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*65*
「そういえば秋ちゃん、最近立花から逃げなくなったよね。」
「う…うん、そうだね。」
「…なんでそんなに焦った顔してるの?」
「え、なにが?」
ごまかそうにも、疑いの目線には負けてしまった。
多分相手は間違っている、でも、さらに話そう。
「あの…。さらって好きな人いる?」
「えっ!えっと、い、いるよ?!」
「そう…。」
その好きな人が誰であるのか…。
それが1番問題だ。
「それって、立花なの?」
「……根拠は?」
「見てたら、わかる。」
「…はあ…。うん、分かった…そうだよ。」
「……。」
「でも、もう振られてるの。」
「…え?」
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