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*64*
「……。」
どうしよう…!
今までは、ただ無条件に振ってた。
男子と付き合うことなんて考えられなくて。
今までは、男子にはもみじの面影を求めてしまっていた。
ん…?なんでそんなことしてたんだろう?まるで私がもみじのこと…
『なんで、香くんのこと、振ったの。』
突然、そう行ったさらの顔が浮かんできて…
そうだよ。何考えてたんだろう私。
私がOKしちゃたら、(多分)立花が好きなさらは告白することなく振られてしまう。
そんなのやだ…!
「秋?」
「…!ええっと、」
「返事は、今ほしいわけじゃないから。よく考えてほしいんだ。」
「あ、ちょっと待って!」
「もみじのこととか全部忘れて。これからのことを考えてほしい。」
なんで立花がもみじのことを…とは一瞬疑問に思ったけど、
そういえば表彰式のこと教えてきたの立花だったよな…
しかし、そんなことはすぐに頭の中からは消えた。
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