ナツ、この手紙はママ宛だから見ないだろうけど言うね。



おかえりなさい、ナツ!













END

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