完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*102*

「あら? 輪廻が倒れているわ」
「ホントだー馬鹿みたーい」
「本当ですね……」
「何だお前等? 周理輪廻殺害計画について邪魔をする気か?」
「『周理輪廻殺害計画』? 何それ? 面白そうだから参加させてもらうわ」
「…………」
 何つー会話してんだよ、コイツ等……そう思っていると、プランドールが滓歓喜の顔面を思いっきり殴る。思いっきり殴ったお陰で、自分の遅くなった感覚が元に戻る。
「はっ!? た、助かった……『スタンド』は!?」
 自分はそう叫んで、自分の『スタンド』を動かす。よかった、コイツも元に戻っている……後は滓歓喜を倒すだけ。自分はそう思いながら寝転がっている折歓喜の前で深呼吸をする。
「……さぁ、俺は元に戻ったぜ? さぁ、どうする? 後ろの三人は俺を殺害する為にお前を倒す、だから俺を倒す前にお前が倒されるぞ?」
「…………」
「ん? 返事が無いなぁ……仕方無い、縛って黙らせるか」
 自分はそう言って、縄を探そうとする。するとプランドールが言う。
「何をしているの?」
「コイツを縛る為に縄を探しているんだよ」
「ふぅん……じゃあ服を脱がして、服で縛れば?」
「あぁ! その手があったか! いいな!」
 自分はプランドールの助言を受け、滓歓喜の服を脱がし、手足を拘束する。
「馬鹿なのかな、輪廻って……?」
 プランドールはそう呟いて、頬を掻く──

101 < 102 > 103